主人公の名前は金木小太郎(かなぎこたろう)。金木はただの中学1年生。今は学校に行き途中。すると遠くから、「おっはよー!」と幼馴染の岡名花見(おかなはなみ)が走ってきた。「ハイタッチー」しかし、ザー。僕はただよけました。「いたー、何するんだよー!」と手をぶんぶんふってきたが、僕は無口でいた。「なんか言ってよー!」しかし僕は何もしゃべらなかった。「はー、君は本当に無口だね。」と、岡名はため息をついた。すると急に彼女は金木に飛び込んできた。ドサッ「いたたた、なんでよけるんだよう。」金木は色々な教育を受けているため、ひらりとよけることができた。するととうとう「べつにいいじゃないか…」と、とても小さかったがボソリとつぶやいた。「んー?聞こえなかったよー。なにーーーー?」すると金木はすたこらと走っていった。「ちょっと待ってー!」と、慌てて岡名がついてきた。1時間目は音楽。「それじゃあ1時間目だ。音楽室に行って来い。」しかし、そこら辺から「嫌だなー」とか、「音楽では何をするのでしょうか?」とザワザワ声が聞こえてきた。「ねえ金木さん!一緒に行きましょうよ!」と平木奏(ひらぎかなで)に呼ばれた。金木は嫌そうな顔でコクリと一振りした。「それじゃあレッツゴー!」と彼女が言うと、ダダダー!っと金木は走っていった。「あ、ちっと待ってー!一緒に行くんじゃないのー!」金木は見た目とはけた違いの人間だった。まるで異世界人間だ。なぜかというと、テストの成績はいつも1位だったし、体育などもいつも何でもできる。もう完璧人間だ。しかし、彼はすごいね。とか、何でもできるんだね。とい言われるといつもぼそりとこういう。「それは全く違うよ。僕にはできない事がある。」みんなそれが何かを聞くが、彼は一切答えない。一人意外。その人物は保健室にいる咲先生(さきせんせい)だ。みんな知っていることだが、彼はいつも昼休みに保健室に行っている。その中のことは誰も知らない。時々話し声が聞こえるが、それはいつも咲先生だけだ。彼の声は小さすぎて外からは一切聞こえない。誰も知らないのはそれだけじゃない。先生がそのことをいくら聞かれても、いつもこういう。「それは秘密」それに、誰かがのぞこうとすると、金木が気配を察知して、追い出している。彼の察知能力は神並みだ。多分忍者がののぞいて、彼がヘッドホンなどで音楽を聴いていても気づくだろう。それにもしも彼が気づかなくれも、咲先生も結構察知能力がいい。例えば、昼休みに、ドアが少し開いていた事に一人の女子が気づいた。その中から、咲先生の声が聞こえてきた。その中をそっと覗くと、金木と咲先生が話していた。「それと...」と咲先生が言いかけると、咲先生は金木に耳を貸してとささやいていることをかすかに聞こえた。そして、何かを言っていた。すると、金木が返事をしていた。口の動きで考えてみると...「し・っ・て・る」と、そっと覗いている女子の方を見てきた。女子は焦ってササッと猫のように4本歩きで逃げていった。こんなに察知力がいいので、殴られたりハグをされたりする事が一切ない。それに、10人ほどに告白されたこともあるが、彼はすべてを拒否している。そういう感じの少年の話が今から始まり。
2023年2月26日
「おっはよー!」と岡名がいつものように金木に駆け寄ってきた。「今日はどんな授業があるかわかる? あ...」急に岡名がしょぼんと顔色を青くした。「今日は5時間目に英語のテストがあるんだった.. ねえ金木ー、どうにかてー。」と彼女はねだってきた。岡名はとても色々な人と友達になっていて人気者だが、勉強のことになるともういつもクラスの平均点よりも下だ。なので、彼女はいつもテストになると、金木に助けをねだっている。「分かったよ...」と金木がぼそりというと、喜んで彼女は彼に飛びつこうとした。しかしもちろんいつものようによけられて、地面に顔をぶつけている。宿題の手伝い
2023年2月27日
「おっはよー!」と岡名がいつものように金木に駆け寄ってきた。「今日はどんな授業があるかわかる? あ...」急に岡名がしょぼんと顔色を青くした。「今日は5時間目に英語のテストがあるんだった.. ねえ金木ー、どうにかてー。」と彼女はねだってきた。岡名はとても色々な人と友達になっていて人気者だが、勉強のことになるともういつもクラスの平均点よりも下だ。なので、彼女はいつもテストになると、金木に助けをねだっている。「分かったよ...」と金木がぼそりというと、喜んで彼女は彼に飛びつこうとした。しかしもちろんいつものようによけられて、地面に顔をぶつけている。宿題の手伝い(続き)
2023年2月28日
スウッ2人が改造人間の前から消えた。「な!?後ろか!」後ろを向くと、金木がいた。殴ってこようとする金木の手を受け止めた。「フンお前の動きなどすべて読み通しだ! ん?」改造人間(サイボーク)はあることに気づいた。もう一人の女子(忍差)がいないことだ。「後ろか!?」後ろを見ると、ドカッ!と忍差から、強力なキックがサイボークに届いた。サイボークはグハッと声が漏れ、地面に倒れた。金木はなぜかイラついていた。それにこたえるように、忍差が金木をにらんでいた。そこに、岡名と博がかけつけてきた。「いったいどうした?」岡名が頭をかしげるが、無口な2人はされも周りにいないように何も話さなかった。2人は少し顔を変えたり、手や詩を動かしたりしていた。「いったい金木と忍差は何をしている?」となぜか岡名が博に聞くと、「彼らは話していますね。」「へ?何も口から出ていないけど…」「無口な2人のことです。顔や体なので話しているのでしょう。」「へー。そんなことを2人はできるんだ。」彼女は感心していた。一応読者がわけわからなくならないように2人が話していたことを言葉として表そう。
2023年3月1日
はい、争いは終わりにしてください。そこには茶色い長ズボンに「あ、忍座先生、割り込まない方がいいですよ。」と、博。「そういうわけにはいきませんよ。止めないとこの裏倉庫が壊れますよ。」彼は顔色一つ変えずに2人の争いのど真ん中に歩いて行った。「あ、ちっと…忍座先生!」と、博が叫んだが、一人の先生が止めた。「彼は普通に負けるバカではありませんから何か考えがあるのでしょう。」と一人の先生。「そうですね。彼は…いつもおかしなことをするのでね。」と、もう1人の先生が少し低めな声で言った。博が「え?」と、何かを言おうとしたが、先生たちに一言言われてから止められた。
2023年3月2日
あの日から数日後「どうしたー?」「おーい、おーい!」ぼーっとしている忍差と金木に声をかけている岡名に返事をしない二人、岡名にあきれている博が昼休み、教室に4人だけいた。そこへ忍座先生が通りかかった。すると、忍差と金木が見合い、席を立ちあがった。2人の顔は少し意地悪顔だった。しかしまだ無口だ。すると、2人は風のように入り口の戸を駆け抜けていき、忍座先生の両手をつかんだ。「へ?え?えー!?」引きずられていく忍座先生は簡単に抜け出せるはずが叫ぶだけでいた。「ちょっと待ってー!…」岡名が追いかけようとしたが博に止められた。「え?」信じられんという顔で岡名は首を回した。賢い博は「忍座先生は彼らよりもすっと上の位なはずだ。しかし逃げ出さないということは何か考えがあるはずだ。」彼が言うと彼女は嬉しそうにこういった。「それじゃあついていこうよ。」しかし、「それはダメだ!」ときっぱりと否定された。「どうしてさー」彼女はほっぺたをまんじゅうにして駄々をこねた。「彼らにそもそもついて行けると思う?それに彼らの居場所が分からないから後から行くということはとても大変だ。それでもどうにか行けたとしても金木に気づかれるしもしも気疲れなかってもほかの二人も彼のように察し力が強いと思うから。 彼らにつかまったら何をされるかもわからない。」何をされるかを考えたのか岡名は寒気を感じったようにぶるぶると震えた。「いったい何を考えたんだ」少し見ていてあきれたよう博は岡名に聞いた。「彼らにコチョコチョされていること。」すると、彼はもっとあきれた。「まあいかないことだね。」それを言うと、彼は自分の席に着き、本を読み始めた。
2023年3月5日
サッ金木は忍座先生の攻撃がぎりぎりで読めた。バシ!彼は腕で受け止めたが、力がすごすぎてふっ飛んだ。「っ」彼は壁にぶつかった。残るは忍差。シュ忍差はもっと早くに忍座先生の動きを読む事ができ、止めても無駄だということを自覚しているのか、飛びのいた。しかし、先生は倒れなかった。彼は足から落ちて、また消えた。そこで2人はあることに気づいた。先生が1人になっていた。おかしなことを気付いただろう。もちろんそこら中に飛んでいるときに分身することは無理だろう。それは先生でもそうだ。しかし、2人はできると信じていた。なので、1人になっていることを見ると、何かの和中と思い、警戒度を上げた。忍差は真ん中らへんで。金木は壁の近くで。しかし、焦げきしてくる様子はない。なので、2人は体育室の角に寄った。「そろそろ暇だし、本当の戦いを始め…」そこで急に声が途切れた。一人の生徒が通りかかったからだ。彼の名前は大翔(はると)。ファミリーネームはまだわかっていない(‟^∀^”)。大翔はどちらかというと、やんちゃなのか真面なのかは分からないが、とてもな本を読むのが好きで、1兆以上の本を読んでいる。しかも、それのほとんどは400ページ以上ある本だ。大翔とは金木と忍差が体育館にいることに気づき、近づいてきた。「ここは入っちゃいけないんじゃ…」すると、急に後ろに下がりだした。「や、やっぱりいい…や!」と、180度回り、突っ走っていった。向こうから、誰なの先生が「こら!廊下を走っるな!」と彼に怒っていて、彼が誤っている声が聞こえてきた。どうして彼が逃げたかって?それは、金木と忍差の目。彼らの目は光っているように見えるほど、不気味だった。ただそれだけだ。彼が出ていくと、忍座先生が出てきた。「それでは争いを始めるか?」金木はあきれていた。無理やり持ってこられて、入り切っている事に。すると、そこに1匹のスズメが入ってきた。チュン!
2023年3月21日
「はー」岡名は博と一緒に、忍差と金木と忍座先生を探して、歩き回っているときに、岡名が一つのため息をついた。「どうした」博は前を向いたまま岡名に声をかけた。「ただいったいどこに行ったんだって。」すると、岡名ははっとした顔になって、にやりとした。「どうした?」またもや聞いてきたが、今度は岡名から少し離れていた。「いや。ただ博ってさ。さっきっていうか数十分分前、探しに行くのはよしなって言ってたことない?」あ とした顔で、岡名の反対側を向いた。「ははーん。もしかして忘れてた?」岡名はもっとニヤニヤして博に顔を近づけた。すると、急に走り出した。「あ ちょ」しかし、博は岡名よりも運動だけはだめだった。なので、すぐに岡名は博に追いつくことができた。「おーい。疲れるよってかもう疲れてる。」この人(岡名(性別不明なので、彼女や彼が使えない))は苦笑いをした。博は岡名が早歩きをする速さで走っていたので、岡名は全く走らずについていった。「そろそろ体育か…」ドカーン!博が一言話そうとすると、体育館の中から大きな音が聞こえてきた。「いた。」とだけ言い、岡名は猛スピードで走っていった。といっても忍差たちからしては軽く走っているようなものだ。「わーい!」曲がろうとすると、あの人は顔を目を見開いた。ドカ忍差が岡名のおなかに吹っ飛んできた。「お、岡名ー」博は慌てて走ってきた。(まあずっと走ってたんだけどね…)「いたたた…いったい何が起きた???」岡名は突然起きたことで、頭が混乱しているらしい。「ウッ」忍差は起き上がり、片目を閉じて痛そうに体育館で苦笑いをしている忍座先生に対して顔を引き締めた。「接待これ、忍差は楽しんでるな。でもいつもおとなしい忍差が笑うなんて少し嫌なんだろうけど…」と、勝手に開設している博に向けて、忍差は足を振り上げた。シュ忍差は博の顔の真横で止めた。すると、そこへちょうど金木が走ってきた。すると、またもや前のように体の話し合いが始まった。「お前、今当たっていたら絶対首、吹っ飛んでたぞ。」と、めを細めた。しかし、彼女はそれに全く動揺せず、少し笑った。「別に当たってないし、死ななかったんだし、いいじゃないの。」「だからそういうのが問題じゃないの。」金木は一つ、小さなため息をついた。
2023年3月25日
ああ、そうだったね。ほこりの中で誰かが言った。「???」「な、ゴホッ」忍座先生が驚いていた。これを言ったのはいったい誰だろう。まずは大事なことが一つある。それは、声の主が男性か男子/男だということだ。これがどうして大事かって?これはあることのカギになる。(まあちょっとしたカギだけど)まずは彼、金木を疑うかもしれない。しかし、彼ではないことが僕(上鍵)は証明できる。まずは、ここらへんはほこりが結構落ちている。なので、彼が壁に激突したときに、たくさん舞い、なぜか周りが全く見えなくなった。普通なら、少し舞い上がり、誇りが飛び回るのが見えるほどだ。しかし、これは違うかった。まるで砂漠で砂嵐が起きているように(そのもう少し抑えた感じ)、周りが見えなくなり、目にほこりが入りそうなぐらいだ。そのほこりの中で、岡名たちはせき込んでいた。彼はどうやってこんなにすらすらという?彼はこのほこり嵐のど真ん中にいた。彼が話している問いに、せきを一度もしなかったのはおかしい。別にマスクを着けているわけでもない。口の前は完全におーおぷんだ。それじゃあ岡名?いや、岡名も違う。もちろん岡名は性別不明人間(男なのか女なのか、性別ができない人間)だ。しかし岡名は今聞こえた声よりは高い。これで岡名は無罪が確認された? 違う? 声を低くすればいいって? それも実はないんだよ。誰も知らないことだが、話を楽にするためにいう。岡名は…声を変えることがめちゃくちゃ下手だ。勝手に変わらないと、変えることができない。彼女がもしも自力で声を変えたとしてもほとんどの人は変わったところがぎりぎーり分かるほどだ。もちろんのことだが、これを聞いた人は、適当に聞くと、必ずこういう。「岡名、…声、なんか変わった?いつも通りに感じるんだけど。」という感じだ。だから、声を変えても、さっき聞いたみたいな声は出すこと99.9%不可能だ。それじゃあそれじゃあ忍差?まあそれは誰でもわからうだろう。彼女は無罪だ。彼女はまず、女子だ。しかも、いつも高い声を出している。マスクをしているが、腕で目を隠しているし、少しはせきをしていた。多分少しいだけどうにか入ったのだろう。彼女のマスクはもう彼女の顔にぺたりと張り付いていて、まるで忍者が耳から上を完全にちょん切ったみたいなものだ。外すとしても、給食の時だけだ。それじゃあ忍座先生?忍座先生は男性だ。それに、声を変えることなどめちゃくちゃ簡単だろう。しゃべり方を変えるのなど、その話し方さえ知っていたら、ありを追いかけるように、たやすい御用だ。それじゃあ彼に決まり…お前は馬鹿か!(そう思った人にだけのことー)どうして彼が自分で言ったことに、反論を犯す?そんなことをする人ではなさそうだ。それに、今日はエイプリルフールスデー(4月1日、4月馬鹿と呼ぶ人もいるが、僕はこう呼んでいる。)でもない。彼は先生だ。こんなみんながさわさわするジョークなどを出すだろうか。もしもそうならば、イメージ台無しーだ。もう一つ言わせてもらう。それは、彼もほこりをかぶっているということだ。いくら彼でも人間だ。せきぐらいはする。別になんかほこりをかぶってもせきをしないように作られた改造人間でも、宇宙人でもない。生身の人間だ。そう。その犯人はほこりから一番離れていた…博だ。どうして博がこんなことをするのかは分からない。しかし、犯人は彼しかいない。ほこりが舞い落ち、静まると、みんなが博を見た。彼は小型系のパソコンを持っていた。どこから取り出したかは別として、彼は「だからこの争いを終わらせるんだよ。」と言った。彼の顔はまるで誰かが苦しんでいるのを楽しんでみているかのような、不気味な顔だった。彼はパソコンを開き、猛スピードでキーボードからキーボードへ指を走らせた。「それじゃあショーの始まりだ」彼はエンタージーを押し、タッチパッドでどこかをクリックした。すると、そこら中からあるものが出てきた。
2023年3月31日
すると、そこら中からローラーセキュルティロボットが出てきた。説明しよう。この学校では監視をすべて人工的ロボット(AI)が行っている。なので、電気代だけで人は使わないでいいため、この学校にやとわれた警備員などが事故に巻き込まれることがない。しかし、いくらセキュリティが強いAIでもそのセキュリティを突破するハッカーは出てくる。その中にどうやら博も入っていたらしい。ローラーセキュリティロボットは、名前の通り4つのローラーを自由自在に動かして、どんなところでも森超えることができる。他には、目が前後、左右に取り付けてあり、ほとんどどこでも見え、何か事件があるとそこの場所と映像を学校の職員室に送られ、できるだけ早くに先生が駆けつけてくる。もしも誰もそこにいなかったら、学校が持っているほかのロボットを出動させる。その一つは4つの足があり、保健用のロボットだ。そのほかには一つの長いひもにつながれた2つのバイクロボット、それは悪者をぐるぐる巻きにして身動きをとらないように縛り上げるロボットだ。そのひもはとても太く、とても固いため、逃げ出すことはほとんど完全に不可能だ。もしもロボットができないと判断したが、普通に裸(何も防御や縛り上げるものをなし)で飛び込むと、ケガをする恐れがある。なので、ちゃんと装備はある。その装備は、体力を今使っている2倍使え、アーマーは固く、顔は銃弾ガラスで囲まれていて、空気はところどころにある穴から出し入れをしているため、一応息切れて死ぬことはない。説明はそのぐらいで話に戻る。
2023年4月7日
「すみませんでした。」金木、忍差、忍座先生が頭を下げ、走ってきた先生に謝っていた。岡名はその後に慌てて謝っていた。「あ、すみませんっ。」それを見ていた先生たちは、あきれていた。「いったい何だかと思いきや…やっぱり君たちだったか。」岡名は博を見て、叫んだ。「あんたも謝れよ!」それを聞き、博は軽く笑った。「いったい何を謝らないといけないのかね?」口調も変わっている。「あんたはー!、あのロボットたちをルートから外してこっちに連れてきたんだろうがー!ハッキングは禁止されてるだろうがー!」耳が壊れそうな叫び声だった。博は小さくなり、「ごめんなさい。」と謝った。先生の中に、一人怖い顔をした先生がいた。「お前!何度ここのロボットをハッキングするなと言ったら分かるのだ!」それを聞いて、岡名は へ? と首を傾げた。「何度って今までで何回もやったことがあるってことですか?」と、聞くと、先生の一人がこういった。「彼は今まででハッキングを何度もやって毎回怒られてはまたハッキングをやってるからセキュリティを上げてるんだけど彼はハッキングがうますぎてね。毎回セキュリティを突破されるんだよ。」すると、忍座先生が乗り出した。「そんなこと聞いたことないですよ!」しかし、それをさっきの先生が反論した。「それは、あんたが全く耳を貸さないからでしょうが!」それを聞くと、先生は小さくなった。「まあそれはいいとして、とにかく教室に戻りな。そろそろ授業が始まるころだよ。」それを聞くと、金木と忍差は待ってましたという感じで教室まで突っ走って言っていた。「廊下を走るなー!」しかし、2人はもう消えていた。「まったく」怖い先生はため息をつき、どこかに歩いて行った。「まあ戻ろうか」忍座先生、岡名と博はとことこと教室に歩いて行った。「先生の教室ってこちらでしたっけ?」「あ!間違えてた。」「(ー∇ー;)ハッハッハ」
2023年4月14日
「それではこの問題を解いてみせて下さい」先生が驚いたが、授業中だということに意識が戻り、次の問題を出した。先生が出してきた問題は、「a=-3、b=4とする。問題:7(-3a-2b)-9(-2a-b)」だ。もちろん幅蚊は手を挙げた。「それでは甜菜君」幅蚊はこう書いた。《7(-3a-2b)-9(-2a-b)=-21a-14b+18a+9b=-3a-5b=-3×(-3)-5×4=9-20=-11》それは誰でも完璧だと思えた。意味は分からない人もいたが、きれいに書かれていた。「それで?答えは何ですか?」先生が聞くと、彼は「=-11」指をさしたが、また答えをどでかく書いた。「答えは-11です」みんなは先生がわざと言ったのかと思ったが、全く違った。「そこに答えがありましたか。」そこら辺から小さなため息が聞こえてきた。この先生はダメだというため息だ。それからは問題集を渡され、できるだけ解き、解けなかった分は宿題になった。「も、もうだめだ…金木ー、どうにかしてー!」助けを呼んだ岡名を金木は完全的無視をした。「次は体育だ。ようをするように。」担任の先生に言われ、みんなはぞろぞろと体育の準備をし始めた。こういう時、岡名はいつの間にか着替えている。多分トイレとかで着替えているのだろう。「た、体育は嫌~…」力のない声で岡名は机にへば立った。古見はどんな授業でもいやだ。ただ、誰かと話している時だけは楽しそうにバンバンと話しているため、みんなからは親しまれ、色々なことで助けてもらっている。多分は岡名は高校受験の時、ほとんど絶対に合格しないだろう。しかし、先ほども言った通り、岡名には友達がたくさんいる。なので、その友達たちに励ましてくれる人がいるはずだ。絶対に合格しないとは限らない。「せ、せんせ~。お腹がいたくなったんで保健室行ってきま~す。」と、逃げようとしたが、先生は眼鏡をきらりと光らせ、止めた。「岡名!」と呼ばれ、岡名はめちゃくちゃビクリとした。「また仮病を使う気か!絶対に今回は体育に出してやる!」岡名は先生に無理やり引きずられながら体育館に連れていかれている間、「ひゃー!」と叫んでいた。「タースーケーテー!」その声は廊下中に届いた。いったいなんで岡名はこんなに体育が嫌なのに体育着を着るのだろうか。最初は本当にやりたいと思っているのではないか?違うとしたら…
2023年4月21日
学級委員長の計算「それでは体育を始める!」大声で先生は張り切っていた。「ヒー…」やっぱり岡名はまだ小さな声で悲鳴を上げていた。「お前はいったいなんで学校に来てんだ…」カナデにまでこういわれ、岡名はもっとショックを受けていた。「だってー、」適当に言い訳を付けていたが、岡名は嘘が簡単に分かった。「それではラジオ体操を始める。1、2、3、4、5、6、7、8。2、2、3、4、5、6、7、8。」その間はいつも道理、へなへなとできるだけ頑張っていたが、後ろから見ると、全くやる気がないように見えた。「それでは体育館を2周走るぞ。」それを聞くと、岡名は紙みたいにぺらぺらと地面に倒れた。「岡名!起き上がれ!」先生が叫ぶと、岡名はパット立ち上がってしまう。その理由は簡単だ。先生がめちゃくちゃ怖いからだ。「それでは走るぞー!ペースを上げろ!1、2、1、2。」先生は走っている岡名たちに叫んでいた。先生は怖いが、実際ではただのやりすぎなカインドパーソン(優しい人)なのだと、金木は姉から聞いたことがある。例えば、学期末テストの日、先生はすべてのクラスにこう言う。「お前らが全員、今回の週末テストを65点以上にしたなら夏休みの宿題はなしだ!」こうすると、みんなは夏休みの宿題をしたくない心で、自主勉をがんばる。こういう風に考えた先生だ。まあ今まででそのミッションを達成したクラスは一クラスだけだが。そのクラスは、その報告を聞き、喜んで、はしゃぎまわっていた。(と、聞いた。)みんなが走るのを終わると、1学期、週末テストについての報告が来た。「お前らが全員、今回の週末テストを65点以上にしたなら夏休みの宿題をなし…」そういうと、姉から聞いたはなしとは少し違うことを言れた。「にするか、2学期の一番最初の授業の時間を何をしてもいいことにする。」すると、そこら中から話し声が聞こえてきた。「ただし!、お前らはその2つの1つしか選べない慎重にクラスで選ぶといい。」そういい、クラス時間を25分くれた。「それじゃあどっちにするかを選ぼうか。」このクラスの学級委員長、韻省(いんしょう)(苗字が韻、名前は省)が今回のクラスまとめ人になった。だが、1つだけいけないところがある。それは…「まずは夏休みの宿題をなしにしたいグループは…13人だね。それじゃあフリー時間の人は26仁っていうことだね。」それに違反を言った人がいた。「どうしてフリー時間の方はとらないんですか?」「だって、夏休みの方に手を挙げたのは13人、この巣ラスにいるのは39人、他の人をフリー時間に入れたら39人ー13人=26人になるってことだよ。」それには誰も反論ができなかった。彼はとてもおかしな人だと、みんなは少し思った。
2023年4月27日
「それではフリー時間という方が多かったのでそっちにする。」そういわれ、みんなは「はーい」と返事をした。それから、少しの間はささやき声がそこら辺から聞こえてきていた。「何でお前は何でフーリータイムにしたんだよ。」「だってこの体育館を自由に使えるのって良くない?それにどうしてお前は夏休みの宿題なしにしたんだ?」などと。そして、最後のささやき声はこれだった。「だって夏休みをずっと楽しくいたいしさ。」そこにある人が割り込んだ。「それは違いますよ。」「え?」転載だった。「考えてみてください。体育の先生は『夏休みの宿題をなくす』とは言いましたが、『夏休みのすべての宿題をなくす』とは、言っていません。それに体育の先生が全教科の宿題をなくすほどの力を持っていますか?持っていませんよね。彼が言うのは体育の宿題の話です。決してその中には他教科は入っていません。」そこに、笑い声が聞こえてきた。「ハ、ハ、ハ。よくわかったな。そうだ。お前の言った通り俺は自分が出す宿題を失くす期はあったが、他教科に手を出すことは思っていなかった。今まででもそうだ。」ブーイングが聞こえてき始めた。「そんなのひどいじゃないか!」「そのこともちゃんと説明しとけー!」しかし、先生はピクリとも動揺しなかった。彼は目を閉じ、「お前ら、」と体の奥から声を出した。すると、急にブーイングが消えた。というか止まった。まあ普通そうだから。彼は目を開けた。「俺はいつ、夏休みの宿題を全滅させるといった。」まるで楽しんでいるようににやりと笑っていた。それには誰一人動揺していなかった。いや、動揺できなかった。彼が言っていることはあっている。先生は「夏休みの宿題をなし」と言ったが、「完全に、」とは一言も言っていない。体育館の雰囲気が完全に落ちていた。この先生はやばい。それだけみんなの頭の中にはあった。「ゴロゴロ!」ちょうどその時、外で雷が鳴り、体育館が照らされた。まるで先生が悪魔だったようだったが、みんなはそれどころではなかった。「停電!?」「とにかくじっといよう!」しかし、そっれほど停電に慣れていない人たちが慌てて、暴れていた。「怖ーい!」「助けてー!」冷静にしていない人から痛い目に合う。ドタ! 1人がこけ、そこに走ってきた人からころころと倒れていった。岡名というと…「どうする?走る?停電が終わるまで待つ?あー!」岡名の頭はパンクしていた。その間、忍差、金木、博と先生は冷静に動かないでいた。雷は鳴りやまない。停電が怖い人と、雷が怖い人や両方怖い人で大災難だ。「みんな冷静に!」転載の声は誰の耳にも入っていない。(もちろん走り回っている人だ。)「整列!」先生が大声を出した。先生の怒り袋がパンクしたのだ。すると、足音が急に収まった。みんなが整列したのだ。どうやら先生の迫力で体が勝手に従ったのだろう。体が震えている。「お前らは何者だ!小2か!」先生の言っていることはみんなも簡単に分かった。「お前らは停電やら雷やらで駆け回るとはどういうことだ!お前らは中1だろうが!雷ぐらいで慌てるな!」「あの…停電は…」1人が先生の言葉を修正しよいとした。「何だ!」「ひっ」その一人は黙った。さすが先生の迫力だ。忍差と金木まで険しい顔をしていた。体は整列していたが、こっそりと防御の準備をしていた。急に先生が1人の生徒にかかと落としをした。バシ! 体育館中に音が響き渡った。「生徒には手を出さない、それがこの学校の決まりでは?」
2023年5月4日
「し、忍座先生!」かかと落としをされそうだった生徒が言った。「なぜここへ?」顔をしかめながら先生は聞いた。「いやー、ちょうど通りかかってね。しかし藤原先生、まだ彼らは中1なのにかかと落としは早すぎますよ。先生の頭、おかしくなりましたか?」すると、サッと忍差が彼の前に来て頭をたたいた。「忍座先生の頭こそおかしくなってますよ。いつの時だってかかと落としはダメです。」「あ、ああ…」忍座先生は動揺していた。「まあ僕が少しの間監視をしとくよ。まあ生徒の安全のためだけどね。」それからはいつも通りで体育をしていた。勿論忍座先生の監視内でだ。「ありがとうございました。」授業が終わり、給食になった。「ワイワイ」みんなははなしながら給食当番を待っていると、校舎で大きな爆音が聞こえてきた。「な!?」1人の生徒が叫んだ。すると、放送が流れた。「校長先生、お客様がおいでしました。」この意味は、誰かが学校に侵入してきたと確認したとき、みんなに知らせる時の言葉だ。みんなは慌ててセーフゾーンへ走り出した。「セーフゾーンに行こうよー」岡名に言われたが、忍差と忍座は動かなかった。「早くー」だが、2人は動かなかった。2人とも考えていることは同じだった。2人は目で合図すると、教室の窓から飛び出した。もちろん喚起のために開けておいた窓からだ。「あ、ちょ、」しかし、もう遅かった。彼らはもう落ちていた。2人は地面に落ちた時、転がり衝撃を緩めた。金木は空であるものを見た。忍座先生だ。忍座先生も侵入者をとらえに来たらしい。「侵入者はサイボーク2体のようだ。」「了解」「やっぱりサイボークか…」彼ら2人は耳にあるものを付けていた。時間は少し前に戻る。その時は体躯が終わり、教室に帰っているときのことだった。「暇だなー、」教室に帰る時、岡名は頭の後ろを抱えてつぶやいていた。「でもさー、もしもスパイみたいなことをするなら無線機がいることない?」博が岡名に聞くと、「ち、ち、ち、」岡名があるものを取り出した。「これは無線機なんだけど本当は僕が使うつもりだったんだよね。」すると、博がそれをすっととり、トコトコ金木忍差の方へ歩き出した。「…ちょっと!勝手に取らないでよ!」しかし、もう2人は持っていた。仕方なく、岡名は使い方を教えた。というわけで、博は2つを彼のパソコンにつなげた。その後、ササっと岡名と博が職員室に行き、岡名がうまく話して監視用のロボットを1つかしてくれることになった。「こんな早くに使う時が来るなんてね。」岡名は博の横で話していた。「それじゃあサイボークさん、楽しませてくださいね。」忍座先生は多分屋上から飛び出したはずなのに、地面に落ちた時、膝を曲げただけで衝撃がすごく落ちていた。「ふん、おもしれえ。」サイボークの一人がそういった。その一人は、大きな男の顔の人で、もう一人は後ろに翅の着けたすらりとした女性だった。どうやら飛べるらしい。もう飛んでるし。「おらー!」大きい人のサイボーク(1番と呼ぶ)がしゃがみ、飛び跳ねた。その先には忍座先生だった。2人は少しの間ぶつかり合っていた。「さすがサイボークの体、忍座先生の速度と同じなんて。」すると、サイボークが怒った「これは俺の実力だ!」争いは長いことかかったが、最後には決着がついた。負けた方は…
2023年5月13日
両方だった。2人とも倒れた。それからは、どっちの方が立つのが早いか勝負だ。勿論大体の時は忍座先生の方が早いはずだが、相手はサイボークなので、ロケットとかで立ち上がることも考えられているかもしれない。「おっしゃー!」勿論予想通り、デカい体中に色々な改造をこなしているサイボークは何か重力を逆らって他軽々と立ち上がったが、それと同じ時ほどに忍座先生も立ち上がった。ドカドカドカ! 2人は長いこと戦っていたが、なかなか2人とも似ていた。「さすがサイボークの体…忍座先生の力に追いつけるなんて…」金木がつぶやいた。「だから、これは俺の実力だっつうの!」彼はいらいらして、先生に勝とうとした。ニヤ。 「ねえ、サイボークさん。」いらいらしながら焦っているサイボークを見た忍座先生は急に態度を変えた。「人間はサイボークだとしても、焦ると集中力を…」忍座先生は少しスピードを上げた。「切らすのでよ!」思いっきり、サイボークを殴ると、サイボークがふっとんで行った。どうやらあのサイボークは自分の体力を認めてもらいたかったらしく、最後まで、「これは俺の実力だー!」と叫んでいた。翅は持っていないらしく、何もするすべをなくし、おとなしく飛んで行った。「あっららー、ふっ飛んでっちゃったねー。」もう一人のサイボークは、翅をもっていたので、飛びながら2人が戦っているところや、ややこしくなっているところをパチクリ見ていたらしい。「…」金木と忍差は構えをとったが、サイボークは全く構えをとらなかった。「まあまあ、別に戦わなくてもよくない?」彼はとても落ち着いていていた。しかし、2人は同意をしたくないらしい。構えをとったままだ。「はー。仕方ないかー。めんどくせ。」急に口調が変わったかと思うと、彼が消えた。「な!?」その速さはとても早かった。目で追うのがやったのことだ。ドカッ 忍差が構えていた腕を殴られ、後ろにふっ飛んだ。「グ…」忍差は痛みを感じ、歯を食いしばった。「おや―?もう負けていますか?」彼は2人を遊んでいた。しかし、もう一人、割り込んできた人がいた。「お邪魔するよ。」勿論それは先生だった。「この!」急にレからとがった刃を取り出して、忍座先生に切りかかった。ザキ! 忍座先生は…
2023年5月18日
少し前…金木達が歩いていると、忍座先生に呼び止められた。「ねえ君たち、んーっと…忍差に金木、博に…誰だっけ?まあいいか。」「よくない!岡名だよ岡名!」岡名はピーチュクパーチュクと叫んでいたが、忍座先生は話し続けた。「前にサイボークが我校に来たのは覚えているよね。」金木と篠さ、博はコクリとうなずいた。「この学校はいくら監視ロボットがそこらじゅうを駆け回っていたとしてもあの時のように誰もいないところから侵入してくることが可能なんだ。」忍座先生は真剣な顔だった。「何を言いたいのですか?」博は気になり聞いた。「この学校は…何かに狙われているのだよ。」「どうしてそんな結論になったのですか?」「この学校は別にそんなにも大きなことはしていない。なのに、サイボークが入り込んだということは何かが目的だったということだよ。」博が何かを言おうとしたが、忍座先生に止められた。「何かを言う前に僕の話を聞いてもらえたらいいかな。あのサイボークは通りすがりだったのなら、普通に屋上や裏庭を使って通っていけばいいはずだ。なのに、あそこを壊してまでもこっそりと入ろうとしていたということだ。まああそこを壊したことでめちゃくちゃ大きな音を立ててしまったので、こっそりと入ることはできなかったらしいけど。それに、警察に連れていかれていた時、彼はこう言っていたのだよ。「必ずあの書は取り返してやる!」とね。」早速に博が質問した。「『書』とは?」「そのことは校長先生しか知らないんだよ。ただ、彼らが僕たちの学校内にある何かを探していることは明らかだからだ。気を付けていてほしい。それじゃあ。」彼はどこかに行こうとすると、金木が今度は止めた。「先生、あなたはそれを伝えるためだけに僕たちを止めたわけではありませんよね…本題を言ってください。」すると、忍座先生は参った参ったという顔で戻ってきた。「まあ確かに僕はそれを言うためだけには君たちを止めていないよ。でも止めようかと思ったんだよ。」「それは…私たちがあなたを止めようとするからでしょう…?」「な!?…」忍差に言われ、急に先生は黙り込んだ。「どういう意味ですか?」博はまだわかっていないらしい。勿論岡名もだが、そっちは入れないでもいいだろう。「彼が言いたいのは彼が戦っているところに入ってくるなということよ…」「そんなの…」「そういうと予想したから先生は止めたんだよ…」金木は壁に盛られかかり、腕を組みながら何かを考えていた。「そういえば戦いとは…」忍差は小さなため息をつき、博に説明した。「まだわからないの…?先生はもう、次のサイボークがいつ来るかということの見当がついているのよ。」「え!?いつですか!」博は少し驚いていたが、忍座先生は黙っていた。「私たちのことを心配していて言えるわけないでしょ。」「…」金木は考えが覚めたように、壁から飛び乗った。「「しかし…」」忍差と金木は同時にった。
2023年5月25日
「へ?今なんて?空耳かな。」どうやら全く来てほしくないらしく、聞き間違いのように言った。「「割り込ましてもらいます。」2人は同時に言った。「…はー、分かったよ。」彼はもうどう説得しても無駄だと思ったらしく、あきらめた。「すきにしな。」「ん?…!?」サイボークは目を丸くした。「お前…正気か」金木は忍座先生の前に飛び出て、腕で少し刃の向きを変えたが、彼に突き刺さった。「…」金木は無表情だった。それにはサイボークも動揺し、刃を抜くと後ろに下がった。「金木!大丈夫か。保健室へ…」しかし、彼はいつもよりは大き目な声で返事を返した。「大丈夫です」そこへ、ある声が入ってきた。「ごめん。接続が少し悪かった。」声の持ち主は、博だった。そういえば全く声がしなかったな… 今の状況は少し悪い。金木は後ろで休んでもらいたい。しかし、勿論彼は否定した。「嫌です…」「はー、こうだから…」しかし、どうやら納得することしかできなかったらしい。「分かった。それじゃあ見たところあのサイボークは早いらしい。」それに疑問があったらしく、忍差は博に聞いた。「どっちのサイボーク…?」「( ^ω^)…」博の横でなんかじろじろと見ていた岡名が大声で口を出してきた。「今前にいるサイボークの話だろ!」その声は大きすぎて、金木と忍差はサッと無線機を耳から外した。「声がでかいぞ」博に言われ、ぱたりと岡名は止まった。「それよりサイボークの倒し方はある?」忍差はサッと聞いた。「ああ。勿論必ずあるはずだよ。」博は少し弱く言った。「?」金木は意味が分からなかったようなので、忍差が説明した。「まだ倒し方は分かっていない…」説明を終わらせる間もなく、元気な博の声がふっ飛んできた。「あった!」「いや、早すぎでしょ…」忍差は説明の無駄だったという感じで言っていた。「どうしたらいいの?」「でもこれは少し陸スキーだからね…別にサイボークの体をバラバラにしたらいいんだけど…そのリスキーな方法は胸だよ。」「胸?」「そう。胸に何かクリスタルがあったんだよ。多分そのクリスタルを壊したら動きが止まるはず…」しかし、そのクリスタルはかたい鎧で隠されているらしく、監視ロボットが隠し持っている特殊な電気で察知したらしい。「みえないけど…」金木はサイボークの胸をじろじろと見たが、みえるはずがない。鎧の内側内あるのだから。「…」忍差と博は沈黙状態になってしまった。「???」「いや、さっき言ったことが理解できなかった?まあもう1度説明するけどクリスタルはかたい鎧の中に隠してあるからみえるわけがないよ。」あきれながらも博は説明した。「そういうことか…」金木は納得して、突っ込もうとしたが、襟を捕まれ、引っ張り戻された。「何をする」金木はじろりと忍差をにらんだ。「さっきも博が言った通りあれを壊すのは一苦労が必要よ。そんな気軽に突っ込んではいけないわ。」注意され、金木は小さくなった。「はい…」「今は忍座先生に負かせましょう。」すると、後ろで忍座先生が「え?俺?」と、驚いていた。「はい。あなたです。本当は一人でやりたいのでしょう?」
2023年6月1日
「ぺちゃぺちゃトークは終わりにしてもらいたいな」サイボークは自信満々の顔で話を取りらした。まあどうせ終わっていたが。「それよりそろそろ…」忍座先生は一瞬でサイボークの前に行った。「な!?」今までの忍座先生は早かったが、このスピードはけた違いだった。多分時速700キロ(700㎞/h)ほどはいっているだろう。(細かく言うと、秒速5.834(5.834㎞/s)だ)サイボークはさっきの自信満々が嘘だったかのように恐怖を感じていた。反応できず、片手をやられてしまい、片手が空高くふっ飛んだ。「警戒が緩んでますよ」そういっている忍座先生は、どこにもいなかった。目に燃えないからだ。1秒っつと、地面や壁を何十回も蹴っているからだ。「せ、先生…」金木と忍差は観世園に凍り付いていた。彼ら2人でも、最高速度250キロ(250km/h)ほどだろう。(細かく言うと、秒速2.0834(2.0834km/s)だ)どうやったらそこまで行くことができるのかは、誰もわからなかった。「何が起きている」博に話しかけられたが、2人の耳には届かなかった。「それではさようなら」忍座先生は、1つだけサイボークの胸にパンチを入れると、かたい鉄が砕け、クリスタルがみえた。すると、最後の言葉というように、何かを言っていた。「…」砕けると、サイボークは体がばらばらになった。どうやら動きを封じたらしい。「先生…」忍差は最後に言っていたことが最後が興味に思い、先生に話しかけた。「ん?忍差か。どうした?」先生はいつもの先生に戻った。「最後に言っていた言葉、いったい何だったんですか?」すると、急に忍座先生は黙り込んだ。「後で言うよ」そういうと、忍座先生は屋上まで飛んで行った。「…」先生は、いつもの先生とは違う気がした。しかし、聞く間もなかった。2人が戻ると、岡名が鳴いて迎えてくれた。「生きててよかったー」しかし、博はあることで悩んでいた。「博ー、どうした?」岡名に言われ、我に返ったらしい。「いや、あの時にふっ飛ばされたサイボークはどうしたのかということを考えていたんだ」「そういえば…」金木は、またもや猛スピードで外に出ると、壁を伝って駆け上がりだした。屋上に着くと、忍座先生がいた。「先生!」金木は壁を登るために足を早く動かしたため、疲れていたので、声も今までより大きくなっていた。「あのサイボークはどうしますか」金木はふっ飛ばされたサイボークのことを話していた。「ほっとけ」「え?」「ほっとけ」何度聞いても、同じ言葉だった。「ほっとけ」先生はいつものような明るい先生ではなくなっていた。そこへ、忍差が上に上がってきた。忍差は、色々なものを使い上がってきたのか、金木ほどは疲れていなかった。金木が降りようとしたとき、忍座先生は止めた。「あの時に彼が言ったことは…」忍座先生はくるりと回ると、完全に変わっていた。上には上がいたか。絶対に勝ってくれ。
2023年6月8日
「本当に行くのですか…?」金木はぼそりと言った。「ああ、僕は何が何でも行く。今日までに片づけておきたいしね」彼は笑っていたが、黒いオーラが目慧着茶出ていた。金木と忍差まで得少し後ろに下がったほどだ。ココが魔界だったとしたら魔王のオーラと言ってもいいだろう。「それでは…」金木が何かお言おうとすると、続きを忍座先生が言った。「勿論君たちも来ていいよ」すると、篠さお金木はぱっと明るくなった。「しかし」彼はにやりと笑った。「命の保証は…ないぞ」一瞬だけ額に汗をかいた二人だが、すぐにコクリとうなずいた。「それえと授業に出ずに成績がっ悪くなっても知らないからな」「…それなら先生もそうじゃないですか」しかし、さすが先生だ。ちゃんといろいろしていたらしい。「そこは大丈夫だ。ちゃんと他の先生は用意してあるし、自分の故郷に帰るといってある。」彼はいたずらっぽい目でこっちを見てきた。しかし、目の見た目は全く違った。忍座先生の考えていることは全く分からない… 金木は一秒も油断していなかった。また何かが起きるかもしれないからだ。「用意はいいか?」「はい」3人は校庭で外に飛び出した。金木と忍差はいったいどうやって許可を受けたのかわからないが、休んでいいと親から言わせたらしい。「ついて来れるかな?」言い方は油断をしていそうだけど、目はずっとそこらじゅうを見ていた。すると、彼は一息はいた、「来たな」彼は少しっコースをずらした。どうやら山を通るらしい。「…」2人はただ彼をついて行っていた。忍座先生は何かと戦っていたが、相手が早くて目が追い付かなかった。それに、」森の中を走るということは気もよけないといけない。そっちにも集中していると、なかなかみえないらしい。ザキ! どうやら忍座先生は余裕で勝ったみたいだった。「これが低レベルか…」彼は何かを考えていたのか、もう少しで木に当たるところだった。「危ない危ない」彼はもう少しで死ぬ可能性があったのに、全く平気でいた。「とりあえずここらへんか。」彼は山のど真ん中で止まった。「?」周りを見ても何も見えなかった。「いったいどこに…」金木が聞こうとすると、忍座先生は下を指さした。「ここ、さ」っどうやら土の中にあったらしい。「しかしどうしてここまで…」すると、忍座先生はため息をついた。「悪の基地がだれっでもみえる場所にあったらいけないだろ」「確かに…でもどうやって入るのですか?」「方法は…」忍座先生は急に中へ浮いた。というか普通にジャンプをして、空高く飛んだ。「こうだ」彼は猛スピードで落ちると、下に当たる直前に足を曲げ、地面と足がすれすれの時、足を伸ばした。すると、地面が崩れ、下の地下が開いた。「どうやってここがっ分かった…」ずっと静かだった忍差が聞こうとすると、なぜか忍座先生はがっ黙らした。いったいなぜ、隠すのだろうか。…どうしてこの場所が分かったのかを。
2023年6月15日
「誰だ!」地価の奥から声がしてきた。分かったのは多分地面のぶち明けた時に大きな音が出たからだろう。忍座先生は黙ったままだった。忍座先生は地面に降りると、奥へ歩き出した。声がしてきた方に歩いて行ていた。「お前か!」勿論のことだが、サイボークだった。彼は中を向けてきたが、気が付くとその銃は粉々に砕けていた。「!?」金木、忍差とサイボークは驚いた。誰一人、忍座先生の動きを見えなかったのだ。は、早すぎる。そんな馬鹿な… サイボークは考える間もなく砕かれ、胸にあったクリスタルも壊された。すると、体にひびが入り始め、ばらばらになってしまった。しかし、忍座先生は悲しみにも捕らわれなかった。「行くぞ」話し方も変わり、まるで別人のようだった。いつもなら明るい先生が、今は真反対だ。冷たいオーラで、全く明るさがなかった。「「は、はい…」」2人は茫然とした。誰なんだ… と。それからもっと進むと、今度はすらりとした女のサイボークがいた。多分スピードに特化しているのだろう。「こんにちは、私は女の人だから…」容赦してねと、続けたかったのだろうが、先生は全く容赦しなかった。バシッ! 先生は前に飛び、殴りかかった。風を切り裂いたほどだ。しかし、サイボークの方も早くて、ぎりぎりでよけた。「や、やるわね」どうやら忍座先生のスピードに動揺しているらしい。しかし、忍座先生は待たない。バランスをとるとまたとびかかった。ドカ! 今度は片手が外れ、そこから電気が漏れていた。「クッ…」危険を感じたのか、抵抗し始めた。「おら!」殴ったが、ひらりと交わされてしまった。「な!?」しかし、もう遅かった。先生はサイボークのクリスタルに手が届いていた。メリメリ…バキ! クリスタルが壊れると同時に、サイボークガ粉々になった。次々に来たが、傷一つ付けることもできず、すべてがやられてしまった。「ここか…」先生の声は裏返っていたため、まるで声まで別人のようになってしまっていた。後ろかついてきていた2人はまだ何もしていなかったため、少し悔しがっていた。2人とも戦うのが好きなのだ。なので、体育館で忍座先生と戦った時も楽しんでいたのだ。今前にあったのは大きな戸だった。いつも近くにいた山の地下にこんなものがあったのか、と思っていた。「入るぞ」忍座先生は開けようとしたが、固すぎてびくともしなかった。忍座先生は少し考えると、戸を思いっきり蹴った。威力でぶち明けることができたらしく、戸が吹っ飛んで行った。「やはり来たか」部屋に響く声が聞こえてきた。「お前は…」先生の目はさっきまでより怒りが増していた。
2023年6月22日
「お前は俺が必ず殺す」先生の目はさっきまでより怒りが増していた。その部屋は普通の部屋を広くして、少し多めに物を置いたような部屋だった。そして一番目に入ったのはドアの近くで地面にはめ込まれていた水槽だった。しかし、その中は殻で、何も見えなかった。「ほほう」奥から声がしてきた。忍差と金木は周りを見たが、誰も見えなかったし、気配も感じなかった。「さてと問題だ。俺は今、どこにいるか」そう聞こえると、迷いもなく後ろに向いた。「どいてくれ」先生は2人の方に歩きだした。「?」2人は意味が分からなかったが、いうことを聞きどいた。「お前は…」水槽の前に来ると、思いっきり水面をたたいた。「ここだ」めちゃくちゃ大きい水しぶきが起き、完全に水が水槽の中から消えた。「よくわかったな」中から一人の男が出てきた。水の中から出てきたはずなのに、男は全く濡れていなかった。「さっきまではいなかったのに…」金木と忍差は不思議そうに水槽の中を見ていた。そこには二とつの人が一人、丸くなれば入れそうなぐらいのまた小さな水槽が入っていた。「理科の授業で習わなかったか?」2人はプルプルと首を横に振った。「おかしいな…そういやああの時にはお前ら、いなかったか」思い出したというように手をポンとたたいた。「いつか教えるから今は…をッと」急にパンチが来たので受け流した。「よっと」先生は次のパンチも軽々とよけた。「こっちに集中だ」先生は深呼吸をすると、前に進んだ。急に明るくなったかと思うと、変なことを言い出した。「今日は、僕の名前は忍座と申します。あなたの名前は?」「…」男は何も話さなかった。イラついたのかもしれない。忍座先生のなれなれしい態度に。「楽しく話す気はないようですね。それではあなたは必要ありません」先生はビュンと風を切りながらパンチを繰り出し、男の腹へ命中させた。「彼はここのボスではないですね」忍座先生は倒れている男をちらりとみると言った。「本物のボスに行く」そこで急に壁がぶち壊れた。「必要はないみたいですね」「侵入者は誰だ!」大声で大きな男が回転しながら飛んできて、足から着地した。「侵入者は僕達ですけど」先生は静かに言ったが、「お前かー!」と、向こうは大声で言ってきた。「そうですよ、「お前」です」2人の真ん中には火花が散っていた。「あのー…」金木が横から何かを聞こうとすると、「黙れ!」と二人が叫んだ。「はい…」金木は引っ込んだ。「お前はいったい何をしに来たのだ?」「お前こそ何をしているのだ?」2人は笑いあっているが、裏では全くの真反対だった。「…」ぴょこりと座っている2人はぼーっと見ていた。「「マジか」」2人は はー、と深いため息をついた。
2023年6月29日
「侵入者は死んでもらわないとな」大男は腕を伸ばしたが、よけられた。「ふん」先生が蹴りを入れたが、無論よけられた。「お前、のろくなってないか」「んー?誰が、だ!お前の方がもろくなってるぞ!」「俺がだと!んなわけねえだろうが!」「「あ"ー」」2人はどうやらめちゃくちゃ仲間割れをしているようだった。「「おら!」」2人は同時に相手を殴り、2人ともが吹っ飛んだ。これからはどっちが先に起き上がるかの勝負だ。「よっと」大男が先に立ち上がったが、先生が立ち上がる気配はない。「お前の負けだな」彼はかかと落としを先生の腹にしようとした。ここで先生は終わりなのかと思いきや…「引っかかった」先生は地面を思いっきり片足でけり、大男の顎目掛けてもう片足で蹴りお入れた。「グッ」衝撃があったものの、大男はまだ立っていた。「マジで倒れてくれよ」「それは拒否する」2人の間では光りが走り続けていた。「そろそろお邪魔していいですか?」そこにもう2たり、新・入・者(新しく入って来た者)が入った。「「引っ込んでろ!」」2人に言われたが、彼らは全く動揺していなかった。「遠慮します」2人は突っ込み、大男を殴った。しかし…バシ! 簡単に止められ、腕をつかまれてから投げられた。「もろい!」2人は壁に当たり、地面に倒された。「だから止めたのに…」先生はあきれていた。「あいつらはいいとして、決着をつけようか。13年間続いた決着をな」「ああ」2人は燃えだした。(やる気が出たという燃え出した)新入者の2人は地面に倒れていた。その2人は無論忍差と金木だ。少し変なように言っただけだ。「ン…」2人はよろよろと起き上がり、前を見た。前ではドカドカと戦っていた。動こうとしたが、体が動かなかった。さっきの衝撃が運悪く急所に当たったのか、動かそうとすると体がきしんだ。何とか忍差の方を見てみると、まだ目を閉じて、気を失っていた。「引っ込んでろ…か」僕は仕方なく見学することにした。先生は蹴りを入れると、大男はそれをつかみ、投げようとした。それを活用したのか、捕まれた足を思いっきり振り回した。つかみきれなかったのか、あしっを話してしまい、壁目掛けて飛んだ。バランスもいいらしい。まるでバケモンだ。「ほい」くるくるとまあw理、足から壁に激突した。地下なので、壁は厚い。それに、壁の向こうには土が山盛りにある。大男が蹴っても少し地響きが起きるほどだった。大男は壁をけり、先生に突っ込んだ。「甘い!」先生もよけて、また壁を使い、彼に突っ込んだ。「かかってこい!」しかし、先生は何かに気が付いたのか、空中で向きを変え、彼をよけた。「何でよけたんですか…?」地面に着くと、横にいた金木が聞いた。「彼は普通の人間に見えるが、あることをされているんだよ。サイボークに似ているが違う。彼は体内を改造した人間、訳して『改造人間』だ。」「よく気づいたな。どうして気が付いたのだ?」大男はにやりとした。「それは…」
2023年7月3日
「昔にあったことがあるじゃん」金木と忍差は「え?」と、少し驚いった。すると、大男は笑い出した。「そういえばそうだったな」金木と忍差は先生に近寄った。「どういうことですか~」めちゃくちゃ怖い目で見ていたので、先生が引いてしまっていた。「い、いやー…これには事情があって…」しかし事情は聞かなかった。「ムギュッ」先生は2人の地面へたたかれ、倒れていた。「お前、こんなあっさり倒されていたか?」大男も心配するほどだった。「気をそらしてたらやばいよー」大男は慌ててとりあえずそこから左へと飛びのいた。「忠告したのに」彼は地面で大事に倒れたままため息をついた。「ッ!」大男が飛んだ方向に忍差がいた。ぎりぎりで彼は受け止め、地面に突撃した。埃が舞い、それを見ていた」忍座先生が嘲笑った。「お前もこんなに弱かったか?「何を!」埃が落ちて中が見えるようになると、受けたポーズで立っていた。「負けた…」忍座先生はがくりと落ち込み、今度は大男が嘲笑ったが、心の中ではこう思っていた。実は倒れた後に立ったのだが…「それで、彼はどうしますか」金木は大男を指さして言った。「とりあえず…」そう言おうとすると、誰かが入って来た。「ここであってんのか…お、何かやってたんだ。ごめーん。でも一応ミッションだからやりこなさないと」1人の人が入って来た。見た目は男だが、声は高めで女に感じれる。「邪魔すんな!けだもの男が!」すると、その一言で怒りの線まで到達したのか侵入者は怒りに包まれた。「私のことをよくも男扱いしたわね!コ・ロ・ス」走ってきた大男の裾をつかみ、まるで風船を投げるかのようにこんなにデカい男を軽々と放り投げた。「ヒャー」小さな声で忍座先生は見ていた。「大丈夫かーい?」返事はなかった。ただ、少しだけ男の指が動いているだけだ。まるで死んでるように見えた。「ミッション完了。帰ります」彼…じゃなくて彼女は男のポケットにサッと何かを入れると歩き出ていった。「白いカード?」何かが書いてあったが、どうやら忍座先生は面倒で見なかったらしい。「とりあえずやることと終わったし帰る?」忍座先生たちは帰っていくことに決めた。「しかし…」先生はぼーっと空を見た。「えらいあっさり終わっちゃったなー」先生はめんどくさそうにぶつぶつと何か言いながら帰っていった。そのころ学校では…普通に生活をしていた。しかし、その奥深くには悪が潜んでいた。数カ月かけて学校に溶け込んでいる1人が。その人はある組織の一員だった。そして、すべての警察、探偵、暗闇の殺し屋などの目も欺く日本最大の悪事を働く人間が、この学校にはいた。
2023年7月13日
「おい」博は2りが学校に来ると、じろじろと見た。「いったい何してたんだ!」彼の目は端が吊り上がっていた。「何が…」金木はごまかそうとしたが、博の目はごまかせなかった。「マジ?でそんな簡単に僕をごまかせるとでも?服を見たらわかるよ。こことこことここに汚れがある」彼は2人の様々なところを指さした。さっき壁にぶつかったときについたんだろう。「ばれてたか」彼はぼーっと博を見た。「分かるよ!それより何をしていたのか教えてもらおうか、言い逃れはできないよ」彼はまた真剣な顔になった。「私たちは…」忍差が言おうとすると、ある人物が出てきた。「何をしてるのかな?」忍座先生だった。「先生、どうしました?」彼はくるりと回り、先生を見た。「いやー、2人と話したくてねー、ちょっといいかな」先生には断れなかったらしく、どこかに行った。しかし、彼は最後にこう言った。「後で聞かしてもらうからね」2人は無口で見送ったが、心の中では何か違和感を感じた。「話したい事とは…」彼女は先生を見上げた。「ちょっと保健室に来れるかな」先生は一瞬暗い顔をした気がした。いや、暗い顔をした。「少しここを借ります」先生は保健室の先生に言い、奥にある個室を借りた。「話とは」金木と忍差は真剣にいた。「さっきいた博がいただろ」2人はコクリとうなずいた。「今まで長いこと探していた人物が…」彼は暗い顔で言った。「彼なんだよ」2人は驚いた。「それはどういうことですか?」2人は少し信じがたかった。彼がターゲットになることは。「彼は世界一のハッカー、あるいは世界一の変装名人ならず天才の空手達人、馬凪小四郎(ばなぎこしろう)なんだよ」2人は目を丸くした。「ということは…」「そう、彼は…悪事の一員ということだ」彼は誤った。「癒え、誤るのはこちらの方です。今まで気づかず失礼しました」忍差は頭を下げた。めは信じられないという目をしていた。そういえば忍差は博とずっと一緒にいたか… 金木も一応頭を下げ、2人はそこを出ていった。「彼は捕獲しなくてはいけない」最後に先生はそう言ってから戸は閉まった。「それじゃあ教えてもらえるかな、いったい何をしていた?」外で待ち構えていたのか出た直後に聞いてきた。「あんた、博じゃないでしょ…」忍差は冷たい目で言った。冷たいが、どこかに悲しそうな目で。博は少し固まると、急に笑い出した。「ばれたか」彼は首に手をやると、かつらを破り取った。「ばれては仕方がない、ばれたからにしては始末をしなくてはいけない」かれはぐんと背が伸びた。どうやって縮んだんかは分からないが、今はそんなこと、関係ない。「よろしく、私の名前は…」彼は声も変わった。完全に別人と呼んでもおかしくない。「世界一のハッカー、あるいは世界一の変装名人ならず天才の空手達人、馬凪小四郎でしょう」忍差がいうと、彼は少し驚いていた。「よく知ってるね。光栄だよ」彼はニッコリと笑うと、前へ一歩動いた。「それより動いたら殴るわよ」しかし、彼は止まらない。3歩目を歩くと、速度が膨大に変わった。そして、こぶしを手に作った。2人に当たるのかと思ったが、誰かが前で受け止めた。「忍座先生」忍座先生は止めたが、勢いに負けた。「グッ!」忍座先生は地面に飛ばされ、倒れた。「何だ、結構早いと思ったけど弱いじゃん」かかと落としをせんせいのはらにしようと足を振り上げた。もうだめだというように忍座先生は目を閉じると、彼は廊下へ飛んだ。「な!?」彼は驚いていた。さっきまで小四郎がいた場所に1人の男性がいた。「お前は誰だ!」彼は小四郎の方を向くと、こういった。私ですか?私は…通りすがりのサラリーマンです。
2023年7月20日
世界一の…サラリーマン?殺人者?「私ですか?私は…通りすがりのサラリーマンです」その人は言った。サ、サラリーマン… 金木は歯を食いしばった。もしかしては的かもしれない。しかし…彼は勝てないのが分かる。忍座先生が戦っていても向こうは目を閉じたまま倒せるかもしれない。そのぐらい彼の目つきは鋭かった。普通の人にはわからないが、色々な強さの人を見てきた金木にはわかった。彼は優しそうな眼付きだが、少しも隙が無い。「…」それは忍差もわかったらしく、彼をにらんだまま動かなかった。「お前は何をしに来た」さっきまでノリノリにいたのに今は目つきが怖かった。「そんなにも怖い目で見られたら…」引いちゃうな とか言うのかと思いきや、全く違った。「やる気が出ちゃうな」カナデは倒そうと一歩前に進むと、固まった。彼の心には1つだけあった。勝てない。本気でやられれば殺される。 そういう風に心の中に出てきた。そういう心が出てきたのはサラリーマンがこっちを見てきたときだった。「動かれると困るな。把握がしずらくなる」彼の目はにこやかだった。しかし、少しもすきがない。彼の見えていない方向から突撃しても見つかると思う。それから数分沈黙だった。誰一人動くことができなかった。そこへ、ガラスが壊れる音がした。「来たか…」サラリーマンがいうと、金木は割れたガラスの向こうを見上げた。そこには2人の男性がいた。1人は何か双眼鏡でこっちを見ていて、もう一人はライフルを手に持っていた。多分スナイパーだろう。彼は1回手を振っただけなのに台風のような風が起こった。そのせいで金木達は何も見えなくなり、スナイパーたちも彼を見失ってしまった。「ゴホゴホッ」金木と忍差はせきごみながらさっきまでサラリーマンがいた場所を見た。埃のせいで目が少ししか開けれなかったが、彼がいなかったのは分かった。跡形もなく晴れは消えたのだ。そのあと少しするとさっきいた2人のスナイパーと出会った。「ちょっといいかな」巣内パオの一人言った。金木が見れば双眼鏡で見ていた方だと思った。「どうしました?」忍差がいた。皆はさっき起きたことで戦う気を完全になくしていた。「さっきいた人はどこに行ったか分かるか?」さっきいたサラリーマンのことだろう。「彼?」忍座先生は全く知らなかった。あのサラリマンのことを。「そういえば彼がいた時は先生、気を失っていたわね。でも消えてしまったわ。跡形もなく」忍差はぼーっとしている忍座先生をにらんでから答えた。「でも彼は何かしたんですか…?」金木は興味津々だった。「彼は無名で何も証明できないが、警部の中ではこう呼んでいる。『サラリー殺し』と。彼は世界でも信じられないような身体能力を持っていて、銃でもよけることができる。彼のあだ名はサラリーマン殺しの縮小版だけど、実際にはサラリーマンを殺すのではない。彼は誰でも殺す…ヘクシゴンというグループの一人だった、はずなんだ。彼は何かの理由で追い出され、怒りのせいで狂暴になり、24時間活発になってしまった。彼の目的はヘクシゴンに仕返しをすることだ。だが、少し前にシャドウキラーが始末してしまった。だから彼の目的が変わったのだと思う。彼の殺しスタイルも変わってしまった。彼は強い人たちに目を付け始めた。彼は多分君たちに目をつけてしまったのだろう。彼はいつも目を付けた人は必ず死んでしまう。何をしても無駄なのだが、警察はできるだけたくさんの護衛を渡す。しかし彼は保衛のど真ん中をトコトコと歩いていき、たくさんの前で目的人物を殺す。それがずっと続いている。声員一人に聞いたところ、彼が近くに来ると誰一人動くことができなくなる。彼の目つきや動き方ですべての人が固まってしまうのだ。だからすべての裁判管は死刑にした。だが、捕まえることも不可能になるとどうすればいいのかわからない。だから世界中からスナイパーや殺し屋を雇ったのだ。その中にはシャドウキラーも入っている。彼らは一度だけ助けが必要だからだ。この一回だけは…」警察が何一つできない。
2023年7月27日
「警察が何一つできない」 その間、その場所は沈黙におちいた。「そんなこと聴いたことがないわよ」333番は前に出た。「そのまで大変なことなら市民にも知らせないと…」「そうだ、そうしたい…ができないんだ!」双眼鏡を手にして彼は言った。「何回か発表を試みた。しかしできなかった。この『サラリー殺し』はただの呼び名だ。しかも今までの殺しは本当にサラリー殺しが犯人なのかもわからなかった。だから証拠がないと発表は不可能なんだ」彼は手をに力をいれた。「そういうことでしたか…」ずっと後ろで聞いていた小次郎が口をはさんだ。「まだいたのか」忍座先生が今考えていることは、どうやら小次郎のことよりもサラリーマンの方が大事だ、らしい。「イラつく」彼の目は燃えていた。「俺の仕事を邪魔するものは始末しなければ」彼はそこを歩き出ていった。「…どうしますか…?」金木は忍座先生を見た。「今は彼よりもあのサラリー殺しの方が重要だ。あいつもサラリー殺しを追うならまたいつか会うだろう。そのとこはその時だ」忍座先生はついてこいと言い、廊下を歩いて行った。「どういうこと?」少し行くと岡名が立っていた。「何がだ…」金木は岡名を見た。「金木と忍差と一緒にいたんじゃなぁい?」岡名は僕たち2人を見た。「誰がだ」金木は真剣に何かを考えながら聞き返した。「博のこと!一緒にいたんじゃなぁい?見当たらないんだけど。それとさっき通りかかった人、誰?どこかで見かけた気がしたけど…そうだ!思い出した、確かテレビで天才のハッカー…」そこで間が開いた。「ってあの馬凪小四郎!?何でここにいんの!?まさかここで何か悪さを…」怖がっているかと思いきや、有名人にあったかのように目を輝かせていた。しかし、忍差に口封じをされ、黙った。そこへ忍座先生が歩いてきた。どうやらどこかへ行ってきたらしい。「先生!」口封じされつつも大きな声で叫んだ。岡名が。「博の居場所は知りますか?この2人が教えてくれなくて」だが、忍座先生はとても疲れているように見えた。「まだ…教えて…いないのか…?」忍座先生は汗びっしょりだった。「それより忍座先生はいったい何をしていたの?」忍差は忍座先生を見た。彼のズボンには泥が付いていて、多分もういつものようには走れないほど遅くなっているに違いない。「ちょっと…な…」汗を拭きとって座ると、説明した。「あの後僕はサラリーマン殺しを追ったんだ。どうやら校庭の端に立って、空を見上げていた。だから追いつけた。でも手を1本も触ることができなかった。僕は弱っていたかもしれないしただ単に向こうが強かったのかもしれない。多分向こうの方が強すぎたのかもしれない。でも僕は戦い続けた。そしたら急に彼は塀を超えて誰かんちの屋根に上がったんだ。だから追ったらまた逃げられた。だから僕は数分ほど追いかけまわしたよ。でも向こうは軽々と逃げた。僕はフルスピードを出したけど全く追いつかなかった。僕は彼のレベルにちっとも到達していなかったんだ。」そういい終わると、その場所は静かになった。なので、岡名が意味が分からないがとりあえずヤバそうなので話題を変えようという考えで声を出した。「それで、裕陽はどこに行った?」忍差はハッとして答えた。「博は…」忍差は歯を噛み締めた。馬凪小四郎だ。
2023年8月3日
「馬凪小四郎だ」金木が代わりに言った。「気まずそうにしてたから」彼はぼそりといった。「えー!?」思った通りだが、岡名はめちゃくちゃ驚いていた。「ドユこと!?全く意味が分からーん!」岡名は混乱しすぎて地面に倒れた。「名詐欺博何て最初っからいなかったということだ」息を取り戻した先生が言った。「え…?」もしかすると岡名は嘘かと思っていたのかもしれない。茫然としていた。「博は偽物だった。」先生も少し責任感を持っていたらしい。手を思いっきり握りしめていた。「そ、そうだったんだ…」先生に言われてしまっては嘘だと思えなくなったらしい。岡名はうつむいた。「気づかなくてごめんなさい…」忍差はまだ責任感を持っていたらしい。「いいよ、別に」岡名はまた明るくなったが、心のどこかでもやもやが残っていたのに金木は気が付いていた。「とりあえず教室に戻ろうか」岡名が言ったが、2人は違う考えをしていたらしい。2人は岡名の横を通り、廊下を猛スピードで突っ走っていった。「あれ~?」古見はポカーンとしていた。「とりあえず教室に戻った方がいいよ。彼たちは僕がどうにかしておくから」先生はそうっだけ言うと、追いかけた。「はい…」岡名は静かにとぼとぼと静かな廊下を歩いて行った。「何でお前がいるんだ」カナデは忍差を見た。「それはこっちのセリフよ」忍差も金木を見た。2人は相手を越そうとして、どんどん早くなり、最後には時速100㎞ほどになってしまった。これでも2人にとってはどちらかというと速いという速度だ。2人は仕方なくチームワークをする事にした。2人とも同じ考えだった。「今回だけだからな」その少し後ろでこっそりと忍座先生がついて行っていた。「こいつら…」先生は2人の目的は分かっていた。「小四郎を降参させ、いつもの彼に戻す」だ。先生は止めるつもりがない。先生もその穂がいい気がした。もしもそうなれば、…しかし、その時あることを思い出した。「ダメだ」先生は少し険しい顔をした。「戻したらだめだ」先生は少しスピードを上げた。それから数十分、3人(その一人は後ろからずっとついて行ってる)は街中を走り回っていた。先生は尾行をしているが、そのことには金木も忍差も知っていた。だが、害はないと判断して、探すことを続けていた。しかし、先生は少し違う考えをしていた。2人を止めなくては 先生はいつ止めるかを迷っていた。今頭ぐに止めることもできるが、説明が大変になる。だが、見つけてからはリスクが高い。少しでも間違えれば大変なことになる。忍差と金木を気絶させることもできるが、また動き始めるだろう。なので、先生には止める方法がないのだ。なので、一番リスクのあるあってから止めることにした。
2023年8月10日
「見つけた」金木と忍差は1つの家から下を見降ろした。2人の視線には1人の男性いた。「行くぞ」2人は飛び降り、彼の前に出た。「止まれ」しかし、彼は全く止まらなかった。「止まれ」もう一度前に出て言ったが、男性は消え、2人の後ろに出てきた。そして、そのまま歩き出した。「ちょっと!」忍差が呼び止めても全く気が付かない。しかし、この人は目的人物だということだけは分かっていた。世奥聞いてみると、彼は何か言っていた。「せ…」「せー…」よおく聞くと、聞こえた。「セール、セール…」どうやら何かのセールがあるのだう。彼の手を見てみると、何かパンのセールだった。「あん…パン?」どうやら彼はあんパンを買うことに周徴しすぎて2人に気が付いていないらしい。「ちょっと!」もう一度忍差が呼んだが、全く彼は気が付かなかった。「セール…セール…」彼はずっとそれを言っているだけだった。2人は殴ったりけったりしたが、彼はひらりとよけて歩き続けた。少しすると彼は3本道で止まった。彼は前左右を見てからぼーっとした。彼はもう一度チラシを見てから左へ歩き出した。どうやら方向が分からなくなったのだろう。彼は後ろからついて行っている2人のことに全く気が付いていなかった。「…」2人は完全にいらいらしていた。彼が天才ハッカーで空手も知っているのになぜアンパンのセールに集中しているのかというのでもない。彼が2人を無視しているからではない。彼がとても集中しているからだ。彼は何をしても集中して全く気が付かなかった。それが2人はいらいらしているのだ。理由は分からないが、いらいらしていることだけは分かる。2人は彼が後ろに移動され、2人がぶつかり合ってしまう羽目になった。目の前で突進が起きているのに、彼は全く見向きもせず、歩き続けていた。2人はにらみ合ってからまた彼に視線を戻した。そのころ、忍座先生はポカーンとしていた。「何やってんだ?あいつら」彼はあることを知っていた。ある2人が知らないことを。今前にいるのは2人の目的人物ではなくて、ただ波が分かる。説明しよう。この世界は何もかも波で作られている。その波の感覚を覚えれば目を閉じていてもすべてのアリ、すべての人、すべての虫からすべての取りまで何もかもわかる。しかし、それを覚えるのは大体4年かかる。簡単かと思えるかもしれないが、とても大変なことだ。毎日4時間目を閉じ近くのものの波に集中して、一切気をそらしてはいけない。少しでもそらすだけで1からやり直し、だから普通の人はできない。忍座先生も6年試したが、失敗した。しかもそれはじっとしていないといけないし、誰かに押されただけでもやり直し。そしてできたとしても、もやもやで周りのものが分かりにくい。それから完璧になるのは1人1人で違う。1人は1年かもしれないし1人は6カ月かもしれない。とてもすごい人は1日でできるかもしれない。その間毎日波を感じ、起きている間はできるだけそれに集中しないといけない。それに彼のようにあそこまで分かる人はとても努力したのだろう。しかし彼は目的人物ではない、とても身体能力が高い人が、ただのサラリーマンと言ってもいい。学校で見たサラリーマンだと言い張る人はいるかもしれないが、違う。彼はどうやらどこでもいそうな服装の人だ。スーツにネクタイ、手には先ほど言った通りにチラシを持っていて、もう一つの手にはバッグを持っていた。しかし、忍座先生は何かを気づいた。こいつ…何かがおかしいぞ…
2023年8月17日
「…」金木と忍差はいらいらしていた。何をしてもすべてよけるからだ。「セール…セール…」男は一切気づかず、さっきからそれだけを言っていた。「セール…セール…セール…」金木は何かに引っかかっていた。「こいつ…意識がない…」金木は気づいていた。この男はさっきからずっとセール…セール…と言っているが全く急いでいない。しかも一切振り向かず、感情も一切なかった。「確かにそうね…」忍差も気づいていたらしい。男はおかしいと気が付いたのは見つけてから2分経ったことだった。金木は一瞬顔が見えたのだ。帽子の陰で隠れていた顔が。一瞬だけ光に照らされて見えた。見た一瞬、自分の顔が凍りついた。その男はただただ前を見て、目の光も見えなかった。死んでいるときや、意識がないとき、眠っているときには目が日の光を反射しない。しかし、寝ているときは目を閉じているので普通は気が付かない。しかし、今の男は光りを反射していなかった。少しも。男は意識が一切ないのだ。ということは今起きていること、男の目に見えるものは男は一切覚えていない。何かにあっやつられている可能性が一番高い。可能性は五分五分だが、死んでいるかもしれない。生きているかもわからない。死んだときでも目は光を反射せず、希望がないような目をするものだ。言い方を変えると誰かに操られているが、体もきれいなゾンビだ。ゾンビと聞けば地面から出てきたため、歯の中には土が入っており、肉や骨が見える。服は破れていて体は緑だ。歯は抜けていることもあり、ッss眼の中には泥が詰まっている。しかし、これは見た目も普通の人間だし、爪はきれいだ。肉も見えないし、スタイルも整っている。死んだばかりならわかるが、血も見えないし首に後もない。しかし、麻酔のにおいもしない…まあ匂いはしないか。だが、普通に意識がないよりは暗かった。何か悪いことがあ手から死んだのか、ただそう見えるのか、分からない。短く言うとこうだ。「不思議な状態」
2023年8月24日
「今までこのことを待っていたからね。捕まることはできないよ。」 すると、金木と忍差、忍座先生がくしゃみをした。「どうした、風邪か」忍差がぎくりとした。「誰かに噂をされ滝がしただけよ、そっちは風邪?」金木はまるでそういわれるのを知っていたかのように答えた。「こっちも同じだ」2人はまた黙って走り出した。「いったい誰がうわさをしてんだ?」忍座先生も頭を回していた。「まあそのことはいいか」忍座先生は2人を追い始めた。「んで、どうすんだ?」彼は小二郎を向いた。「何がだ?」小二郎は彼を見た。「これから一体何をする気なんだって聞いているんだ。何でも準備がいるんだからな」「とりあえずあの学校をいただく」すると、彼は笑った。「相変わらす変なことを目標にするな。面白い、やろうじゃないか」2人はにやりとしたが、彼が付け足した。「と言いたいところだがどうする気だ?別に校長先生を殺して終わりっていうわけでもなさそうだし。殺せば新しいのが校長になるだけ、別に意味はない。しかも普通に呉れと言ってもダメだ。どうする気だ?」すると、小二郎はもっとにやりとした。「簡単さ。小学校でもやったようにする」すると、彼は批判したそれに批判した。「それは無理だそ、こっちは小学校と違うのだからね」だが、小二郎はまだ方法があった。「その答え、『時間』を使うのさ」「時間?」彼は全く意味を分かっていなかった。「どういうことだ?」「こういうことさ」彼は壁に書き始めた。実は壁にホワイトボードが埋め込まれているのだった。そして、ホワイトボードマーカーで壁に書いているのだった。小二郎は説明を始めた。まずは僕がうまく戻って生徒としてクラス、そこは簡単なことだ。しかし、そこから大変になる。校長にどうにか困らせ、どこかに買収されるようにする。そしてそれを俺たちが買収する。お金ならたくさんある。払えるさ。だが、どうやってそんな状況に陥らせるかが第一の問題、第一の疑問だ。だから俺は考えた。あの学校を壊せばどうだろうかと。だが、壊すといってもできるだけ小さな破壊がいい。そして考えたファイナルアンサーは他の人にやってもらう、そうすれば俺には一切被害がいたらない、ばれない限りは。勿論あの2回、サイボークを呼び出したのも僕だ。しかし、すべてあの忍座に止められた。だから今は彼がいないという情報を受けて嬉しい。だから実験をスタートしようと思う。そういい終わると、彼は1つだけ突っ込みを入れた。「でもその実験は時間がかかるんだろ?今からやってあいつがいなくても明日とかでどうせ帰ってくるだろうし意味なくないか?」小二郎はガクリとしたが、すぐに立ち直った。「一日でボロボロにするには自分でやらないといけないけど自分ではやりたくない。誰かにやらしてできなくて明日になったとする、そういう時には…」プランBを実行する。
2023年8月31日
「一日でボロボロにするには自分でやらないといけないけど自分ではやりたくない。誰かにやらしてできなくて明日になったとする、そういう時にはプランBを実行する」小四郎がそういった途端、壁が壊れた。「見つかったか!」小四郎と他のものは構えをとった。しかし、そこに見えたのは不思議な人間だった。いや、人間なのかもわからない。「ここでもないか」その男はそういい、どこかに行こうとした。「ちょっと待った」男の後ろで誰かが声を張り上げた。「ん?」男が後ろを見ると、小四郎が立っていた。「ここの壁を壊して見逃すとでも思ったか?」男はああ、という顔をしたが、気にせずまたどこかに行こうとした。「おい!」もう一度小四郎は子を張り上げ、男の視線を取り寄せた。「お前、何者だ」小四郎は波は分からないが、力の強さを感じ取ることは何年もの争いで分かるようになっている。しかし、彼からしては「無意識に習得した」ということらしい。「俺か?俺は詩愚弄、単なるどこかの星から来た無人間(人間ではない人間)だ」そういった後、どこかに行こうとした。だが、行かずにくるりと回り、壊れた壁から中に入った。小四郎に少し興味を示したらしい。「それで、用はいったい何だ?」そう聞かれ、小四郎の体は寒気を感じた。不思議な寒気を。俺が怖がっているのか!?この俺が… 小四郎は体の中から声を押し上げて答えた。「ああ、少し…そこに座ってくれ」そこにあった椅子を指さした。腕ががくがくと震えている野が分かる。「よっこらしょっと」のんきに詩愚弄は椅子に座り、血のように赤く光っている目で小四郎を見た。「それでは聞こうか。お前の名前は何だ?」詩愚弄は小四郎を見た。一息深く吐くと、緊張感をあるもので上回った。「馬凪小四郎だ」冷静に答え、小四郎も椅子に座った。「小四郎か、よろしく頼む」詩愚弄は握手をしようと手を差し出した。だが、小四郎が受けたものは普通の握手ではなく、手をお思いっきり握られるものだった。詩愚弄の握りしめられた手はジンジンと痛い。鍛えられた手なのに、相手は何事もなく痛みを感じさせた。「そして、そっちは何をしていたんだ?」片方の手首を抑えながら聞いた。「俺か?俺は貝日小学校っつう小学校を探しててな。しかしもしもできるなら誰かと力比べをしてみたいな」そう聞かれ、小四郎はあることを考えた。「それなら一人いるぞ。名前はサラリー殺し、それはあだ名だがな。そいつは俺でも勇逸危険に感じた人間だ」「お前、そいつを俺に押し付けて自分の仕事を邪魔されないようにしようとしているだろ」詩愚弄の感は鋭かった。簡単に小四郎が考えていたことを見抜いた。「だが…まあ、そこまで強いなら試してみようじゃないか。だがもしも違ったらただではすまないからな」そう言い残し、詩愚弄の姿が消えた。「本当に、あいつは何者なんだ」「…」サラリー殺し、ある場所にいた。誰一人知らない、ある場所に。「何だろうか、この気持ちは」サラリー殺しは立ち上がり、外に出た。「殺される気がする」全く怖がっていない。あるいはその真反対だった。楽しみなのだ。まるで殺されたいような。
2023年9月7日
「いったいどこに…」金木と忍差は疲れていた。無理もない、一晩中駆け回っていたっからだ。だが、2人は見つけたい人物をまだ見つけていない。それは2人にしては問題で、忍座先生にしてはほっとしていた。2人はどこにいるのか全く見当もつかなかった。仮名日はもう遅いからと帰った。忍差はやマンのてっぺんにいき、寝転がった。「…」彼女は彼がどこにいるのかを考えていると、あることに気が付いた。なぜだろう…何で私はここまでしてっ彼をっ取り返したいのだろうか… 私はっ考えたt。今まで一緒にいたからだろうか?それとも他に理由があるのだろうか…忍差はなかなか考えても答えが見つからなかった。帰れ
2023年9月14日
次の日になった。金木と忍差は寝て、朝に起きた。「…」金木と忍差はいつものように何も言わずに起き上がり、着替え、置いてある朝ご飯を食べた。ビュー 風を感じ、後ろを見ると窓が開いていた。「?」金木が一番目に入ったものはその下に落ちていた紙だ。白く、折りたたんであった。どこから来たかもどうして窓が開いているのかもわからないが、取り残しておいた方がいいと判断した。ご飯を食べ終わり、歯磨きをし、バッグを手に取った。「…」金木はずっとなぜ落ちてきたのかもわからない紙のことを気になって外に出ることができなかった。金木は仕方なく戻り、紙を拾い上げた。開けてみると、その中には招待状が置いてあった。『サラリー殺しと小四郎はここにいる、欲しければここに来い。3時半より前だ』金木はそれを見た瞬間に行くことにした。だが、1つだけ問題があった。地図がないのだ。それは後でどうにかなると思ったが、出そうする時間も決めなければいけない。なので、昼休みに腹痛で脱走することにした。家にいる間に『お腹が痛いので帰ります』というメモを用意し、家を出た。学校に着くと、忍差が待っていた。「どうした」僕は目をしかめながら聞いた。「あなたはこのメモをもらっているのでしょ」彼女は僕が拾ったのと同じ紙を取り出した。「あぁ…」僕は頷いた。取り出した時、遠くから高速に忍座先生が走ってきた。「おーい、この紙と似たのをもって…いるみたいだね」「でもこれ、地図の半分で全く意味が分からないのよ」彼女の招待状を開くと、地図の半分があった。忍座先生の招待状は猛反対だった。どうやら3人がそろわないと意味が分からないということだろう。「ということは学校中に脱走しないといけないということか」忍座先生は悩んでいた。「昼休みに腹痛で脱走するつもり」カナデは当たり前のように言った。「マジでお前、変なことばっか考えるな」忍座先生はあきれていたが、それが1番いい方法だと思ったらしく、それに沿って動くことになった。1時間目が終わり、2時間目が終わり、3時間目、4時間目と終わった。金木は持ってきたメモを机に置き、校庭に出た。校庭にはたくさんの生徒がいてこそこそすることは大変だ。しかし、裏庭からなら簡単だった。3人は裏から3m以上あるフェンスを軽々と飛び越え、走り始めた。「何で忍座先生までついてきているんですか」走りながら忍差が忍座先生に聞いた。声は忍座先生へと簡単に届いた。「サラリー殺しがいるのなら話は別だからな」しかし、本当の理由は2人を監視するのだった。しかし、つくと、他にも同じようについた人がいた。「今日は」その人物はっ普通の大人に見えるが、何かが違った。しかし、それを感じ取ることができなかった。「それでは私は…」彼は小さな木の戸へと入っていった。すると、戸の大きさが変わり、忍座先生が入れそうなほどの大きさになった。「それじゃあ中に入るか」3人が中に入ると、その中には小さな部屋があった。そこには穴があり、上にはこう書いてあった。『ここに招待状を入れろ』そこに招待状を入れると、壁が消えた。と言っても壁が動いただけだ。しかし、招待状を入れただけで何かのセンサーが作動したのだ。そこから中に入ってみると、もう一つの部屋があった。こっちには奥に看板があり、こう書いてあった。『すぐに始まる。それまで待て』どうやら待てということらしい。そん部屋には他に7人いた。
2023年9月21日
「ただいま」金木と忍差と忍座先生は実家に帰った。「おかえりなさい」親はすべて、優しい目で見てくれた。「学校の教師、大変じゃないの?」母親は少し不満そうに忍座先生を見た。「まあいいじゃないか、楽しそうにしているのだから」父親はニッコリと笑い、先生の肩を軽くたたいた。「おにーちゃーん!」妹が彼に飛び込んだ。「おわ!」先生はこけてしりもちをついた。彼の力は隠しているのだった。誰一人、家族を困らせないために。「学校はどうだった?」彼女は先生の顔を見降ろした。「よかったよ」彼はその一言で終わらせ、とりあえず部屋に入った。「はー、疲れた」彼は持っていたものをすべて落とし、ベッドに倒れこんだ。「はー、しかしいったい何だったのだろうか…あのバンダイルスというやつは…神なのか…悪魔なのか…」彼は天井を見ながら考えた。しかし、時間がいくら過ぎても答えには導かれないのであった。
2023年10月12日
「これって何?」岡名は1つのぬいぐるみに目が入り込んだ。そのぬいぐるみは黒猫だった。しかし、口と鼻はなく、それからは黒いもやもやが出ていた。「これはまるで…」井辺名は何かを言おうとした。だが、言葉を放つ前にぬいぐるみが飛び乗ってきた。「わ!…」彼女は動かなくなった。眼球は黒くなり、黒目が赤くなった。しかし、一番目に入るのはあの徐の周りが影のように暗くなったのだ。あのぬいぐるみと同じで。だが、ぬいぐるみは普通の黒いぬいぐるみに戻り、地面に落ちていた。彼女は少しすると立ち上がり、ゆったりゆったりとどこかに歩いて行った。ちょうどその時、3人は様々な理由で何かを察した。しかし、3人とも始めは非科学的だと思い信じることはなかった。しかし、あまりにも非科学的なことが起きすぎて現実主義者から抜け出し始めてしまった。しかも井辺名は空を飛んだりもできたのだ。これが現実でないといえば何という。マジック?それならあの神はいったい何者だ。彼は背中に寒気を伝えるほどの実力を持ていた。あれが普通の人間というのならおかしすぎだ。彼は消えることもできた。あれはマジックでも不可能。しかもあんなに硬い壁はこの世に存在しないはずだ。科学的には。ということはこの世に非科学的人物も存在するということだ。なので信じ、言われたとおりにした。「ここは…」3人は同じ場所にたどり着いた。そこには前と同じ、小さい戸があった。だが、今回は黒いドアだった。とても黒く、地獄へつながっている戸だといわれても不思議に思わないだろう。3人はもう非科学的なことを信じてしまったのだから。「入るしか…ないよな」3人は恐る恐る入った。中には外から見たよりも大きな場所で、真ん中には…岡名が突っ立っていた。「岡…」忍座先生が走っていこうとしたとき、忍差と金木が肩をつかんで止めた。「岡名は…何かがおかしい」金木は岡名をじっと見た。だが、岡名は完全に無反応で立っていた。まるで意識がないかのように。「岡名」金木はいったい何が起きているのかわかっていないが、とにかく岡名がおかしいことは分かった。「あの方は…死神にやられている」後ろで誰かの声が聞こえた。後ろを見ると、すぐに誰かが分かった。「お、お坊さん?」あの不思議な服装と完全に頭をそっていることからしてお坊さん以外に考えることができなかった。「彼女は呪われています。」3人は驚いた。「呪われているって…どういうこと」忍差は非科学的なことを少しは信じるようになったが、呪いはまだ信じがたかったのだろうか、彼女はそのお坊さんをにらみつけた。だが、そのお坊さんは全くひるまなかった。誰かににらまれていても。今まで訓練してきたかのように。彼は話を続けた。「彼女はどうやら死神に呪われたらしい。奴自身が楽しむためだろう。そして少ししたら…あの方は死ぬだろう。」お坊さんは少し暗く言った。「それならその呪いを解除する方法があるんじゃ…」金木は額に一粒、水が流れていた。彼は焦っていたのだ。彼女が死ぬと聞いた時から焦り始めた。「確かに方法はある。だが、その方法にはある悪い意味がある。それは…」彼はついに目を開けた。私を倒してみなさい
2023年10月19日
「確かに方法はある。だが、その方法にはある悪い意味がある。それは…私を倒してみなさい」彼はついに目を開けた。目は普通の目だった。何の変哲もない普通の目。だが、その目からはめらめらと波が漂ってきた。見ているだけで目が痛みそうなほどの狂暴な目が。「こいつ…ただ者じゃないな」忍座先生が目を細めていた。「彼女を取り戻したいのなら私を倒しなさい」声は優しそうだが、3人は油断させるために行っているのだと受け取った。「行くぞ」金木と忍差は頷き、3人は分かれた。3人はある有利にしてくれそうな方法があった。回り込みだ。忍座先生が前から突っ込み、金木と忍差が横から殴りかかる。これを忍座先生に集中させることさえできれば2人が両腰に大ダメージをくらわすことができる。「僕から始めさせてもらうよ」気を引くために忍座先生は戦い中にも話していた。さすがの運動力だ。「でもなぜ君は助けるんだろうね、小四郎」忍座先生はにやりと笑った。「なぜそれをッ」突然お坊さんは目つきが変わった。「知ってるさ。君、小四郎でしょ。結構いい変装だけど。でもさ、やっぱりばれるでしょ。こんなことができるのは…まあ死神じゃないといけないかもしれないけど。左に62度、斜め上にいるのは分かってるよ。そろそろこそこそせずに出てきたらどうだい?死神」後ろを見ずに彼は分かった。カンでだ。「なぜわかった」とても低い声が空中から聞こえてきた。「簡単だよ、カンだ」彼はかっこよく言ったが、周りは意味を分かっていなかった。「カン…だと?」死神だが出てきた。思った通り、鎌を持っていて、体は骨だけだ。そして頭から下まで黒い敗れたフード着きマントをかぶっていた。「まあ考えたら少しわかっただけなんだけどね。別に僕は魔法使いでもないし、人の心を読むことなんてできっこないよ。僕がしたのはただの予想、あるいは勘を頼りにしただけさ」彼は片足を少し横にずらした。「それじゃあ、あの条件を取らせてもらうよ」ちょうどその時、横では忍差と金木が経っていた。前に出ることも後ろに下がることもない、2人が。「これは…」2人はいったいどうしたらいいのかわかっていなかった。突然死神が出て着たり小四郎がお坊さんに変装していたり。あまりにもごちゃごちゃ過ぎたからだ。「まあ、見ていればいいだろう」2人はそこで立ちすくんでいた。戦いを見物しながら。
2023年10月26日
「…」その近くで1人の男子と女子が歩いていた。「お兄ちゃん、いったいこの地響きは何でしょうか」彼女が彼に聞いた。「まあ分からないし関係ないことだと思うけど」彼は周りを見てから答えた。「本当にそうでしょうか…」彼女は心配そうに彼の腕を抱き着いた。「でも本当にこの地響きは何なのだろうか…何でもなかったらいいけど…」地面がほんのちょっと揺れていて、彼はそれを感じ取っていた。「はあ、はあ、はあ」忍座先生と小四郎は交互をにらんで立っていた。2人とも額には汗を出していて、息も洗い。もう36分は戦っているだろう。金木と忍差はさっきからずっと横から2人を眺めていた。その横には1つのポップコーン入れが置かれていた。「お前は強いな」彼らは話すことがなく、地味な話をしていた。『#@%&$』突然近くで意味不明な声が聞こえてきた。「は?」近くには岡名が経っていた。しかし、目は黒く、口の中は完全に色をなくしていた。「お前…いったい何をしたらこうなるんだ」忍座先生は怒っているというか怒っていないという、自分自身でもわかっていなかった。「俺も知らないぞ!」彼は後ろに下がった。「何が起きているんだ…」彼は本当に知らないのだろう。顔を見ればわかる。顔は真っ青になっていて、目は震えている。『$%@♯』彼女は全く分からない言葉を話しているのは分かった。「とりあえず逃げるぞ!」4人は外に逃げようとしたが、さっきまで空いていたはずのドアが勢いよくしまった。「逃げられないってか」4人は恐る恐る後ろを見た。「これって多分ヤバいかも…」忍座先生は一直線に岡名…だった人めがけて小石を投げてみた。「やっぱり――」小石は彼女の目の前で方向転換した。「遠距離攻撃は無理ってことか」これは厄介だ。もしも遠距離攻撃ができないのなら短距離攻撃しか方法はないはずだ。しかし、短距離攻撃というのは相手目撃してくることが可能ということ、彼女は今一体何をできるのかが分からない。なのでむやみに突っ込めばタダで済まないと考えるのが正しいだろう。「何かいい方法はないか?」小四郎は忍座先生に問いかけた。「いや、責任はお前にあるんだからお前がいい方法を考えるのが普通だろ」「いいや、俺は考えるのがうまくないからお前にやってもらいたい」「いいや、先ほど言ったように責任はお前にある。どうにかしろ」2人はいらいらとお互いを見合っていた。「何かが飛んでくるよ」突然金木が2人を押した。2人はふっ飛び、一応足から落ちた。「ちょい、何を――」忍座先生が叫ぼうとしたとき、その声はもっと大きな声でかき消されてしまった。大きな箱が落ちてきたのだ。「うわ…」その箱は鉄で作られていて、この世にこれを持てる者はいないだろう。「彼女が作ったのか、これを」小四郎はいったい何をしたらいいのかわかっていなかった。「お前…というか死神はどこへ行ったんだ?さっきから見ていないが」周りを見たが、1番気配がするのは…岡名の方だった。「まさか…」一瞬で小四郎の顔がくなった。そんな馬鹿な…
2023年11月2日
「まさか…そんな馬鹿な…」一瞬で小四郎の顔がくなった。「どうした」忍座先生は真っ青の小四郎を見た。「まさか…死神があそこに…」彼は岡名を指さした。「だから動き出したのか…」金木は理解した。彼女は今、死神に取りつかれているのだ。いままではただ単に呪われていて動かなかったが、今は取りつかれているから死神が自由の彼女を操れるのだ。ということは彼女を今、開放するには死神をあの体から追い出すしかないのだ。
2023年11月9日
「この体も慣れないものだ」岡名の体を乗っ取ったしい死神は腕を回して呟いた。「今まででもいろいろな体に入り込んだが子供はそこまで未経験だったからだろうな。しかし…」彼は話すのをやめ、頭の中で考え始めた。しかしここまで簡単にアクセプトするとは…今まででもこんなに簡単だったのは無かったぞ。毎回無理やり入り込むしかなかったからな。だがこの体の持ち主は警戒心がめちゃくちゃ緩かった。こんなのは子供でも初めてだ。本当に…最近の小さな子供ときたら… 彼がそこまで考えたところで片手が勝手に動いた。「は?」彼の口も勝手に動き始めた。「誰がチビだって?あ"?」その声は確かに岡名の声だった。しかし、怒りの勢いが通常を超えていた。誰だ?私が操った人間は完全に気を失うはずじゃ… 彼はもう一つの手で止めた。しかし、口は止めることができなかった。「よぐも言っでぐれだな」その声は怒り切ってちゃんとした声が出ていなかった。彼女の一番嫌いな言葉、それは自分のことを小さいといことだった。それだけは彼女が言われたくない言葉だったのである。ゆっくりと体の自由を奪われていた。「な…に…!」死神は今、いったい何が起きているのか分かっていなかった。「馬鹿な…」ついに体半分の自由を岡名に奪われてしまった。その片足はもう片足を蹴り、地面にこけさせた。いくら死神だといっても今は呪っている。もしもその体から逃げたいのならば時間がかかる。だが、彼女はその時間を与える暇などないだろう。片手だけで彼女は動いた。もう片手も抵抗したが、抵抗しきることはなかった。体はポータルを作った場所まで這って行った。しまった!消すことを忘れた! その少し下失敗で死神はとてつもなくヤバいトラブルに入ってしまった。彼女は自分が呪われてからのことをすべて知っていた。死神が見たことはすべて彼女も見ていたのだ。なので彼女はどこにポータルがあるかを知っていた。彼女はその中に入り、反対側から這い出てきた。「!?」それを見た4人は驚いた。しかし、死神は慌てて戻ろうとした。それを彼女は止めた。「な…」忍座はそれを見て固まっていた。彼たちから見ると岡名を呪った死神が他のなにかに呪われているかのように見えるのだ。「…」それを見た小四郎はただ眺めていた。「こ、これは一体どういうこと…」忍差は固まったまま口だけが動いていた。「こ、これはだな…僕もわからないと思う」忍座は耳から煙が立ちっていた。「…」一度戻ることを諦めた死神はずっと小四郎をにらんでいた。2人は黙ったままにらみ合っていた。少しすると、死神はにやりとし、地面に顔が倒れた。気が治った時にはもう死神が体内から消えていた。彼女は気が付いた途端に立ち上がり、駆け回りだした。「なんか嫌な予感がする―!」彼女は一部をずっと走り回っていた。「( ̄∇ ̄;)ハッハッハ…まあ気が付いたのならいいか」忍座先生は苦笑いをしていた。「というか死神はどこ行った?」岡名に言われ、他の皆は同時に言った。「「「さあ…」」」
2023年11月16日
「危なかった…」死神はぎりぎりポータルに入り、閉めることに成功した。間一髪で抜け出すことができたのだ。死神は空を飛び、その場所から抜け出した。死神は空を飛んでいると、近くで声がしたので隠れた。もしかするとどうにかみられる可能性があるからだ。「今日のニュースを見たか?」その一人が言っていた。「ああ、あれのことか。あれは少し面白いと思ったさ。あんなことがこの世界に存在するというのは面白いことだ」死神はその話に興味を抱き、その場に立ちすくんでいた。しかし、2人はそのままどこかへ歩いて行った。追うこともできるが、少しリスクが高いと思ってやめ、自分の世界へ戻った。「おかえりなさいませ、お疲れですか?睡眠場(寝る場所)を用意いたしましょうか?」一人が死神の目の前で膝をついた。さすがの弟子だ。死神が疲れていることを一瞬で分かった。「そうさせてもらおうか、私も少し疲れたのでな」死神はそのまま一つの部屋に入った。「おかえりなさいませ」その中には何人も人がいた。まるで一つのグループだ。「これでそろったな死神は一つの椅子に座り、前を見た。「それなら会議の開始だ」ちょうどその時、小さな少年が駆け込んできた。「デスゴッドさま、大変です!」彼はとても焦っていた。「どうした、落ち着いてから話せ」「侵入者が出てきました!」そう聞き、死神は驚いた。いま死神がいるところは死神から許しを受けなければ入れない場所のはずだ。無理に入ろうとすると死神が気づくはずだ。ということは無理やりは入っていないということ、どうにかして無意識に死神が許可したのかもしれない。「少し席を立たせてもらう」彼は立ち上がり、そのままその場を離れた。
2023年11月23日
外に出ると、そこは誰一人いなかった。気のせいではないのか…? ちょうどそう心の中でつぶやいた時、後ろで物音がした。「!?」死神は後ろを見たが、誰一人いなかった。「…」死神は感じたことのある気に気が付いた。「長いことあっていなかったな…」彼は壁を見た。「この世で恵まれ、交通事故を通じて力を得て妖王にも認めてもらい、妖界と行き来できるようになったたった一人の人間、不氏橋」死神が言うと、そこに一人の男性が出てきた。「まあ見つかるのは予想済み、君を探しに来たのはある事情があってね」彼は1歩前に出た。「あれはいったい何なのだろうか」彼の顔は少しイライラしていた。「あれとは何のことか?」死神はとても薄く首をかしげた。「冗談はやめてくれ、お前以外にあんなことをするやつはいないのだ」死神は本当に何一つわかっていなかった。「僕の重力を上げただろ」彼はいらいらとしていた。「そんなことはたやすい御用だが…いったい何を言っているのかわからない」死神はそんなことを考えもしなかった。考えたとしてもやらないだろう。いくら死神だからと言って悪いほうに行くことをするほど馬鹿ではないはずだ。「本当に知らないのか」不氏橋は死神の目をじっと見た。「もしも考えたとしてもやらないだろう。悪い方向に行くことは知っている」死神は全くひるまずに立っていた。「それなら信用しよう。それともしも違うのであればいったい誰がやったのかが分かると思ってね、だれがやったかは想像できる?」死神は0.3秒考えてからいった。「誰一人も考えることができない。しかしもしも何人も同じことにできる人がいるとすればたった一人だけだ。多分バンダイルスだろう。この世界に神でもあるが、2番目に強いはずだ。もっと上がいるかもしれないが」死神はその言葉を聞くと目を丸くした。「どうした、まるで知り合い化のような目だが」彼は国利とうなずいた。「ああ、あいつは知り合いだ。数日前にあった。あの時は普通だったのだが…いったい何が起きたのか」死神はその疑問にも答えた。「神が作り出した力を否定するものがいたのだろう。何万年も前に。自分たちが苦労して作ったものを否定されると心が傷つくだろう。神にも同じことが起きたということだよ」死神は真剣な声で言ったが、顔は何一つ変わっていなかった。感情などあるのかもわからない。「とりあえずいったい何が起きたのかを探してくる、お前はついてくるか?」死神は首を振った。「することがある」死神はそういうとその場から去った。「やっぱ冷たいな」そういったところで思い出した。「そういえばあいつ、一応敵なんだ」彼はそのまま消えた。「ヒッ、ヒッ、ヒッ、ヒッ、この傑作さえ終わればこの世は私のものだ」まだ少年のように見えるが、白衣を着ていて丸い眼鏡をかけていた。その部屋には奇妙な怪しい液体や作品が並んであり、完全にその少年がマッドサイエンティストだということを尊重しているかのような部屋だった。「これさえ入れれば…」彼は一つの薬を入れた。ポチャン、
2023年11月30日
「おーい」忍座先生は猛スピードで体育館に突っ込んだ。「ちょ、忍座先生!」ちょうど忍差と金木は体育をしているところだった。「すみません」忍座先生は体育担任の先生に叱られていた。「まあちょうどよかった、ちょっとあの2人が問題を起こしていてね、助けをもらいたい」先生は忍座先生に話した。「そうか、それなら私がどうにかしておこう」忍座先生は忍差と金木を担いでその場から去った。「「?」」2人はポカンと忍座先生を見ていた。「少し話をさせてもらうぞ、お前たちはさっき、ドッジボールをしていたらしいな。それならあの壁にあった穴はいったい何だ」2人は相手を指さした。「結局お前たち両方が悪いんじゃないか!」忍座先生はベンチに2人を誘った。「お前たち、本気でやるなということぐらいわからないのか?本気でやれば命の保証がなくなるぞ。それにあの壁を見ればやばいというぐらいわかるだろうがよ!」忍座先生は2人を見た。少しあきれているようにも見えた。「本当にもう、お前たちは下限というものを習ったほうがいい」忍座先生は2人に本を渡した。「これには私からのアドバイスが書いてある。やるといい」忍座先生はこんなことが起ころうと思い、一応作っておいたのだ。「それでは」金木と忍差はそのまま去っていった。本を持って行って。「あれがちゃんと教えれればいいのだがな、よっこらしょ」忍座先生が立ち上がった時、地響きが起き始めた。地震で言えば震度6ほどだ。「な!?」忍座は周りを見た。「こ、これは…!」遠くの山から巨大な生き物が出てきた。生き物じゃない、ロボットだ。高さは高層ビルほど、目は赤く光っていた。「なんだこれ…」忍座は今、目の前に巨人のようなロボットを見ているのだ。自分が何人いても覆いかぶせそうでなかった。「こんなことって可能なのか…!?」普通なら逃げる。近くにいる人たちは皆命がけで逃げている。しかし、忍座は違った。「もしもこの街にそんなものが存在するのなら…壊すしかない」彼は思いっきり走っていった。「よし、完成した!」少年は声を張り上げた。下のほうでは人々の叫び声が聞こえてくる。しかし、彼にはそんなことどうでもいい。「すすめ!すすめ!」少年は大声で命令した。巨人のロボットは前に進みだした。家をつぶしながら。彼は大きな笑みを浮かべた。「よし!いうことは聞くらしいな」彼は頭の中にいた。「このボタンを押せばこの世を制覇できる!」しかし、彼はもう少し遅くすることにしていた。「それじゃあまずはあそこら辺を壊すか」彼が見えていたのは忍座のいた学校だった。それでは進むぞ。
2023年12月7日
ドンドン!、地響きが立つ。地面が揺れ、救出を望む者たちの叫び声も聞こえた。「あいつ…何を考えているんだ」忍座は怪物のようなロボットめがけて走りながら顔をしかめた。「まあこの場を壊す以外にわからないな」忍座は少しスピードを上げた。「間に合うか…心配だ」彼は一応ロボットの足元へたどり着いた。「とりあえず」彼は足めがけてけりを入れた。だが、足はびくともしなかった。「まあそりゃそうか」彼は前に進むロボットをよけた。「とりあえずどこか弱点を見つけなくては」彼は少し考えただけで思いついた。「そうだ、あそこならこのロボットを操縦しているものがいる可能性がある」彼は家の壁に足を置き、空めがけて飛び立った。ロボットはそのことを気にせずに進み続けた。「ここだ!」彼はロボットの顔面目掛けてけりを入れた。その壁は壊れ、その中身が見えた。「な!?なぜわかった!」彼は驚いていた。「ここ以外に操縦しているところといえば胸だからだ。普通の人間ならそうするからその考えを使った」彼はそういうとその場を確認した。そこにはたくさんのボタンがあり、様々な色があった。しかし、一番大きなボタンは赤いのだった。これで止めることができるか? 彼はそう考え、そのボタンを押そうとした。「それはッ」彼は何か言おうとしていたが、もう遅かった。ボタンを押してしまった。「Self destructのボタン…」彼が言い終わったときにはその場は赤く点滅し、ビー、ビー、っとスピーカーが流れていた。「これってたぶんやばいやつだ…これって止める方法はあるのか?」彼もこの機械が壊れてほしくないのかこの街を爆発したくないのかはわからないが、彼は焦っていた。「ああ、この機械の胸にある。そのクリスタルを壊せばこのロボットが停止して爆発も止まるはず」忍座はすぐにその場を出ていった。「確かに壊せば止まるけど…」忍座が出て行った後に彼はつぶやいた。「壊されては困るんだよね」彼はにやりとして白いボタンを押した。すると地面から黒いボタンが出てきた。「これを使うことが本当に来るとはね」彼はそのボタンを強く推した。普通のボタンよりは強く幼いと下がらないのかもしれない。「それでは、爆発も30分かかるし楽しむか」少年はにやりと笑って椅子に座った。「これか」忍座は胸にクリスタル(宝石)が見えた。その宝石は血のように赤くて太陽のによく反射した。「これを破壊すればいいのか」彼は殴りを入れようとした。すると、手が現れ、そのパンチを守った。「な!」忍座はなぜか驚いた。自分が動かなくなるようなものを守るのは普通のはずだ。自分も顔に殴りを入れられたら本能的に守ってしまう。それと同じなのだろう。ということは…「まさかこのロボット、本心があるのか?」彼はやっと気が付いた。これを操縦しているのはあの少年でなかった。このロボット自身だったのだ。「だから僕の攻撃を守ったのか」僕は軽く顔をしかめた。「これは少し厄介だな」
2023年12月14日
「さてと、これは終わったことだしこれから一体どうしたらいいんだっていう話だ」忍座は周辺の有様を眺めた。たくさんの家はつぶれ、もしかするとその中に巻き込まれた人たちもいるかもしれない。「まあ、とりあえず助けることができる分は助けるしかないってことか」忍座はため息をつき、ぶっ壊れた町へと進んでいった。「!」少し遅れてきた金木と忍差はその風景にアッとされた。巨大なロボとが倒れていて、町はほぼボロボロだった。いったいどうやってロボットが倒れているのかは予測できなかった。「いったい何が…」忍差は目の前の風景が信じれなかった。金木はその中へと入ってった。誰かを助けることができるかと思い。
2023年12月27日
「あと約8分ほどだ」府氏橋は少し考え、腕時計を見てから答えを出した。「は、8分!?」忍座先生は信じられないという顔をしていた。「は、8分でいったいどこにもっていけば…」忍座先生は焦っていたが、府氏橋には計画があった。「ちょっと君たちの力を借りるよ、それでもいいのならばこの町を助けるとこの命で誓うよ」府氏橋は胸元に触れた。「そうか、それじゃあ府氏橋、君を信用しよう。それで、どうすればいいんだ?こんな大きなロボットを持ち運べなどとは言うわけがないだろうし」彼は倒れているロボットを見た。「その通りさ」府氏橋は明るい笑みを見せてきた。「え?」忍座先生は固まった。「はー!?」自分の分身を作れるほどの運動神経を持っている彼にすらさすがに無理そうな仕事。「いやいやいや、あんなでかいのをここにいる4人で持ち上げるなんて不可能なんじゃ…」府氏橋は彼の口を閉じさせた。「誰が4人でやるって言った?」彼が町を見ると、そこには大量の何かがいた。「こいつらはいったい…」忍座先生はポカーンと眺めていた。
2024年1月3日
ロボットは少しすると地響きを起こし、水中で爆発を起こした。だが、水がその爆発をすべての見込み、地上では何一つ悪いことは起こらなかったのだった。1件落着ということで皆は自分の場所へ戻っていった。妖怪たちは妖界へ、府氏橋は自分の探偵事務所へ、忍座先生、忍差と金木は学校へ。「それじゃあこれからどうするかだ」忍座先生は金木と忍差を見た。「また普通に教室へ戻ることもできるが。今はひるやすみだし」彼は腕時計を見た。「僕はどっちでもいいです」「私はどっちでもいいです」2人は全く同じことを言った。「本当にお前たちは似ているな」「「そんなことないです」」2人はそれを否定した。魔反対の効果を出す方法で。「やっぱり似ているじゃないか」忍座が2人をからかっているとそこへある人物がどこからともなく表れた。「おやおや、これはすまなかったね、少し何をしているのか知りたくてね」そこにはサラリー殺しがいた。「本当に、お前はいったい何者なんだ。僕たち3人が気付かない速さでここに現れるとは」「言ったでしょう、私はただ、通りすがりのサラリーマンだとサラリーマンだと」彼は薄く笑った。「いや、普通のサラリーマンならこんなに早く動けないだろ」忍座はため息をついた。本当にいったい誰なのだと「だからお前は本当に誰なのだ」何度聞いたとしても忍座は分かっていた。彼がずっと「ただのサラリーマンだ」というと。「まあいい、とりあえず聞こうか、なぜ君がここに来たのかを」忍座は真剣に会話を始めた。勿論忍差と金木はその横で見物しているだけだった。「私ですか、私はただ元気にしているのか見に来ただけですよ」だが、彼は信じなかった。「そんなわけがあるはずない。本当のことを話してもらおうか」「本当だって」いくら彼が同じことを言っても忍座は同じことを聞き続けた。「魔理由を適当に作るとしたらこれを私に来たとでも言おうかな」彼はポケットから1枚のノートを取りだした。「これは未来のことを予測し書いたミステリー小説家の小説がすべて書かれている。これを持っておくといい」彼はそのまま向こうへと歩いて行った。今度は普通に。「それじゃあまたいつか会うことにしよう」彼はそのまま木の後ろに歩いていき、木の後ろに隠れるとそのまま姿を現さなかった。「やっぱり普通の人間ではないな。向こう側に歩いて行ったという方法はあるが…すぐに見てみたがもういなかった。まるでその場から跡形もなく消えたかのようだ…」忍座はそのまま2人を連れて学校へ帰った。「それじゃあそろそろ昼休みが終わるし戻るぞ」忍座は走りながら言った。「ま、あいつのことは保留ということにしておこうか」彼はそのまま学校の門を超え、何事もなかったかのように校庭を歩き回った。「多分このほうが怪しいと思うけど…なんで学校の教師が昼休みに校庭でうろついているんだ」金木はぼそりとつぶやいたが、自分の教室へとは戻っていった。だが忍差はまた学校から消え、遠くへ走っていった。だが、2人にはどこに行ったのかわからなかった。
2024年1月10日
「…」忍差はひそかに屋根の上を走っていた。彼女は考えたことがあっているのかを確認するためにある方角へ走っていった。「いた」彼女はある人物を発見した。「私の居場所が分かったとは見事ですね。ですが、何をしに来たのですか」そこにはサラリー殺しが立っていた。「いったい何者」彼女は彼をじっと見た。「行ったはずです、私はただのサラリーマンだと」彼女はさっと小石を拾い、彼めがけて投げた。子の速さからして普通なら手でも突き抜けそうだ。だが、サラリーマンは2本の指ではさんだ。「私を殺そうとでもしたのですか?」彼は人を殺せるほどの速さで石が来たのに全く動揺していなかった。「あなたは何者」彼女は警戒体制を問た。「私はーー」彼はまた同じことを言おうとした。だが、そこを止められた。「そんなはずはない。こんな速い石を止めれるのは普通の人間にできないこと」彼はあきれたような口調で話した。「今のは少し遅いです。私には風船と同じように見えましたよ」忍差はその言葉に腹を立てた。からかいの言葉として受け止めたようだ。彼女は地面から複数の小石を拾い上げ、投げつけた。が、それもすべて受け止められた。彼にはかすり傷一つない。忍差は悔しそうにしていた。「その力では人に勝つことはできない。それが常識よ」後ろから誰かの声がした。「!」彼女が後ろを見るとそこには一人の少女がいた。「だれ…」忍差はあったことない少女だった。「どういうこと」それよりも彼女が気になったのはたった一つ。人に勝つことができないということだ。「私の言った通りよ、まだ彼に勝つことはできないわ」少女はその言葉を残し、消えた。誰にも見えないほどの速さで。「は、速い…」このスピードには忍差もたいてい及ばないと分かった。「いや、あれはその場から去ったのじゃない、消えたのですよ」彼はコーヒーを継ぎ、すすりながら話した。「消え…た」彼女は少し考え事をした。「消えたというのは一体どういうこと」忍差は彼の言ったことに批判をしてから気が付いた。前に見たあの力を、一人の少年が繰り出した力のことを。「やっとわかったかな、この世界にはまだ君の知らないことがたくさんあるんだよ」彼は気が付くとコーヒーを飲み終わり、その場から去ろうとしていた。「あなたは…何者」忍差は1歩前に出て聞いた。「私はただのサラリーマンです」彼もその言葉を残し、去った。「…」忍差は下を向き、黙った。何も言うことなく。彼女の頭には今、大量の疑問が抱かれていた。さっきの女子はいったい誰なのか。あの男は本当に何者なのか。私が知らないこととはいったい何なのか。いったいどうやって彼女はその場から消えることができたのか。
2024年1月17日
「あいつらはいったいどこに行ったんだ?」忍座は周りを見ていた。が、金木も忍差もいなかった。「まだ授業中だっていうのによ」彼は仕方なく自分の行かないといけない教室へと歩いて行った。そのころ、金木は町の中を歩いていた。別にやることはない。学校から嫌な予感がしたから逃げ出しただけだ。彼は今、ある店に来ていた。そここそが筋トレをする場所、…ゲームルームだ。筋トレをするといったが、そこにはゲームをする場所もある。例えば腕相撲、もぐらたたきなどなど。彼がここに来た理由はただ一つ、暇つぶしだ。彼は今までで腕相撲に負けたこともないし、もぐらたたきは禁止になっている。理由はわかるだろう。だが、今回はほかのだれかが腕相撲で勝ち続けていた。「おお金木、来たか。ちょうどいい対戦相手が来たぞ!」金木が来たと単にそこは盛り上がった。どうやら金木は大人気のようだ。「…」顔は無表情だが、少し彼の態度に腹が立ったのか、手に力が入っていた。が、彼は全く動揺しなかった。
2024年1月24日
「ああれ?嫌われてる?」彼は少ししょんぼりとした。「そ、そのだがな…お前さんは確かに強い。だが少し強すぎるんだよ。俺たちが全員力を合わせても勝てるはずがない」「一応手加減はしていたんだがな…」彼はひとりごとのようにぼそりといったが、その場が静かすぎて完全に聞こえていた。「あ、あれが手加減しているというのか…」皆は逆に下がった。すると、一人の男性が現れた。「それでは私が相手をしましょう。ちょうど暇だったのでね」その男に彼は圧倒された。いったいどこから現れた…気配すら知らなかったぞ その時悟った。目の前にいるのは自分よりも強い者だということを。「そ、それならよろしく頼む」嫌な予感がしたが、彼は前に踏み出した。「それでは…開始!」腕相撲が始まり、小四郎は本気を出した。だが、「!?」腕はピクリとも動かなかった。「君の力はそれだけかね」その気はないのは顔を見ればわかる。だが、その言葉を小四郎は挑発として受け取った。全力の力を超え、本気の本気で力を入れた。が、まだ動かない。ほんの少しも動かなかった。こ、こいつはいったい何者だ…そもそも人間なのか? 小四郎は信じることができなかった。「こんな人間が存在したとはな」小四郎はニヤリと笑い、隙を作った。「もらった!」彼は思いっきり腕を押し、倒した。… いつもなら聞こえる音がしない。普通なら机にぶつかる音が聞こえる。「あぶないあぶない、もう少しで負けるところだった」彼は地面すれすれで止めたのだ。「そんな馬鹿な」一瞬の隙さえとれば勝つのはほぼ100%だ。「お前は何者なんだ」小四郎は恐怖に満ちていた。どこかで見たことがある…サラリー…まさか… 「私は通りすがりのサラリーマンだ」小四郎はこの人物を知っていた。昔、金木たちと争ったときに突然と現れ、突然と消えた人物。隙だらけなのに手も出せなかった人物、警察からはサラリー殺しと呼ばれ、殺してもいいという人物らしい。「お前、昔に見たことがあるよな」小四郎は手を放し、負けを認めてから少し後ろに下がった。「はてな、覚えていませんよ。あなたは日本で気に有名、こ…」小四郎は慌てて彼の口を閉ざした。「それを言うなって」小声で耳打ちをしてから手を離した。「これは失敬、それではこの2人をどうにかしますか」彼は金木ともう一人の少年を見た。「さあな、とりあえず起きるのを待つか。ってか今起きたし。噂したら起きるもんだな」金木はさっと起き上がり、今の状態を見た。「!」彼はサラリー殺しを見ると驚き、空中に飛びあがった。飛び上がったというのは本当に飛んだということだ。天井を振れるほどだ。「やっと起きたか、それで、いったいなぜここで腕相撲をしていたんだ。しかもなんか机は鉄になっているし。説明してもらおうか」だが、金木ももう一人の少年も口を閉ざしたまま話さなかった。勿論だ、2人とも話すのを苦手とする似た者同士なのだから。「俺が説明する」一人の男が前に歩み出た。「初めにこのガキが入ってきた。初めはなにもおかしく思わなかったが一人と腕相撲をすると一瞬で勝った。だからそこにいたすべての人が対決したが誰一人と彼に勝つことができなかった。」彼の後ろにしょんぼりとしていいる人が集まっていた。「お前ら男らしくないぞ…」小四郎はあきれるだけだった。「そこへ彼が来たのだ。ここでは意外と有名な人物でな、彼に勝った人はいないのだ」そのまま説明は続き、意外と早く終わった。「そういうことか。少し考えさせてくれ。これは」何かがおかしい
2024年1月31日
「どういうことだ?」小四郎は少し目を固めた。「いや、何でもない」彼は少し首を振った。「何でもないんかい!」小四郎はガクリと腰を曲げた。「それでは私はこれで」サラリー殺しは頭を下げるとその場を去った。「いったい何のために来たんだ?あいつ」小四郎はため息をついてから金木ともう一人の少年に目を向けた。こいつらは殺すことだってできるが…近くには市民がいるからそんな大胆なことをして騒ぎを起こしたら厄介だな。やめておくか。 彼はため息をついた。「お前らはとりあえずここのオーナーに誤りに行け。お前たちはこの机をもとの机に戻しておくこと、分かったな」小四郎はそのままそこを出て行った。少しすると、小四郎は帰ってきた。いろいろな道具を持って。「さてと、この穴はどうしようか」鉄の重さでつぶれた地面を眺めた。「とりあえずこれでどうにかするか」彼はコンクリートを取り出して、そこに撒いた。「あとはきれいにして…これでオッケーか」地面を平べったくすると、きれいになった。「あとはこいつらが終わるだけだ」小四郎はそう言ってから考えた。いったいなぜ、自分がこんなことをしているのかを。ちょうどその時、金木と少年が返ってきた。頭に1つのたんこぶを付けた。2人とも頭に拳骨を落とされたようだ。反撃をしていないようだったからよかったが。そのままとことこと歩いてくると、地面に倒れた。それから震えながら頭を抱えていた。「はははは!」男の人たちが笑い出した。「あいつの拳骨はいたいからな」その一人が腹を抱えながらぎりぎり言葉を話した。すると、地面から猛烈な怒りが感じ取れた。どうやら自分が弱いといわれた気がしたのだろう。ただの勘違いだが。男たちは後ろに下がっていった。「お前たち本当に男らしくないぞ……ただの少年に…」彼は2人以外にも気配を感じた。後ろを見ると、悪魔が見えた。そこには普通の女性がいた。だが、その気は小四郎にだってわかる。自分よりも強いことが。彼女から感じ取れる感情はただ一つ、怒りだった。「誰が弱いって?」どうやら彼女も意味を取り入れ間違っているようだ。気が付くと、男たちは20mほど後ろに下がっていた。彼女の気が誰にでも見えるほどあふれだしているということだ。「誰だ」小四郎は冷静になって聞いた。「彼の姉だ、それで、だれが弱いって?」彼女は少年を指さした。なんでやばい奴らばっかり出てくるんだよ! 小四郎は悔しかった。強いと思っていた自分がばかばかしくも感じる。この女性にサラリー殺し、自分より強い人物がいるからだ。「そんなこと誰一人言っていない」すると、彼女の気がきっぱりと消えた。「そ、そうだったの」彼女はきょろきょろして、さっと少年を担ぐとその場を走り去った。「危なかった~…」彼は地面に座り込んだ。そのまま彼は立ち上がり、やることが終わったので走り去った。「もっと強くならなければ」彼はそうつぶやくと速度を速めた。「もっと強くならなければ」もう1度言葉を繰り返した。とても悔しいようだった。とてつもなく。
2024年2月7日
「…」忍差はベッドに横たわっていた。ゴロゴロと回っていたりすると、猫が家の中に入ってきた。普通なら忍差を見て逃げ出していく。どの動物もそうだ。なぜか忍差を恐れ、逃げる。だが、この子猫は違った。体中が黒色、尻尾はなぜか3つに分かれていた。「ニャー」その猫は彼女に近寄った。警戒する表情もない。ただ、銀色に光る眼が彼女を眺めているだけだ。背中を撫でるとゴロゴロと背中を鳴らした。気持ちよさそうだ。彼女の顔も緩んだ。その猫は不思議だった。まるで普通の猫とは違う、何かを持っているかのように。突然と猫は立ち上がり、駆け出した。「ニャー」その猫はついて来いというように窓まで駆け出していくと、彼女を眺めた。彼女もわかったらしく、ついていくことにした。正解の判断だったかもしれないし、不正解の判断だったかもしれない。だが、彼女にはわからなかった。ただ、この猫を信じるしかなかった。「いったいどこに行くの」だが、答えが返ってくるはずもない。相手は猫だ。だが、少しほかの猫とは違うところもある。一つは尻尾が3つあるということだが、もう一つある。地形移動速度が普通の猫並ではないということだ。少しでも気を抜けば見失ってしまいそうなほどだ。彼女は必死になって追った。彼女が止まった場所は一つの岩だ。だが、普通の岩ではない。まるで光が当たっていないかのような石だった。色がない石、あるいは黒よりも黒い黒色だ。「これは…」私は目を疑った。それを眺めていると首寄りしたが動かなくなる。恐怖だ。彼女は目をそらした。「これはまるで…」この経験は昔に模した。ある男を見たとたんに体が動かなかった。隙だらけなのにどの攻撃も当たらない気がした。あの時と全く同じ恐怖だ。命のない岩、隙だらけ。なのになぜか攻撃が当たらない気がした。攻撃をしても無意味な気がした。すると、猫が岩に飛び込んだ。「これは…」彼女は目を疑った。猫が岩の中に消えていった。「これは…」私も手を入れてみると何かの空間が中にあった。どうやらこの岩は本当の物体じゃないようだ。厳格か何かだろう。だから攻撃も当たらないし、光もはじかなかったのだろう。本当には存在しない岩なのだから。顔を中に入れてみると、大きな空間があった。そこには広場があり、いろいろな生き物が遊びまわっている。だが、少し厳格化と思ったのはその遊びまわっている生き物だ。普通の世界に存在するはずのない天狗やお化け、河童などがいた。私は気が付くと足を滑らせ、不思議な世界に転げ込んでしまった。すると、前にはあの猫がいた。だが、その横には少年がいた。「彼女か」その少年は長袖長ズボン、髪はきっちりとしていて然りも小野田とすぐにわかる。メガネはかけていなかった。「そうか…」彼はしゃがんでいて、猫と話しているように見えた。「了解した」彼は忍差を見た。「ここに無理やり連れてきてすまなかったね、少し話がしたくて連れてきた。そこまで時間はかからないので付き合っていただけるだろうか」彼は彼女を見た。鋭い目だ。隙が一つも見当たらない。彼女はうなずいた。「すまないね」彼は少年と思えない話し方でもう一度誤った。
2024年2月14日
「すまないね。呼び出してしまって」彼はまた誤った。もういいと忍差は思っているのに。どうせ家に帰っても暇になるからだ。「とりあえず本題に入ろう。彼が誰かわかるかな」彼は平べったい物を取り出し、地面に置いた。すると、ある人物が出てきた。「!」彼女はこの人物のことをとても知っていた。小四郎だ。「彼を殺してほしい」彼は彼女を見た。鋭い目だ。冗談ではない。忍差の背筋が凍った。殺す…「もちろん意味は分かる。だが、彼は未来の人類に最低の被害を起こす可能性がある。だからだ」少年は鋭い目で猫を見た。すると、猫は一人の男性に変わった。黒いスーツに黒いネクタイ、やはり金色の眼鏡をかけていた。「一人で行けとは言わない。彼もついていく。殺したくなければ彼にある言葉を言わせること。「参った」と言わせてくれ」すぐに少年はその場を去った。一瞬で。さっきまで猫だった男性は彼女を見た。「それではお聞きします、受けてくれますか」忍差は考えた。 もし受けなければ神唯に被害を起こす人物になるかもしれない…殺すことはできるだけ避けたい…どうすればだが、うなずくしか方法はなかった。殺すことを避ければいいのだ。さっきの黒い岩に飛び込むと、元の世界に戻っていた。戻ると、私は猫に目を向けた。「これは降参させればいいってことなの」彼女は鋭い目で猫を見た。猫はうなずいた。「それと、何て呼べばいいの?」猫は彼女を見た。「どういうことですか」「名前よ。不便でしょ」彼は少し考えてから答えた。「猫男と名乗っておきましょう。そちらのことは知っております。里美様ですよね」すると、少し忍差が動揺した。「様付けは禁止」彼女は少しだけ赤くなっていた。名前で呼ばれるのが苦手のようだ。「わかりました、忍差里美様」だが、1度だけで慣れたのかほんの少ししか動揺しなかった。「それで、小四郎はどこにいるの」なぜかすらすらと話せた。「北に1キロメートルです。北の方角は…」だが、忍差は彼の話を聞かずに目を閉じ、音や風に集中した。少しすると、駆け出して行った。北の方角に。「彼の選ぶ人は本当に不思議なお方だ」猫男は少し感心してから追った。忍差は北に1キロメートル走り続けると、街のど真ん中についた。そこでは何かしらの騒ぎが起こっていた。「やんのか?オラ!」2人の酔っ払いが争っている最中だった。その一人は…小四郎だ。これが続けば死者が出てもおかしくないだろう。彼は怪盗なのだから。いつもならばほぼ殺しをしないが、酔っ払いなら少し話が外れてもおかしくないはずだ。だが、忍差はとめようとしなかった。ただ見ているのだ。2人は殴り合い始めた。だが、小四郎の相手は傷が普通の人間のように軽い。忍差は知っていたのだ。小四郎は酔っぱらってなんかいない。ちゃんと意識を持っているのだということに。彼女は面倒なことに割り込みたくなかった。どうせ警察が来ればその場所を去る、添えを待てばいい。思った通り、少しすると警察が駆けつけてきた。だが、予想外のことが起きた。小四郎の姿が消えた。
2024年2月21日
小四郎の姿が消えた。忍差は周辺を見渡した。彼の姿はどこにもない。忍差は少し動揺した。一瞬の間で消えたのは普通だ。だが、いったいどこにいたのかがほんの少しもわからない。すると後ろから聞いたことのある声がした。「君が探しているのは僕のことかな」後ろを振り返ったが誰もいない。だが、今度は反対側から声がした。「そんなことはもう知っているよ」また振り返ったが誰もいない。「それなら君を始末するしかないね。悲しいよ。でも生きるためってことだ。」忍差が跳ねようとしたが、横によけた。すると彼女が初めは行こうと考えていた場所を剣が通った。「やっぱり君は感がいい。優秀だね」そこには剣を手にした小四郎がいた。彼の目を見ればわかる。人を殺すことには少し慣れていないようだ。今までは人を殺さずに物を盗んでいた。だから彼女を殺そうという考えには少し賛成できていないようだ。だが、生きる方法はそれしかないと理解し、決意したようだ。体制を整える前に彼は剣を振り下ろした。死んだ。彼女は思った。だが、命はまだ続いたようだ。少年が現れ、素手で剣を止めた。普通なら手から血がにじみ出てくるか手が切れる。彼は違った。人間とは思えない体だ。剣を素手で捕まえ、放り投げた。手には傷1つない。「少しやらせすぎたようだ、僕が始末しておこう」突然現れてきた少年に驚き、小四郎は数十歩ほど下がった。周りにいた人たちは剣を見ると大騒ぎで逃げていった。「新たな登場人物が登場というわけか」額に一粒汗を流しながら小四郎は苦笑いした。彼からすればこの少年は悪魔といっていいほどの力を持っていた。隕石が降り注いでも人吹きでかき消すことが可能かもしれない。勝てないと分かっていても負けず嫌いの小四郎は引き下がらなかった。「君には死んでもらう。だが殺すわけにもいかない。君はこの世が成り立つのに必要な人物の一人だ。だから一言言ってもらおう。『負けた』と。」だが、負けず嫌いの小四郎は首を軽く振った。「遠慮させてもらおう。いやだからね」少年は緩やかなため息をついた。「やはり無理だったか、予想内、それなら死んでもらう」彼は突撃した。「速い!」ぎりぎり攻撃をよけることができた。神をかすり、素手なのに髪の毛が刀で切ったかのように切れた。こんなものを顔に食らえば真っ2つになるだろう。「君だったのか、彼女に殺せといたのは」彼は頷いた。「それがどうした、君には負けてもらわないといけない。たとえ命をとるとしても」小四郎は周辺の状況を見た。誰もいない。暴れても安全のようだ。どうやって逃げ出すかを考えようとした。ダメだ、考える暇がない! 方法を考えようとするが、彼は攻撃し続けるので考える隙が作れない。しかも速い。速すぎて攻撃する隙も無い。周りを見ることも苦労だ。このままよけているだけではいつか死ぬだろう。「とりあえず…」今、彼ができる一つの考えを実行した。「彼女がやばいぞ!」小四郎が叫ぶと思った通り、少年は忍差を見た。「隙あり!」彼はその場から立ち去り、高層ビルの頂上に避難した。とりあえず逃げ出すことができたがいったいこれからどうしたらいいのかわからない。「いったいどうする…すぐ見つかるだろうし…」彼は頭をかき回した。こんなはずじゃなかった…
2024年2月28日
こんなはずじゃなかった。殺される日ではないはずだった。毎日のように気になったものを盗み、手がかりを一つも残さずに立ち去るはずだった。だが、今を見ればわかる。この少年に殺される。だめだ、殺されてはだめだ。殺されては人生が終わる。死んではならない。まだ生きなければならない。どうする?反撃する?隠れる?いや、待とう。隙が現れるまで。そうすればどうにかなるだろう。だがそのあとはどうする?彼は不死身かもしれない。人間ではないかもしれない。体は鉄より硬い。ただの子供にしか見えない。逃げる方法はあるのか…あったとしても彼はわかるだろう。なぜかそう思う。怖いのか?彼が、あの少雨念が怖いのか?死ぬのが怖いのか?昔はそんなはずなかった。どんなことでも恐怖なしでこなしてきた。なぜだ、なぜこの少年は恐怖をもたらす。いったいなぜこの少年は怖い。それとも怖くはないが体がガタガタと震えているのか?それは怖いということか。そんなことはどうでもいい。今は逃げるよう法を考えよう。待ってからどうする?彼が攻撃したスキを使って突っ走るか?彼は殺せない。そんなことはもうわかっている。彼女を使う方法はあるな、だがそれは自分のポリシーを粉々にするのと同じだ。そんなことは許されない。それならいったいどうすればいいんだ、死ねばいいということか?死なない方法はもう一つある。だが…負けと告げることはいやだ。何が何でも否定したい。だが命よりも大事なものなのか?その一言を言わないということは。それとも簡単に言えるかもしれない。仕方ない。いうしかない。言うしか…少年は彼の前まで迫っていた。だが、小四郎の様子がおかしい。まるで意識をなくしているようだ。よけようともしない。ピクリとも動かない。まるで死を求めているかのようだ。一瞬嫌な予感がしたが剣を振った。シュッ 彼は消えた。少年の目に見えない速度で消えた。どこにも見当たらない。「いったいどこへ…」すると、真後ろに現れた。目は希望をなくしたかのように薄暗かった。これが彼の本心なのかもわからない。「!?」だが、反応する前にこぶしをぶつけられ、ビルにつっこんだ。窓を突き破り、地面を突き破った。そこには誰もいない。もちろんそうだ。市民を巻き込まないように彼が仕組んだものだから。ゆっくり立ち上がると小四郎が目の前に現れた。速い。全く気が付かなかった。だが、少年はわかる。これは彼の本心でないことを。
2024年3月6日
この時久しぶりに思い知った。自分がどこまで弱いかを。忍差は手を見た。手に力を入れようとしたが自分の未熟さを知った今、もう力が入らなかった。前を見ると2人がにらみ合っていた。その場は静かだ。聞こえるとしてもカラスが悲鳴を上げながら逃げていく音だけだ。風が鳴ると埃が舞った。「君たちはためだね、こんなところでそんなことをしては」埃の中に一人の男が現れた。足音も気配もしなかった。今でも気配がしない。厳格だと思ってしまいそうだ。灰色のスーツに灰色の帽子、そこら辺にいる人と姿は変わらない。忍差は茫然と男を眺めていた。見たことがある。何度も、何度も。2人は後ろに下がった。「誰だ」少年が目を吊り上げた。とても警戒している。「なぜ気配も感じ取れなかった」少年はしゃがんだ。理由はわからない。「それは周辺のことを気にしていなかったからだよ」男は告げる。「どういうことだ。警戒はずっとしている」すると、男の口調が少し厳しくなった。「それならなぜ、周辺のことを気にしなかった。なぜあのビルをぼろぼろにした。あの中には大切な何かがあったかもしれないだろう」少年は言い返すことができなかった。「それは…」少年は少し動揺する。少年は壊したビルを見上げた。「それなら直せばいいのだろ」少年はいらいらしたような混乱したような口調で言い、両手を上げた。「時間よ、戻れ」すると、散らばっていたビルの破片が空中に浮いた。「え?」忍差の口から言葉がこぼれ落ちてきた。破片はビルに飛んでいき、元の位置に戻り始めた。「これは…」彼女自身は自分が話していることに気が付いていない。少年は軽いため息をついてから男を見た。「これでいいのか?」男は頷いてからとことこと去っていった。取り残された3人はただ立っていた。忍差以外。小四郎は意識が戻ったのか周りを見た。「何が起きたんだ?」すると少年が刀を手にして小四郎に降りかかった。「もう限界だ。負けたよ、負けだ」両手を宙に挙げて小四郎は降伏した。少年が着る方向を変えた。「よかった」そのまま地面の中に突っ込んでいった。まるで地面が液体化のように彼は沈んでいき、上がってくることはなかった。残ったのは刀だけだ。私はササっとその場を去った。小四郎がどうしたのかはわからないが、忘れようと思った。
2024年3月13日
「何をしようか…」忍座は深くため息をついた。することが全くない。街中を歩いていると気配を感じた。殺気だ。素早くその場から飛びのくと剣が投げられてきた。運よく誰一人けが人は出なかったがそれよりいったい誰が投げたのかを彼は知りたかった。剣を拾うとすぐにその場を去った。何かに追われている気がする。町から遠い原っぱまで来ると後ろを水に訊いた。「おまえは誰だ、何をしに来た」だが、返事はない。気配は完全に感じ取ることができる。「そこにいるのはわかっている。さっさと出てこい」すると、地面から人が現れた。「!」この人間は人間じゃない。体全体が影だ。まるで影から生まれた化け物のようなものだ。また剣を飛ばしてきた。どこから現れるのかがわからない。出てきた瞬間は持っていなかった。なのに今は持っている。意味が分からない。「お前は何者だ」警戒しつつ、忍座は訊く。「…」黒い生き物は答えない。日本語が離せないのか? 「Who are you?」英語で訊いても答えなかった。ただただこっちにめがけて歩いてきているだけだ。「会話をする気はないってわけか」それは少し問題だった。「いったいどうしたものか…」ため息をついてから黒い生き物に集中した。手に持っていた件を投げつけるとすり抜けた。これは確実に体全体が影で作られている。ということは攻撃をすることは不可能。これも厄介なことだった。とにかく逃げてみると向こうは走らなかった。だが、問題は違う。その時に追ってきた。気が付けば横にいたというような状態だ。目的を訊きだそうにしても話さないのならば訊くことは不可能だ。逃げ続けても気が付けば後ろにいる。後ろを見れば前に出てくる。逃げようにも逃げることができない。逃げ続けていればいつかは忍座が疲れるだろう。人間だ。疲れることはある。「どうすれば…」そのまま街中まで来てしまった。逃げていると剣を飛ばしてこないと分かったので逃げ続けているがその後にどうするかは考えていない。走っているといい考えをした。そのまま走り、コンクリートの広場についた。もしも自分の勘が当たっていれば… 思った通り、なかなか来ない。理由はこうだ。この生き物は影の中を自由自在に動ける。のだと思う。だから完全にコンクリートで作られた場所に行けば影は作られない。自分の影は問題ない。地面に倒れていればあの影が現れる隙間がない。だが、じっとしているといつかは来る。自由自在に動けるということは一番近いところにある影へ移り、そこから歩いてくるだろう。なので転がりながらその場を去った。草むらの中に入り、待ち構えてみることにした。もしかしたら見えなければいつからないかもしれないと思った。だが、それは大間違いだった。普通に見つかる。じっと待っているとどこからともなく剣が飛んできた。ぎりぎりよけることができたが、肩をかすった。方に薄い切れ目ができた時に分かった。剣は影のように触れないわけではない。もしも触れないのであればさっきはどうやって触ったのだという話になる。ますます面倒になってきてしまった。逃げる方法がない。倒す方法がない。
2024年3月20日
とにかく逃げた。考えは夜になると終わるかもしれないと思った。理由はこうだ。影は夜になると完全に見えなくなる。だからあの影も消えると思った。だが、問題はその次の日だ。また現れるかもしれない。だが、もう勘に頼るしかなかった。とにかく逃げた。原っぱの中では忍座のほうが速い。だから逃げていればいいはずだ。だが、もちろん忍座も人間だ、疲れる。「どうしたら…」ちょうどその時、影が見えた。今度は銃を手に持っている。だが、真っ黒だった。影で作られているように見える。「は?」打ってくるのに銃弾が透き通っていく。というか銃弾が見えない。当たった感じもしない。まるで銃から出た瞬間に消えているかのようだ。これは第八件だった。2つは光に充てることができても2つ目は光に当たると消えてしまう。だから銃弾を発砲できないということだ。だが、すぐにその考えは帰られた。銃弾が目の前を通っていった。目に見えた。一瞬だったが、頬にかすり傷ができた。影の手には銃がない。あの影は銃から銃弾を打ち、すぐに銃を消したのだ。だから銃弾がメインのものになり、光に当たってもよくなってしまった。慌ててその場を去った。今度は自分の部屋に入り、すべての窓を閉め、カーテンを閉じた。ちょうど太陽が雲に隠されたときだったのでその部屋は暗くなった。まだ見えるがほぼ見えないほどだ。「はあ、はあ、はあ」息が荒い。体の限界が来たようだ。それから数分経ったが影はおってこなかった。いったいどうしてかはわからない。周りを見るとさっきの化け物らしき生き物はいなかった。窓から外を恐る恐ると見た。そこには普通の町が見えた。「殺気の生き物は何だったんだ…」とつぶやいたとたんに黒い何かが現れた。目の前に何か黒いものが現れた。本能的に地面へたたきつけ、動けなくした。「いてて…なんだよ」そこには小四郎がいた。「せっかく見舞いに来てやったのに」忍座は飛びのいた。「どういうことだ」小四郎は電気をつけた。その部屋はまた明るくなり、影も見えるようになった。「お前はもう死んでいる」彼は告げた。忍座は冗談だと思っただ、小四郎の目を見ると本当だと分かった。「どういうことだ、ちゃんとここにいるじゃないか」だが、彼は首を振った。「お前は死んだ。どんなことがあったとしてもその現実は覆せない。俺がお前を見ることができるのは俺が半分死んでいるからだ。さっきの影を見ただろ?あいつはお前を地獄へ引きずりおろそうとしている。そしてついさっき、あきらめて帰っていた。ここにいる人たちは一人もお前のことを見えない。一度死んだ者にしかな。そしてお前は地国にいる。お前はここで一生いるつもりなのか?」彼はカーテンを開け、外を見た。「もしもお前が生きていれば今頃大騒ぎだ。一人の男が俊足で駆け回っていたとな、そしてその後ろからは黒い何かが追っていたと」確かにそうだ。普通なら大騒ぎになる。なのに町は静かだ。「お前は3つの選択肢しかない。1つはここで一生過ごすこと。だが、誰とも話せない。2つ目は天国に行く。3つ目は地獄に行く。それしかお前の選択肢としてはない」忍座は少し考えてから真面目な顔で答えた。4つ目を選ぶ
2024年3月27日
「4つ目を選ぶ」小四郎はため息をついた。「だからそれができないんだって」だが、そのころにはもういなかった。「全くもう…仕方ないか」小四郎も何かをしに行った。忍座はそのまま走っていった。人は突き抜けている。やはり死んでいるのだろうか。走り続けると神社に来た。ここではどんな願い事でもかなうという。彼は100円玉を空中から取り出し、空中に投げた。と、そのお金が消えた。これはこの神社でしか起こらない不思議なことだ。しかもなぜ100円玉を持っていたのかもわからない。覚えていない。1回手をたたき、1回頭を下げる。もう一度手をたたくとたたいたまま頭を下げる。普通ならやり方が違う。だが、ここだけではこのやり方を使っている。いつだれが考えたのかはわからない。このことを知る者は少ない。忍座も知らないはずだ。なのになぜかわかる。知っている。すると、大きな巨人が現れた。人ではないことが一瞬でわかる。体は石で作られていて、仏像にしか見えない。『我を呼び出すとは…何様だ』巨大な仏像が口を開いた。「頼みごとがある。聞き入れてほしい」石で作られているはずの仏像は方眉を上げた。『ほう?なぜ我は従わないといけない』忍座は話し続けた。「100円は何のために渡したということだ?」仏像は彼に近づいた。『あれは我を呼び出すのに過ぎない。願い事は金で買えるものではない』仏像は急に攻撃してきた。一瞬だけ忍座はよけようとした。これを食らえばサイズの差でつぶされるかもしれない。だが、あるリスクをとった。そのまま突っ立っていた。素手が飛んできた当たれば。即死だろう。だが、当たらなかった。そのリスクが成功した。素手は忍座を透き通った。『!?』仏像はいったい何が起こったのかを理解できていなかった。『何が起こった』忍座はこう答えた。「弱すぎたようですよ」挑発だ。そしてこの挑発は必要のものだった。仏像は蔵殴っても当たらなかった。しまいにはあきらめ、降参した。『お前の願い事は何だ』忍座はすぐさま答えた。「生き返らしてくれ」仏像は驚いていた。「死んでいたのか…だから我も攻撃をできなかったというわけか…よかろう。だが、それには大証がある。聞きたいか?」忍座は考えずに頷いた。頷いて何か悪いことが起こるとは思えない。だが、聞かないほうがいい気がした。考えなくてはいけなくなるからだ。『大証はお前が生き返る代わりに世界のどこかにいる誰かが死ぬ。それが大証だ。一応言っておくがその大証は変えることが不可能だ』考えて考えた。自分がい聞けることはいいことだ。だが、ほかの誰かが死んでしまう。自分は知らない人になる可能性が高い。だが、その人が死ねばたいていは誰かが悲しむ。それは困る。悲しまれては少し困る。だから考えてしまう。これが正解なのだろうか。誰かを犠牲にしてまで生き返りたいのだろうか。しまいには首を横に振った。「やっぱりいいよ、僕はここに残ろう。だけど2つだけ聞いていい?」仏像はなぜか頷いた。「1つ目はどうやって死んだのかだ。なんで?」これは知りたかった。なぜ死んだのかを。『其方の死に方はその体質からして不思議だ。瞬癌といったところだろうか。これは今までで10回しか起こったことのない癌だ。これは治療が不可能、対策もなしだ。お前は…』『癌にかかってから1秒で死んだ』
2024年4月3日
『お前は…癌にかかってから1秒で死んだ』仏様は寒い目で彼を見た。「そうか…そうか…」彼はそのまま駆け出して行った。『願い事もかなえずに…』だが、賽銭箱の中に戻っていった。忍座はそのまま走っていると壁にぶつかりそうになった。よけることは簡単だ。だが、試してみたいことがあった。突っ込むことだ。突っ込んでみるとぶつかり後ろに吹っ飛んだ。だが、痛みを感じない。かすり傷すら見当たらない。猛スピードで走っていたはずだ。ということはこの体は痛みがないということだ。天国に行こうかとも思った。だが、行き方を知らない。見つけようとしたが全く分からなかった。いったいどうすればいいんだ。すると、いい考えをした。高層ビルの上に行くと思いっきりジャンプした。もう死んでいるのでもちろん地面は壊れなかった。だが、雲を突き抜けて空高く飛んでいった。まるで重力を壊しているかのようだ。仕舞いには宇宙まで行った。別に息をしなくても苦しくはなかった。ゆっくりと浮かんでいると光が現れた。目がくらむ。彼は目を閉じた。目を開けた時には光が照らしてきた。さっきまでは黒い空間の続いた世界にいたが、今は地面が真っ白い雲で空が存在する場所に立っていた。「さあ、こちらへ」一人の男性が彼を手招きした。白い服を着ていて、頭の上には光る円が描かれていた。肌はとてもきれいあったが何年も日に当たっていないかのように白かった。ついていくと雲の壁があった。だが、男はそこを突き抜けていった。その先には普通の世界があった。だが、一番目に入ったのはその平和さだ。「ここは夢なのだろうか」だが、夢には思えなかった。現実にも思えなかった。ここは現実じゃないのかと思った。だが、現実だった。いくら目をこすっても同じ光景だった。「ここはどこだ」彼に訊いたが返事は帰ってこない。街中はきれいだった。ひとつ残らず建物が毎日磨かれているようだ。一番驚いたことは壁を壊しても勝手に修正されるということだ。まるで天国のような場所だと思った。ちょうどその時思った。ここは天国じゃないのかと。考えてみればここは天のような場所だと思う。もしかすると…と思って角まで走っていくと壁があった。それ以上は進めないようだ。雲の壁だった。さっきまでは簡単に通れたはずの壁だ。一度入ると出ることが不可のようだ。仕方なく街中を探検しまわった。といってもここは知っている場所だった。自分の住んでいた場所だ。ついさっきまでいたはずだったが懐かしく感じてしまった。町は静かだった。誰一人気配がしなかった。「3か月後に迎えに参ります」後ろから声がしてきた。パッと後ろを見ても誰一人いなかった。「3か月後…ね…」その時心の中で一つだけが現れた。「3か月間をくつろぐ」なぜそんなことを考えたのかはわからない。3か月後には自分じゃなくなる気がしていたからかもしれない。だが、街中に走っていくとありったけなことをしまくった。「3か月…か…」忍座はありったけ遊びまくったが、地球に戻りたかった。忍差や金木などにまた会いたかった。だが、もうそんなことはできなかった。なぜかというと彼は…もう死んだのだから
2024年4月10日