学校前僕の名前は井辺名 高次(いへんな こうつぎ)、東京の西方面に住んでいる人だ普通の小学5年の初めの始業式だ。僕の髪と目は黒で、身長も体重も何故かクラスの平均だ。しかし、ぼくは、小2から一つだけ普通じゃなくなった。僕は超能力が発動し始めた。そして、何でもできるようになった。5年である人に超能力を使おうとするまでは。例えば瞬間移動、サイコキネシス、透視、回復、などなどだ。それらが一番最初に発動したのは僕が山に1人だけで探検に行き、迷子になったときだ。そこら辺を半泣きで歩き回っていたら、いつの間にか自分の家にいた。そしてそれから僕は色々な力が勝手に発動し始めた。しかし、その力を制御できなかった。例えば僕が友達とかくれんぼをしていた時、僕が鬼になった。みんなが隠れ、を探しに行くと、何故かそこら中が静かだった。なぜだろうと思うと、空に飛行機があった。しかしその飛行機はとても変に思えた。その飛行機は完全に止まっていた。それからそこら中を見回ってから気が付いた。僕以外の人、いや、この世界が固まっていた。僕は時間コントローラーを発動してしまった。時間コントローラーというのは何でも空中にあろうとも止めることができる。しかし、時間を止めたからってべつに解除したら落ちる力は同じだ。その他、止めたものを自由自在に動かすことだってできる。ということはあるAさんがビルから落ち、その時にこの力をつかるといつの間にか海の上にいるということも可能だ。その時僕の顔は青くなっていただろう。僕はこう思った。最低だ。直し方もわからないのにっと。それから数分経ったら効果が切れた。今思うとあまり力を使いすぎたからだと思う。僕はできるだけ何事もなかったかのようにかくれんぼを続けた。他には家の階段を登っていると、足を滑らして落ちそうになった。しかし、何故か体が重力を逆らったかのように浮いていた。それから、少しずつ地面に降りて行った。今回は『サイコキネシス』が発動したということだ。サイコキネシスとは、自分や何でも宙に浮かせ、自由自在に動かすことができる超能力。その他様々なことが起きた。そして今、5年の修行式。むろん誰も僕の超能力のことも知らないし、言う気もない。コントロールも完璧だ。しかしできるだけ使いたくはない。目立つのはできるだけ避けたいからだ。午前7時20分、学校に行って、生徒が最初に行く場所に行って、クラス表を貰った。クラスは2組、40人だ。そこらへんに専制的な大人がいたので、2組の下駄箱の場所を聞いて、下駄箱のところに行った。「僕の目標はただ一つ、目立たずひっそり日々を過ごす。」そこに、他に1人美人が入って来た。(へ?誰?この4年間一切見たことないけど。)「よろしく。」と一応言うと、彼女は外のどこかへ素早くどこかに走って行った。「何だったんだろう?」と僕はつぶやいた。彼女の靴箱には市川と書いてあった。(市川さんか...)と僕は思い、クラス表を見た。市川 一見(いちかわ ひとみ)。(...フーン。さてと教室に行くか。)と僕は何事もなかったかのように教室に行った。(えーっと...席は...前の左から2つ目か)席の名前はまだ出さないがこんな感じだ。クラスの席:□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□井□(その左は...)「市川さん!?」クラスの席:□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□井市「まさかね...もちろん厳格だよね... 何!?目をこすっても変わらない!まあ夢か」そしてほっぺたをつねると、「痛っ!」(やパ幻覚でも夢でもない!ああ、どうしよう!これじゃあ不通にいるのは不可能じゃないか!)ギャーッと僕が叫んでいると、ガラガラ... と学校のドアが開いた。「あ」と僕は言って、サッと自分の席に座った。入ってきたのはあの美人、古野さんだ。彼女はこっちに来て、“あの...”と彼女は前の黒板に書いたあと、 僕が座っているところを指さした。「へ?」僕は席の名前のところを見ると、...市川「あ!?」僕はすぐさまその責を飛びのいて、その左の席に飛び乗った。「ごめんなさい」と僕は誤った。“い、いいです”クルリと彼女は180度まわり、走って出ようとした。すると、「キャッ。」ドスッ、彼女がドアの奥で倒れた。「大丈夫?」とこっそり瞬間移動して来た僕が聞いた。瞬間移動とは一瞬で見ているところに行くことができる。市川さんはこっちをちらりと見て、コクリとうなずき、足を引きずりながら行った。(どうして足を引きずっているんだろう?)そして僕はその理由を透視して分かった。透視とはものを透き通って見えること。しかし、もしも制御ができないと、ほかの人が骨のように見えたりすることもある。足をケガしていたからだ。僕は瞬間移動で彼女の後ろに行って、一瞬で気絶させた。その後、超加速保健室へ連れて行った。超加速とは自分がすることが5倍早くなる。ということは、自分が走るのが早ければ早いほど、超加速を使ったらもっと早くなるということだ。「失礼します。5年2組、井辺名 高次です。市川さんが転んでけがをしてしまったので消毒などをお願いします。」と僕ははいっていった。「はいよ。」と保健室の先生は言いました。彼は優しそうな先生だ。しかし一つだけ妙なことが変に思った。そして、彼女を椅子に腰かけさせると、「それでは失礼しました。」と言い、そこをテレポータルで出て行った。テレポータルとは、一回行ったところにはどこでも行ける超能力。何故かそこをできうるだけ早く出て行ったほうがいいと思ったからだ。「どうして気絶しているんだ?」と先生が高次に聞こうとしたら、彼はどこにもいませんでした。もちろん入口の戸は誰も彼が入ってきてから開けていません。「いったいどこに行ったのかな?ははーん「あいつもそうだったか」と先生はつぶやくと、“ここはどこ?”と目が覚めた市川さんは保健室にあったホワイトボードに書いた。「ここは保健室だよ。転んでケガをしたみたいだね。」と先生が答えた。“でもここまでくる記憶がないわ。どういうこと?”「井辺名 高次が気絶している君を連れてきたのだよ。」“でも彼はどこ?”「彼はもういないよ。しかしおかしいことに入り口などのドアからは出ていないらしいんだ。音も聞こえなかったし。どこに行ったのやら」と作ったような迷いが顔を見せた。彼女は驚いた顔をしていた。「だから彼が消えたといっているのだよ。」「まあ気にすることはないだろう、さあ足を出しなさい。消毒をしないと足に菌が入るよ。」7時46分、消毒が終わったらすぐに彼女は教室に走り出した。「あ、ちょっ」と彼は呼び止めようとしたけど、もうどこかへ走って行っていた。そして、教室の中を見たら、高次はいた。「よ。足は大丈夫かい?」と聞くと、彼女は黒板に、“あなた、何者?”と書いた。(え?...!?)「な、何を言ってるの?普通の人間だよ。」“でもあなたはどうやって保健室から出たの?”(あ...あの後の保健室で起きたことは投資ですべて分かっていたけどとにかくあの後ずっといたら色々質問されて誤解されるかもしれないから出ようとしたけどもしもドアから出たら呼び止められると思って、いちかばちか、瞬間移動で外に出たけどその後のことは考えてなあったー。誤解はされたくないし...どうしよー)と僕はとてつもなく焦っていた。そして僕はとりあえず、「へ?」と意味の分からないように言った。「何を言ってるのかな?普通に正面のドアから出たよ。」言てるの?先生はドアの開け閉めの音が聞こえなかったといってるわよ。”「ま、まあたぶん聞こえなかっただけだろう。」と僕は焦りを隠しながら言った。市川さんは怪しげに納得した顔をした。7月48分そこへ、「おっはよー。それとよろしくお願いしまーす」と入ってきた区別不可能な人が言った。コミュニケーション力世界1位の古見 なじみ(こみ なじみ)。僕の幼馴染さ。オ~神様~。と古見が会話を止めたことを僕は喜んだ。「あれ?2人しかいないの?ということは僕、みんなよりも早く学校に来たということ。しかし他にも生徒はいたから僕たちのクラスの人だけ誰も来ていないということ。ということはみんなこれからも全く早くは来ないしいつも僕は3位以内になっていつも自慢ができるってわけだ!サイコー!ってか誰!?もしかして転校生?それともただ単に目立た過ぎて僕も見たことがないだけ?まあ誰かは知らないけどよろしくねー。」(この通りコミュニケーション力がとってとてつもなくすごい。)この人は髪形が黒で短く、肌も普通にきれい、「おい!普通とは何だ!めちゃくちゃきれいだぞ!僕は!」背は低めで、目は焦げ茶色だ。しかしさっき言った通り男子だと思って見ると男子だし、女子だと思って見ると女子に見える、男女区別不可能人間だ。「よろしく」と一応言った。古見の席は...前から2番目で左から2番目か。ってことは僕の後ろってことじゃないか!?クラスの席:□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□古□□□□□□□井市それから10分後。「Hello and nice to meet you! これから1年間よろしくねー」と英語ペラペラな栄 御(えい ご)が言いました。栄さんは、髪は黒く、長く、結ばれてはない。肌はきれいで、目の色は黒だ。「あ、栄さん。これから1年間よろしくお願いします。」栄さんの席は...後ろから2番目で一番左か。クラスの席:□□□□□□□□□□□□□□□栄□□□□□□□□□□□□□□古□□□□□□□井市「よ。これから1年間ろしくなー」「あ。真面名 忍法(まともな にんぽう)だ! よ!」と真っ先に古見が言った。彼はいつもなんか忍者の帽子のような巻物のようなものをかぶっていて、口には、黒い布を巻いていて、髪は多分黒、目はダークグリーンで、背は普通の人並みだ。彼はマスクをとったのは見たことがない。いつも給食の徳はとって食べ物を口に入れてまたつけて、間で飲み込んでをクリエしている。えーっと...後ろから2番目で右から3番目か。まあ普通だね。クラスの席:□□□□□□□□□□真□□□□栄□□□□□□□□□□□□□□古□□□□□□□井市「1+1=2+2=4+4=8+8=16+16=32+32=64+64=128+128=256+256=512+512=1024+1024=2048+2048=4096+4096=8192+8192=16384+16384=32768+32768=65536+65536=13072+13072=262144+262144=524288+524288...4503599627370496+4503599627370496=9007199254740992... あ。おはよー。簡単な足し算してたらいつの間にか教室にいたー」この人はマイプラ 琴美(まいぷら ことみ)さんさっきのようにとても算数が得意。彼女は背が高く、黒髪は長く、丸い眼鏡をかけている。そして関は...前から3番目、左から3番目か。クラスの席:□□□□□□□□□□真□□□□栄□□□□□プ□□□□□□□□古□□□□□□□井市「一、二っ、一、二っ、お!ついたか。みんな、これからもよろしくな!」めちゃくちゃ大きいマルタを引きずってきた男子が叫んだ。彼の名は雲藤 心経(うんどう しんけい)。体力は抜群でいつも運動している。みんなからの信用はどっちかというと高い人気者ということかな?彼の背は少し高く、筋肉はとてもある。髪は赤と黒が混じっている。これは自毛だ。目も赤黒く、いつも元気だ。彼の席は...一番後ろの一番左か。クラスの席:□□□□□□□雲□□真□□□□栄□□□□□プ□□□□□□□□古□□□□□□□井市「みんなおはよー。みんな信じれないかもしれないけど今日学校に来るときにカラスが頭に乗ったの。まあすぐどっか行ったけど。」と優しそうな男子が入ってきた。「へー。信じるよー。新陽君は嘘をついたことがないし。しかもカラスなどは止まろうと思ったら熊の後ろにでも乗れるから安心して乗ったか、ただ単に安面為に乗ったか、乗ったものが人間だということを築かずに乗ったっていうこともある。そして、そのことに築いて驚いて飛んで行ったに違いない。」彼の名前は新陽 強大(しんよう きょうだい)。彼も背は普通で、髪は黒く、目も黒。いつも嘘をつかまいというような目をしている。信用度は世界1位だ。なぜなら彼は嘘をついたことがないからだ。彼はどちらかというと小さめで、小3の妹を持っている。その妹はとてつもなく親切で、めちゃくちゃいい兄弟だ。そして彼の席は...!前から2番目で左から3番目だと!クラスの席:□□□□□□□雲□□真□□□□栄□□□□□プ□□□□□□新古□□□□□□□井市それから5分語、「ふぁ~。おはよ~。これからよろしく~眠いな~」「Yo Neguroukunnいつものように眠そうだね。どうやってそんなに寝れるの?Intrestiong!」彼は寝黒気 樋具根(ねぐろき ひぐね)。いつも眠そうにしている。彼の背は低く、目は黒い。髪は黒く、寝ぐせが少しある。いつも青い枕と、アイマスクを持っていて、昼休みはいつも寝ている。しかし勉強はできて、どうやって宿題しているのかは分からない。彼の席は、一番後ろ、一番右か。クラスの席:寝□□□□□□雲□□真□□□□栄□□□□□プ□□□□□□新古□□□□□□□井市カチカチカチ...「あ、もう着いたか。まあこれからよろしくな。」「うん。これからよろしく!」と雲藤。彼の名前は派素 根(ぱそ こん)。背は低く、四角い眼鏡をいつもつけている。体育はとてもへた。パソコンを使うことがとてつもなくうまい。彼の席は後ろから3番目の右から5番目だ。クラスの席:寝□□□□□□雲□□真□□□□栄□□□□派プ□□□□□□新古□□□□□□□井市「おはよー。なんかこの子猫ちゃんがなんかついて来ちゃったー。」と黒猫を抱えた少女が入ってきた。「YoRoShiKuNe-!」と栄さん。彼女の名前は図枯 星槎(ずかれ せいさ)髪は黒く、目は青い。大体の動物とは仲良くなれるし、動物の心が読み取れるが、虫は大の嫌い。もちろん考えていることなどではなくて、感情だけが読み取れる、とても観察力が強い少女だ。僕にとっては一番警戒している人だ。僕のことも築くこともできるとわかっているからだ。彼女の席は...一番前から3番目の一番左だ。クラスの席:寝□□□□□□雲□□真□□□□栄□□□□派プ□図□□□□新古□□□□□□□井市「よ!みんな元気か?」とでかい人が入ってきた。すると、みんな窓側に寄った。彼の名前は安保木 海藤(あほぎ かいどう)。背は高く、見た目は弱いのか強いのかわからない感じだ。体を見たら強そうに見えるが、顔を見たらとてつもなく弱そうに見える。とてもみんなに嫌われている。とても馬鹿だが僕からはして、最初は少し変に感じていた。彼の考えていることはラーメンのこと以外テレパシーで何も読み取れないということだ。テレパシーとは他の人の今考えていることを読み取ることができる。今考えていること以外は読み取れないというでミリットがある。その理由はすぐに分かった。ただ彼は馬鹿なだけだ。ラーメンのこと以外全くなんも考えていないのだ。僕のテレパシーは何も壊れたりはしていなかった。それはよかったと僕は思った。しかしなぜか1人だけ平気で話に行く人がいた。それは...「おっはよー!」古見だ。古見はなぜか誰とでも話せる。男子とでも女子とでもすぐに仲良しになり、学校のみんなが友達だ。なので校長先生とでも同じ年の人と話すようにいつも話している。そして安保木のせきは...一番前の一番右だ。多分その隣に座った人が男子だと対外絶望になるだろう。クラスの席:寝□□□□□□雲□□真□□□□栄□□□□派プ□□□□□□新古図安□□□□□井市そこに、「おはよー。それとよろしくね♡」/「こんにちは。それとこれからもよろしくお願いします。」と、美少女とクールボーイが入ってきた。するとみんながそっちに頭を向けて、「これからよろしくお願いします!!!」と大声で言った。「わ!」と僕は心臓が止まりそうだった。この人たちは美辞 心美(びじ ここみ)背は高く、目は大きい。いつもファッションをとても気にしている。美辞 健司(びじ けんじ)。背は高く、目は細め、大体の女子からは好かれている。兄弟同士だ。しかし僕は苦手だ。なぜなら、2人はとても相性が悪いからだ。「ちょっと!なんで私と一緒の時に言うの!私の美声がかき消されるじゃない!」と心美。「そっちこそ!僕の美声がかき消されるじゃないか!」と健司。「うるさいな~」と寝黒が言った。「あ、ごめんなさい。健司がご迷惑をおかけしました。」/「あ、ごめんなさい。心美がご迷惑をおかけしました。」と2人は誤った。「何を言ってるの!あなたが悪いんでしょ!」「いや!僕は悪くない!あなたが悪いのでしょうが!」と2人はまたケンカを始めた。まあ2人の席は心美は、一番前で右から2番目。そして健司は一番前の右から3番目...は!?これ最低な場所だねーハハハ...クラスの席:寝□□□□□□雲□□真□□□□栄□□□□派プ□□□□□□新古図安心健□□□井市
2023年1月31日
「それでは5分休みだ。みんな何かしてして来い。」と先生は言い、普通に職員室へ出て行った。「それじゃあこの学校の周りを見てくる?」と、五分休みが始まって約十秒後に僕は市川さんに聞いた。“はい” “お願いします”と彼女は答えた。「それじゃあレッツゴー!」と、古見。「古見は来たらいけない。」と僕は来ることを禁止した。「えー。」と彼女は大ショックを受けていた。「でもどうせついてくるだろうし来てもいいが、何もおかしなことをしないように...」と言いかけると、「やほー。それじゃあ市川さん、行こうか」と古見ははしゃぎ、市川さんの腕の襟をつかんで、足りだした。「おい!ちゃんと人の話を聞け!」僕はそのことに築き、慌てて追いかけた。「待てー!」5分休みは終わり、学校見は終わり、教室へ帰った。「それではまずはみんなの個人写真を撮る。主席番号順に来い。」先生は外に出て出席順にみんなが廊下に出て行った。その他に人は話したり手軽なゲームをしたり、飲み物をしたり、個人個人のことをしたりしていた。僕は古見と市川さんと話していた。「ねえ、夏休みはいつも何をしてるー?」と古見が急に聞いた。「どっちに聞いてんの?」と僕は聞いた。「もちろん市川さんだよー」古見の顔は何か不気味だった。「もちろんってなんだよ!」僕は言い返した。「いや、別に井辺名訓之が夏休み何をするかって大体わかってるもん。」古見は何でもおみとうしというようにどこからか取り出した眼鏡のおもちゃを付けた。「ぐ...」僕は負された。“いつも予定が全くないのでほとんどの日にちは家でごろごろしています。”と市川さん。「えー!」と古見が驚いた。“どうして古見さんはそんなに驚くのですか?”と市川さんは古見に聞いた。「いや、なんかもっと予定とかあるかと思った。これじゃあ高次君みたいだねー」古見は僕をじろりと見た。「な、なんだよ。夏休みいつも地味で悪かったな。」と僕はすねるふりをした。何故かというと、夏休みではいつも毎日一時間から二時間、自分の超能力のことをもっと知り、自由自在に使える超能力を地道に増やしている。なぜかというと、僕の超能力は普通なのかは分からないけど、無限に使える力の種類があるからだ。ただそのことは誰にも言ったことがない。誰も知らないからだ。誰一人。それを話していると、「次、六番の異変君。」と先生に僕は呼ばれた。「あ、はい。」僕は個人写真を撮ってもらうために廊下に出て行った。「次、市川さん」「ねえ古見、市川さんの友だちになってくれない?彼女は誰も友達を作ったことがないらしい。だから友達を」僕は真剣な顔で古見に聞いた。僕は誰とでも幼馴染なれる込みなら友達になることは楽勝だろうと思っていた。すると古見は、真剣な顔で「それは無理だ。」と意外なことを言った。「!?」僕はびっくりして古見を見た。誰とでも友達になれる古見が市川さんと友達になれないなんて。「なんで!?」と僕は小声で叫んだ。「だって多分聞いてたかもしれないけど、僕はこういったはずだよ。「この二人は僕が苦手なタイプだ...」と。」確かに。 と僕は思った。「どうしても?」と僕は迷いながら聞いた。「今のところは。」と古見は答えた。しかし、僕はどちらかというと喜んだ。なぜかというと、「まだなれないとは決まっていないということ」だから。「それから二十五分後、僕達は二時間目になっていた。」と、僕。ってか私の役目をとらないでください!「ごめんごめん。」「誰と話しているんだい?」と古見。「いや、何でもない。」「二時間目は...体育か。なんで一日目で普通の授業があんの!」と古見がくるっていた。「一日目だから楽ができると思ったのに…」ハハハ…やっぱり。と僕が心の中で苦笑いした。古見は、小学校のころからずっと勉強や運動が嫌いだった。なのでいつも次の学年になると、授業がないから楽しんでいたという。「まあしょうがないか、、って言っても誰も体操風持ってないことない?」と僕がハッとした。”そうですね。多分行ってみると分かると思いますよ。”と言ってきた(ノートに書いて見せてきた)。絶対何か知ってるな。と僕はただただ思った。「それじゃあレッツゴー!」と話を聞くだけと予想した古見は外に走り出ていった。「気が変わるのはや!?」僕と市川さんは慌てて古見を追いかけた。
2023年2月21日
「どうしたら古見が市川さんと友達になってくれるだろうか…」僕はなぜか悩んでいた。ってか何で悩んでんだ? 今は4時間目、国語の時間だった。国語に集中しよう。 僕はまだ名前の決めていない超能力を使って、過去の授業を見た。もちろん時間は止めてある。フムフム、こういうことを言ってましたか。 僕は授業を聞きながら、頭に入れていた。終わると、元の授業を始めた。そこで、ドキッとテレパシーで聞いたことでびっくりした。横にいる市川さんだ。今めちゃくちゃ考え事をしている。彼女が考えている事は、井辺名さんが多分今、光のスピードでうごいたわよね。普通の人なら絶対にこんな早く動けないはず。どうしたらあんなに早く動けるの?やっぱり井辺名さんは本当に他の人と異変が大きいわ。
2023年3月20日
「えー!?何で一日目から!?!」一番驚いていたのは古見だ。彼女は多分この学校で一番運動神経ダメダメの人だ。しかし、一人とても喜んでいる人がいた。「よっしゃー!みんなも頑張ろう!」雲藤だ。彼はもちろん運動神経抜群、運動のことならなんでもできる。彼はいつも 体育では喜んでいる。彼の頭の中を見てみたことがあるが、ずっと運動のことしか考えていなかった。そして、彼につられて「おー…」と弱弱しく言った。「それじゃあ準備をするぞ」と、先生が言うと、全くやる気のなさそうな声がちょこちょこから洩れてきた。しかし、しっかりとしている人たちからは、元気な声が聞こえてきた。「はい!」それではラジオ体操はじめー!
2023年3月28日
「古見、大丈夫か?」古見がこっちを見てきた。古見の顔は少し青ざめていて、汗が出ていた。「お前、ラジオ体操と3周体育館を回っただけでどうしたらこんなに汗をかくんだ。でも…」忍法がつぶやいた。すると、急に古見は立ち上がり、怒りだした。「運動神経がだめなことぐらいわかるでしょ!それに、3周体育館を回るなんて馬鹿じゃないの!」しかし、彼は全く動揺しなかった。「でも、ほら。怒れば疲れを忘れる。それでも、」そのことを言われると、急に古見が倒れた。「それでもやっぱり思い出すと疲れが戻ってくるね。」そこへ雲藤が走ってきた。「保健室の先生を連れてくたぞー!」しかし、ほとんどの人は頭を抱えながらため息を深くついた。「どうした?」うんどうがみんなに聞くと、そのため息をついた人たちが、大声であることを叫んだ。「保健室の先生を連れてきてどうするの(どうするんだ)!普通なら古見(女子のほとんどは彼女)を持っていくでしょ(持っていくだろ)!」「ええー」雲藤は斜視ぶりに追い込まれた。その時、僕はあることを思った。彼女?古見って女子だったっけ?
2023年4月4日
1、2、3…みんなが声を張り上げて仲荷仲荷の大縄跳びを数えていた。30、31、あー 縄に足が引っかかり、終わった。「今までで一番最低…」仲荷は絶望していた。「それでは次は市川さん。」市川さんは慌てて走っていった。1、2、3、4、5、6…30、31、32、33、34、35、36…50、51、52、53、54、55、56、57…100、101、102、103、104、105、ドタン! 市川さんが疲れすぎてバランスを崩し、地面に落ちた。「ひゃ、105…」運動と先生はポカーンとしていた。雲藤はもう少し後でやり、106だった。「ウォー!勝ったー!」彼はとても喜んでいたが、僕は たったの一つだよ と、文句的なものを心の中で言っていた。僕は市川さんの後だから、やり、52回ぐらいで終わることにした。やろうと思ったら、超能力で体力を無限にして、数千兆とか行くことだってできるだろうが、そうすると世界的に有名になるから、みんなの平均回ほどで終わらした。終わると、普通にしているとおかしく思われると思ったので、わざと少しの間息を荒くしていた。これは超能力なしでも死ぬほど簡単だ。みんなが終わると、たったの40分ほどしかたっていなかった。「まだ時間があるので、私も試してみることにする。」と言い、大縄跳びをし始めた。さすが先生だ。みんなよりも一番長く続いた。終わる前にほとんどの人は数えるのをやめていた。172だ。誰かがへんてこなことを言った。「先生、筋肉ってどのぐらいですか?」筋肉を先生が見せると、みんなが驚いていた。筋肉もりもりだ。「それではみんなで一気に縄跳びをやるぞ。もう片方を持ってくれる人は誰だ?」というと、雲藤、新説、新陽が手を挙げた。「それでは、は...じゃんけんで決めてくれ。」先生が決めることはできなかったらしい。「最初はグウ、ジャンケンポン!」雲藤が勝った。「1、2、3、あー」みんなが同時にするのは一人よりも抜群に大変だ。みんなが同時にはねないといけない。「もう一回!1、2、3、4、5、6、7、」今度は7まで行けた。それからやると、だんだん増えていった。9 11 13 15 17 しかし、ここで減ったり上がったりして、17よりも上に行くことができなくなった。16、17、15、12、14、6、1、14。そこへ、ある人物が来た。「それで?井辺名はなんぼだった?」古見だ。古見がどうやら保健室から出てきて、こっちに来たらしい。テレパシーですぐにそんなことなんか見抜ける。「古見、体調は大丈夫なのか?」古見は手を回しながら返事をした。「もうばっちり。元気だよ。」僕は頭の中であることを考えた。「それじゃあ大縄跳び、するか?」すると、古見は悲鳴を上げた。「それはダメー!」ハハハ
2023年4月10日
「いーち、にー、さーん、よーん」そこで誰かが引っかかり、終わったが、1人だけまだ数えていた。「じゅにじゅうさんじゅうし」安保木だ。それに対して、真面名が突っ込んだ。「お前!もう終わってるぞ!しかも数える速さが早すぎだー!」「ん?ああごめーん」彼はへらへらとスルーした。「こ、こんなに怒られてるのにへらへらとスルーした!」みんなは心の中で驚いていたが、すぐに馬鹿だからということに気づき、ばらばらになった。「それでは次のことをするぞ!」何回か大縄跳びでみんなが飛んだ後、先生は次の縄跳びを取り出した。縄跳びは普通の縄跳びで、たくさんあり、僕が透視的な何かで見てみると、50個ほどあった。「これを使って測るぞ。」それに、新陽は質問をした。「あのー...」「ん?何だ?」「何を測るんですか?」それは分かるだろ!「いい質問だね。何回飛んだかを測るんだよ。」先生は何の疑問も言わずに答えた。「それでは2人のペアを作ってくれ。」みんながペアを作ると、先生は次にすることを言った。「全員39人、この紙をみんなに配る。これを使って記録をすること。」それから数分後、みんなは始めていた。僕は古見と市川さんとやっていた。まあ古見はずっと地面に倒れてるだけだけど。今は僕が測り、市川さんが別に大会を白とはだれも言っていないが、みんなが自分のペアを応援していた。「がんばれー、ほかの奴らなんかに負けるなー!」「がんばれー!」それから3分ほどたつと、たくさんの人がぽろぽろと地面に落ちていた。さすが、5分持った人たちが数人ほどいた。雲藤、市川さん、安保木、心海、健司、新説だ。なんと安保木がまだ残っていた。だが、誰もそれには驚いていなかった。理由は、安保木が国語、算数、理科、社会はダメダメだが、運動だけは誰にも負けない。そのことは彼自身が一番わかっているはずなのに、彼自身が一番わかっていなかった。彼はリレーに出るかと聞かれると、「ん?リレーってなんだ?ああそうか、走ってあのカラフルな棒を次の人に渡すやつか。俺は運動神経ダメダメだしいいや。それよりもラーメンくわねぇ?」と答える。そういう感じですべての頼みを断っている。今までに引き受けた他のお見事はあるのか見てみたが、テレパシーでは「ラーメン」という言葉しか出てこないため、待ったくわからない。みんなはもう130回を突破していた。いったい誰が勝つのだろうか。まあ争いをしているわけではないが。
2023年4月18日
「146、147、148…」6人は、汗をかき、息を切らしながらもまだ止めていなかった…そうでもなかった。「何で安保木は全く疲れてないんだよ!お前に運動神経はいったいどうなってるんだ!」と、雲藤は安保木に向かって叫んでいた。「ん?んー、まあ、さあ。」安保木はもう150怪にたどり着いているのに、疲れを全く見せなかった。「さあってなんだ!さあって!#*@%#!!!」雲藤はだいぶ疲れていた。多分もう170ほどで力尽きるだろう。まあまあまあ、別に喧嘩は予想よ。」と、新説なだめようとすると、逆効果になった。「喧嘩はしていなーい!」それを見ている先生はまるでやらせろという顔で見学していた。「仕方ないか…」僕は数えながらも小声で言い、手を鳴らした。パチーン! これは僕の超能力の一つ。誰かのつかれ、体調、記憶、知識など、あらゆる事を他の人に受け渡す超能力だ。今回は雲藤の3\1の疲れを安保木に渡した。これで安保木も疲れるだろう…え? 安保木はほんの少し汗を流しただけで、終わっていた。おいおい冗談だろう。もう164回飛んでんのに雲藤の3\1まで渡されても少し汗が出てくるぐらいで終わるんかい!僕は完全に安保木のことが変に思えるようになった。それから数分後、ついに230までたどり着いた。どうやら安保木、雲藤が残っていた。どうやら僕が疲れを3\1消したおかげで、もう少しの間は続けることができたらしい。「負けるなー!」「がんばれー!」みんなは雲藤の方を励ましていたが、明らかに安保木が勝つように見えた。「みんな、楽しそうですね。」市川さんがノートを掲げてきた。どこから取り出した! すぐにずっと自分の横にあったと気づき、少し自分が馬鹿だったとオンとてしまう僕であった。「うおー!」雲藤は気合をあげて、頑張っているが、安保木はまるで始めたばかりのように、軽々と飛んでいた。「260、261、262、263、264、265、266、267、268」 まだ2人は続いていると、ついに雲藤が倒れかけた。「う、うわー!」そこへ、ある運がやってきた。安保木が足をひもに当ててしまい、止まったのだ。こけた後、雲藤は「よっしゃー!勝ったぞー!」と喜んでいた。「いや、一瞬のことでしょ…」僕は少しあきれながらも、市川さんから縄跳びを渡してもらい、始めた。まあ、150回ほどで終わるか。と思い、やっていると、140回になった。や、やばい… 僕は、1人になっていた。ずっと風るのに集中しすぎて周りの人たちがぽろぽろと落ちているのに気が付かなかった。すると、そこら辺から、がんばれーとか、できるだけやれー!と聞こえてきた。それを聞き、僕は焦った。僕は仕方なく、150回を超えてしまった。僕は簡単なことなら絶対に断れない性格だった。すると、古見がこう叫んできた。「200を超えろー!」それに反応して、僕は200ぴったりで終わった。僕はなぜか古見の願い事だけは簡単に断れるのだ。幼なじみだからかもしれない。もしかすると、僕の本能的なものがそう考えたのかもしれない、だが、なぜか簡単に何でも断れるのだ。終わると、古見に怒られまくった。「何で200を超えなかったんだー!」「疲れたんだからいいじゃん。」僕は悪の笑い顔になりながら、真っ赤な嘘をついた。「な、何で僕だけ…」古見は最低なショックを受けていた。
2023年4月25日
まあそんな感じかな。僕は今、体育の終わった後に戻っている。「それにしても何で僕だけいうことを聞いてくれないのー!」古見は今さっきまでは嬉しそうだったのにこっちを見てから急にプンプンし始めた。「何でかな、もしかしたら幼なじみだからじゃない。」僕は適当に済ませて、古見を自分の中から一体のけた。「あ、ちょ、何、その適当返事は!」古見に言われたことは、右耳から入り、左耳から出ていっていた。向こうで騒いでる古見はほっとくことにした。「それで、次は何だけえ?」市川さんに聞くと、後ろにあった黒板を指さした。「…も、もちろん知ってたとも。…シ、シラナカッタというかワスレテタ…」僕は少しおかしく感じて、変な声になってしまっていた。えーっと、次の授業は体育館に行くこと?さっき体育したと思うんだけどな。「それは違うよ。」すかさず転載 邊京(てんさいべきょう)が僕の様子から僕が考えていることをすかさず察して、声をかけてきた。彼はとても転載な、国語、算数、理科、社会など、体育以外は天才的にいい生成期を今まで残していた。テストは必ず90点以上、手はほとんどの問題などであげている。もちろん、手を挙げてはいけないときにはあげていない、「体育以外では」完璧人間だ。彼の席は一番後ろから2番目の一番右だ。一応いうが、黒板は下にある。〈後黒板〉寝□□□□□□雲転□真□□□□栄□□□□派プ□図□□仲□新古公安心健□新□井市〈前黒板〉「これは新しく来た後輩の1年や、新しい先生、校長先生や年委員長(生徒の中から1年の委員長をしてもらうこと。違う言い方をしたら、学級委員長が1人しかいなくて、1年間務めるということだ。)などのお出迎えなんだよ。」さすが天才の転載、僕の考えていたことまで分かるんだ。「そういうことか。それじゃあ行くとするか。」僕は行こうとすると、裾を誰かにつかまれた。「お前~、」ギクッ 僕はゆっくりと後ろを向いた。「もしかして手ぶらで出ていくとはしていないよな~。」彼女の名前は瘧万久里(おこりまくり)。とても怖い人第一の人だ。彼女は最初に会った人は全員、ヤンキーでも下がるような頑固男子だと思う。なぜかというと、万久里…じゃなくれ万久里さんは話し方も男子のよう、怒っているとき、声は少し低くなるため、男子の声に聞こえるし、いつ怒っているのかが声で分かる。しかし、服装を見ればすぐに頑固女子だとは分かる。だから、古見のように性別不明ではない。「鉛筆、椅子、運動靴、フォルダーがいる。」僕はそれをじゅうんびして、ササっと廊下に出て、歩き出そうとした。「ちょっと待ったー!」今度は先生だ。「廊下に並ぶように―。」どうやら先生はこのお迎え会のことで何かがとても楽しみなせいで、張り切りすぎたのかいつもと違う感じになっていた。「はーい。」そこら辺からゆるーく声が聞こえてきた。
2023年5月2日
「それでは行くぞ」いつもの先生ではないように見えた。「せんせー、」1人の生徒が手を挙げた。「ん?どうしたのかね?」完全におかしい。「どうしてそんなに張り切っているのですか?」「それは、ング…」先生は口ごもったが、僕にとっては彼の言うことを充てることなど朝飯前だ。ははーん。そういうことかー。僕は完全に先生が張り切っている理由を知り、にやりとした。「どうしました?」しかし、先生は完全にスルーした。「何でもない。」いつもの先生に無理やり戻っているが、顔は完全に張り切っている。「?」生徒たちは頭をかしげた。“どうしたのでしょうか”市川さんに聞かれたが、僕は「さあ。」と聞き逃した。それに、先生が張り切っていることはバレバレだ。頭から笑い顔が漏れているようにみえる。体育館に着くと、みんなは運動靴を吐き、決められた場所に椅子を置いてから椅子に座った。みんなが座ると、体育館は静かになった。「これから新しく入った先生や生徒を歓迎する会を行う。起立!」壇上の上に上がった1人の先生が声を張り上げた。マイクはないが、声がとても大きかった。「それって歓迎会ってことじゃないの?」岡名が小声で口を出したが、万久里さんににらまれ、黙り込んだ。「礼!」「着席!」先生は壇上から降りた。「そういえば新説はどこ行った?」そういえば新説がいなかった。確かに、列に並んだときはいたはずだ。だが、彼は何も手に持っていなかった。「それでは校長先生からのお言葉です。校長先生、お願いします。」スピーカーから声が流れてきた。え? 僕は少し驚いた。その声は、まさしくも新陽だった。それともう一人のアナウンスがいた。校長先生のはなしは去年と同じで長かった。30分ほどしかたっていないはずが、数時間たった気分だ。さっきもう一人アナ運さ―がいたといったよね。それは女子だった。とても落ち着いた声だった。「それでは新しく入ってきた先生、前に出てきてください。」すると、静かに7人ほどの先生が前に出てきた。その中には僕たちの先生もいた。この学校は一つ一つの教科が違う先生で行われている。まるで、中学校のようだ。「私は5年生の家庭科を担当する…です。これから1年間、皆さんと仲良くできたらいいと思います。」(名前はその授業になったら言う)「僕は5年の社会を担当する…です。皆さんに社会のこと分かってもらえると嬉しいです。これから1年間、よろしくお願いします。」「俺は5年の理科を教えることになった…だ。これから1年間をよろしく頼む。」この人は苦手…じゃないかも… 僕は超能力を使い、彼の性格をわかった。それから、自己紹介は続き、最後の人になった。それは僕たちの担任だ。「ぼ、僕はこれから算数を教えることになった、た、忠野出須(ただのです)です。こ、これから1年間をよ、よろしくお願いします!」彼はめちゃくちゃ緊張していた。「忠野先生、落ち着き落ち着き。」横の先生に言われ、彼は深呼吸してからもう一度言い直した。「僕はこれから算数を教えることになった忠野出須です。これから1年間をよろしくお願いします。」さっきが嘘だったかのように滑らかだった。「先生方、ありがとうございました。それでは席にお戻りください。」先生たちが自分の席に戻ると、次のことを言った。「それでは新入生をご紹介します。1年生の方、お入りください。」1年生たちが入ってくると、そこら辺から口々に声が聞こえてきた。「可愛ー。」「ちっちゃい。」
2023年5月9日
「1、2、1、2、1、2、1、2、1、2、1、2…」1列に並んでみんなはちょこちょこと歩いていた。「うぉー、ちっさ。」古見は1人1人じろじろと見ていた。「きも。」僕は古見に口を出した。古見の心にキモイという言葉が刺さったのは簡単に分かる。「グハッ」古見はがくりと肩を落とし、ぐったりとした。「それでは1年背の皆さん、自己紹介をお願いします」1年生たちが、自己紹介を始めた。「いしまるけんたでしゅ。」「はなさかれみです」などなどと続き、5分ほどが経った。(正確には4分24秒だよー)「ありがとうございました。それではお席にお座りください。」練習したのかは分からないが、1年生たちは自分の席に着いた。「それでは次に、新しい年委員長を紹介します。」すると、証明が消え、一つの場所が照らされた。勿論カーテンは閉じている、その照らさ荒れた場所には…誰もいなかった。そこには、透明人間でもいるのかと突っ込みを入れたほどだった。「その方は…6年1組、組野利田(くみのりだ)です。」ステージの奥から、彼が出てきた。それからは、彼のスピーチだった。「年委員長に選んでくれて、光栄です。これから1年間をより良い学校生活にするために…」彼のスピーチは長かった。「組野さん、ありがとうございました。それでは最後に、先生方から伝えたいことは何かありますか。」すると、先生の一人が手を挙げた。「はい、…先生。」どうやら包装室からはここが見えるらしく、手を挙げた先生を当てた。「明日の昼休みに外で鬼ごっこをしているのでっ入りたい人は校庭に集まるように。外に出たら私がいますから私の所に…時…分までに来てくれればいいです。」「はーい。」みんなは返事をしてから、声がとりげた。「…先生、ありがとうございました。他にはありますか?」誰も手を挙げなかったので、次のセリフを放送委員はいった。「それではこの5年生、歓迎会を終わります。解散してください。」そこで、放送が切れた。「フー、疲れたー」急に、話し声が聞こえてき始めた。「腰がいてー」という声も上がっていた。「でもさー、どうしてこんな会をしたんだろう。」「ん?どうしてって?」僕は古見に聞き返した。「だってさー、何で5年生限定に1年生のお出迎えとか年委員長の紹介とかをやったんだろうか。」僕はぁ頭を悩ました。本当にどうしてだろうか。そうだ! 僕は自分が超能力の墓地主だろいうことを完全に忘れていた。別にテレパシーで誰かの考えを盗み聞きすることもできるが、多分誰一人そんなことの答えを考えている人はいないだろう。他兄は何かがないかと考えていると、あるいいことを思いついた。「ちょっとトイレに行ってくる。」僕はトイレの中に入り、戸を閉めて鍵をかけた。(勿論個室の中にいる。)僕は未来のようなスクリーンを出した。これは、僕が今出せる最高の超能力だ。これで色々な情報を手に入れることができる。「えーっと…この学校の名前…その中で歓迎会…の中のどうしてあるか、理由…あった!」僕はにやりと笑い、トイレから飛び出て、外に走り出た。「おーい、古見、理由が分かったよ。理由はね…」
2023年5月16日
僕はわざとめちゃくちゃ時間をかけて説明した。どうやら、あまりの情報量で僕は古見の頭を爆発させたらしい。「おーい、大丈夫かーい?」僕は声をかけると、今までで一番弱弱しいような気のないような声が聞こえた。「う…うん…」「あ、あまりにもじょうご雨量が多すぎた…」ふらふらとすると、倒れ、目を回していた。どうやら眠ってしまったらしい。僕の声に全く反応しない。「はー、仕方がないか。」僕はある超能力を使い、睡眠中にだけこの能力で動くことができるようにした。この条件は、命令がいるので、教室の自席に座るよう、命令した。トコトコと歩いていくと、僕は少し、あることをしたくなった。「ねえ古見、」僕はにやりとして、もう一つ命令した。「僕とリレーをしてくれ。」すると、急に古見は走り出した。僕は最初だけは簡単に追いつくことができたが、追いつくと、だんだん早くなった。「古見ってこんなに早かったっけ?」僕は思いっきり走り、教室に突っ込んだ。ドカ! 僕は誰かにぶつかり、ぶっ倒れた。「いたたたた…ごめん。」すると、向こうが返事をしてきた。「大丈夫だ。それよりも井辺名は大丈夫か?」どうやら僕がぶつかったのは雲藤だったらしい。だから僕の方だけがふっ飛んだのか。 体力のある雲藤は、バランス力もすごいらしい。 「どうやったらそんなに力が付く?」僕は試しに彼に聞いてみた。これはすぐに後悔することになった。「それはまず、朝に筋トレすべてを50かい、学校までは必ず走る。時には木の板を担いでくることもある。もしかして井辺名君も気になったのか?僕と一緒に毎日、トレーニングをするか?朝には菌トレイを1つ10回にしておいたとして…」めちゃくちゃ押されたが、僕は断りまくった。まあ筋トレは簡単なんだけどね。簡単に疲れを物に帰ればいいのだから。 僕は教室の席に着いてからあることに気が付いた。「こ、古見がいない!?」僕は透視で壁を通してみてみると、あることが分かった。「た、助けて…」古見はばったりと廊下の地面に前倒れになっていて、めちゃくちゃ顔色が悪くなっていた。「なんか一瞬で場所が変わったかと思ったら急に死ぬほど疲れた…」「あ…そうだった…。」僕は思い出し、申し訳なく思った。僕がさっきリレーでめちゃくちゃ走らせたからな。どうにか直すか。僕はノートとペンの上に手をかざした。確かこうするんだっけ? 僕は手を「疲れ」という風に動かした。すると、ノートに疲れという言葉が浮き出てきて、僕は次に古見なじみと動かした。すると、その下に古見という言葉が浮かび上がり、その紙一枚がちぎれ、少しだけ宙に浮いた。すると、急にびしょぬれになり、文字もにじんでしまった。この超能力名は「盗有物無物(とうゆうきぶつむきぶつ)」で、何でも物から感情、違う言い方で言ったら物でも物でなくても、何か書くものがあれば何でも盗むことができる。しかし、その書くものは何かの方法でボロボロになり、もう絶対に使えなくなる。勿論、再生も絶対に聞かないため、ただの汚い紙となってしまうのだ。僕はもう一度投資をして外を見てみると、古見は完全に平気になり、頭を狂わせていた。しかしこの紙はどうするか…
2023年5月23日
下校「やっと帰れる―。」古見は上機嫌で僕と一緒に学校を出た。あの紙は僕がゴミ箱に入れた。「長い一日だったね。」僕は背伸びをしながら空を見た。しかし… 僕は保健室のことを思い出した。なぜ、先生は僕の透明カメラのことを知っていったんだ?それになぜ…彼の心は読めない。 そう。案の保健室にいる先生はなぜか、心の中が何も聞こえないのだ。安保木のように馬鹿で何も考えている…というわけではないだろうし… 僕は頭を回していた。「井辺名…」んー、もしかしてこれって僕の能力不足なのかな?「井辺名ー…」でももしかしたら…「井辺名―!」「わ!」僕は古見に呼ばれ、めちゃくちゃ驚いた。「ああ、古見か。どうした?」「どうした?、とかじゃないよ。さっきからずっと呼んでたんだから!」古見はぷんぷんと怒ってきた。「というか呼んだ意味は?」「ああ、そのことなんだけど…」古見はちらりと後ろを見た。「なんか向こうからめちゃくちゃ気配を感じれるんだけど。」「へ?」僕は透視で見てみると、そこには市川さんがいた。「市川…さん?」「!…」向こうで驚いている市川さんが見えた。「おー、目、いいね。も、勿論僕も分かっていたけど。」「いや、絶対わかってなかっただろ…」「そ、それよりおーい、市川さーン。」市川さんは戸惑ったが、仕方なく出てきた。(ように見えた。)「それで?何でついてきたわけ?」古見は市川さんをじろじろ見ながら聞いた。「…」市川さんは無口で焦っていた。普通にテレパシーで心の中を見てみると、(どうしよう…なぜか一人ぼっちに思えてついてきたけど…)そう心の言葉を聴くと、僕は頭を悩ませた。 いったいどんな理由をつけるのやら。少し時間はかかったが、答えが返ってきた。“なんとなく寂しくて…”「「へ?」」僕と古見は目を点にした。「なるほどー。」古見は分かったかのように答えたが、目は全く分かりませんという感じで点のままだった。絶対に古見を安心させるために言っただろうと、僕はテレパシーを使わずに分かった。「それよりも家に帰ろうか。」古見は点の目が消え、急に悪笑いの顔になった。「ん?」前を向いて歩いている僕は何も超能力を使っていなかったので何も気づかずに返事した。「井辺名の家に寄らない?」「…」僕は無表情で返事をした。「………え?えー!?」僕は理解が遅れたらしく、めちゃくちゃ驚いた。「市川さんはいいって言ってるよ。」古見は気楽に言っているが、後ろではめちゃくちゃ市川さんが違います―という動作をしていた。「あ、ああ…」僕は仕方なく来ていいと言ってしまった。「それじゃあ、お邪魔しまーす。」急に猛スピードで古見は突っ走っていった。「ん?え!?何で古見はこんな時だけ体力が湧き出てくるんだ!」僕は慌てて古見を追いかけ、僕を市川さんが追いかけるというハメになってしまった。
2023年5月30日
「ただ―まー」僕は台所であれこれやっているお母さんに声をかけた。「失礼しまーす!」古見は大声でいうと、靴を脱いでからダダっと走って上がった。「…」市川さんは静かに入ってきたが、行儀よく靴をならべ、静かに上がってきた。「お友達?」お母さんは色々問題がある。一番困る1つは…「何かを言う前にお帰りとか言わないといけないでしょ!」「勉強になりました。」しかし、僕はその言葉だけで、納得しなかった。「いつもそういって忘れてるくせに…」2つ目は…「とりあえず名前を聞いていいかしら」古見に向かってお母さんは言った。「古見です!前にも言ったしその前にも言ったじゃないですか!」古見も今回は反論した。「そうだったかしら?そういえば聞いたことがあるような…」「はー」それに…「彼女ならわかるわ」「名前は忘れたけど」彼女というのは市川さんのことだった。「いや、分かるわけないでしょ」古見は完全にあきれていたが、僕は一応鳴れていたため、体はそんなにはあきれなかったが、心の中ではめちゃくちゃあきれ切っていた。「それより何か食べない?」僕は頭の中であることを考えていたが、いうのはやめた。まためんどくさいことになったらいやだからだ。毎回めんどくさくなってしまい、どうしたらいいのかをどうしては分からないのだが、覚えてしまった。「それではいただきましょう」まるで位の高い種族のように威張っていった。「もしかしてお母さんのせいで古見までおかしくなったか?」「違う!」「それじゃあどうしてそういったのさ。」「秘密だ!」「?」「秘密だ!」「あ、ああ…」そこへ、1つの声がふっ飛んできた。「できたわよー」「ほいほーい。」「やっぱりおかしくなったのか…」僕は頭を悩ませたが、全く分からなかった。分かったのは…「違う!」と古見がめちゃくちゃ否定するということだ。「美味しー」古見はバクバクとご飯や肉やらを食い荒らしていた(大量に食べているということ(ただ、めちゃくちゃ食べていたため、まるで猛獣が食べ物を食い荒らしているように見えたということ))。「うまかったー」ポカーンと座っている僕と市川さんの近くで古見が美味しかったとはしゃいでいて、お母さんはよかったとはしゃいでいたため、おかしな2人組がワイワイとはしゃいでいた横でシーンとした2人が座っていた。「美味しかったー」うーんと背伸びしている古見は、上機嫌だった。市川さんは出るときまでパクパクとゆっくり食べ物を食べていた。「どうだった?」市川さんに聞くと、どこからともなく市川さんの会話ノートを彼女が取り出した。“美味しかったです。” 彼女はノーとっで顔半分を覆っていて、少し横を向いていた。「そういえば幸せそうに食べていたよな~」僕は考えているだけのつもりだったが、声に出ていたらしく、市川さんが慌てていた。「へー、井辺名ってそういうタイプだったんだー。」「何でそうなるの!」僕は古見の心内を見なくても、考えていることを察することができた。
2023年6月6日
「ありがとうございましたー」2人が出ていくと、僕はベッドに入った。「それにしても…」僕は頭の中で考えた。可愛かったな~ 1人だからそう考えていると、急に知り合いが出てきた。「へー、井辺名ってそういうタイプだったんだー」その声は古見だった。どうやら無意識に思い出してしまったらしく、慌てて忘れようとした。今は8時半。「はー」僕は目をつぶり、サッと寝た。なぜか僕は寝るのが得意らしい。今日はひしゃしぶりに夢を見た。…しかし、それはとても見てはいけない夢だった。お父さんだった。お父さんだけは僕の超能力を知っていたはずだった。はずだった…お父さんは1年前、重い病気で倒れこんだ。このとき使おうとした超能力、名前は不死人間だ。それは誰でも生き返らせることができる。と言っても重い病気や殺し、事故などで死にかけている人しか助けることができない。もしもそうすると、その人は寿命以外で死ぬことはなくなる。交通事故にあうと、かすり傷一つなしで生きているということだ。不死人間は1回しか使えないということをなぜか僕は知っていた。僕はお父さんが大好きだった。お父さんを助けたかったが、それを使おうとしたが、お父さんはそれを拒否した。「何で…」僕は泣いた。僕はお父さんのことが何より好きだった。「その力は重要だ。大切な人に使え」その言葉が最後だった。それから数分で、息を引き取ってしまったお父さん、あの優しかったお父さんは戻ってこないと思うと、心が苦しくなった。死んだ人を取り戻す超能力は持っていなかった。僕はそのことを思い出したくなくて、自分の超能力で封印したはずだった。しかし、どうやら僕の超能力にはいつも何かの負けというものがあるらしい。記憶を封印超能力は、封印わけではない。体のどこかにしまうだけだ。なので、よく消したはずの記憶が夢に出てくることがあった。「井辺名」その声はお父さんだった。「お父さん!」僕は駆け寄り、ぎゅっと抱きついた。感触はなかったが、お父さんだった。いつの間にか僕は1年前絵に戻っていた。使えそうな超能力の量が減っているのをわかった。「元気にしてるか?」「うん」僕は嬉しくて抱きしめるのをやめられなかった。「まあ封印されてしまったがな」「ははは…ごめん」僕は誤ったが、頭の中はお父さんと会えたことの喜びでいっぱいだった。「学校は楽しいか?」「うん!お父さんがいないから寂しいよ」「お母さんに嫌われていないか?」お父さんは僕のことをたくさん心配してくれた。「うん!お母さんはいつも通りだよ」「そうか…」お父さんは遠くを見てから言った。「友達は増えたか?」「うん」僕はうなずいた。それから少しの間話すと、起きてしまった。彼が言った最後の言葉は…「いつも見守っているからな」だった。多分実際の時間では8時間半ほどだったかもしれないけど、1日に感じることができた。起きると、僕の目には涙がたまっていた。僕はもう一度お父さんと会えたんだ。起きる時間はいつも5時だった。僕は朝ご飯を食べ、少しの間僕は部屋で小さな超能力の練習をしていた。1カ月から4カ月の間に僕はなぜか超能力が頭に入ってきていた。僕は今から欲しいと思うのは1つの超能力だった。死者と話す超能力。違う言い方で言ったら寝ているときや、起きているときでもいいから死者と話す事が出来たらいいと思っていた。僕は学校に行き、新しい一日を始めるところだった。「おっはよー」僕が教室に入ると、みんなが自方(自分の方法(たぶん存在しません))でおはようと言ってくれた。お父さん、僕は幸せな人生を送っています。僕はノートにそう書くと、その1ページを燃やした。そうすると向こうに届くと思ったからだ。
2023年6月13日
「おっはよー」僕は振り向いた。「やっぱり古見か」僕はドヨンとした。「「やっぱり古見か」ってなんだよー、せっかく呼んであげたのにー!」まあ追う言っているが、いつもころりと忘れている。「古見ってあほ?」僕はわざとそう言った。「あほとは何だ、あほとは!」僕はわざとからかった。「それじゃあ1+1は?」僕はめちゃくちゃ簡単な問題を出したが、「窓、田んぼのた、11!」まああっているのだが、間違っていた。「…本気であほになったな、古見は。もしや昨日の食べ物がやったとか?」僕は違うとわかるが、本気にしているように言った。言うことは簡単だ。「あほになってなーい!」周りが見ているのも気にせず、古見は叫んだ。どうやら今回だけは(古見からのメッセージ:今回だけとは何だー!)神様が古見のともになったらしい。「それでは学校の時間だ」先生が入ってくると、ちょうどその時、チャイムが鳴った。周りを見ると、みんなは自分の席に座っていた。僕は誰も見ていない間に瞬足で自分の席に座った。「それでは出席をとる。琴美さん」「はーい」「真面名くん」「はい」「…」急に先生は止まった。そういえば… 僕は思い出した。1人の生徒の名前を言うことはとても大変だということだ。彼女の名前は篠崎長利吉良邊苗檻慧可・花果里香渚野崎(しのざきおさとしきらべなえおりえか・はなかりかなぎさのざき)だと。まるで変形早口言葉だ。「はーい」彼女は実際にして、とても礼儀いいのだが、親以外誰一人名前を呼ぶことができなかったらしい。それから続き、市川さんになった。「市川さん」しかし、市川さんはあわあわとしていたので、手助けすることにした。「はい…」僕はテレパシーで先生に伝えたが、声は市川さんのにした。まあ超能力者だからね。人の声なんか分かるよ。でも…少しきもかったかも…「井辺名くん」「はい」飛ばされたのかと思ったのか、彼女はおどおどとしていた。しかし、僕がトンと肩をたたくと、おどおどが止まった。これは別に超能力ではない。彼女が恥ずかしさにしんとしただけだ。僕は心の中で笑った。おかしかったわけではないが、後ろにいた古見が府テクそうな顔をしていたからだ。しかし、何とか顔に出すことは我慢できた。「それでは5分休みだ。何かをして来い」ん? 僕はあることに気が付いた。「先生、全くおんなじことを昨日も言っていたような…」僕は考えることが面倒だったので、トイレへ行くことにした。「暇だなー」僕はやることがなかった。「…」そうだ! 僕はある票を取り出した。超能力でだ。この表はとても危険な評だが、今のように暇なときにはちょうど良かった。「んー…」僕は迷った。「これにするか…これにするか…」そうだ! 僕は1つの分を読んだ。「これにしよう」僕はそれの「使用」というボタンを押した。
2023年6月20日
外で叫び声が聞こえてきた。よし来た 僕は張り切った。「スリ、スリよ!」普通なら学校まで聞こえないが、そのおばさんはめちゃくちゃ大きな音を立てることの名人らしい。ここまで聞こえてきた。「スリだって?」「可愛そうに…」僕の近くではささやき声が聞こえてきた。とりあえず… 僕はトイレの中へ入った。「暇だから一肌脱ぎますか」僕はもう本心をなくしていた。裾をめくった。それではお遊びのスタートだ
2023年6月27日
「分かりましたか」後ろにはシャドウキラーがいた。「な!?」僕は驚いた。「そんな馬鹿な」僕は学校のトイレ内だ。普通なら見つかるはずがない。「どうやって…」僕は完全に茫然と座っていた。「あなたがここ近くで一番怪しい波を出していたんですよ」僕は驚いた。「波?」僕は彼を見て、嘘かと思ったが、彼は全く冗談をつきそうな顔ではなかった。「いったいどうやってそんなことをできるようになった」僕は興味を持った。「それよりも前に…あなたはそれが本心ですか?」僕はハッとした。「あなたは本当にそれで楽しんでいるのですか?」彼の目つきは真剣だった。しかし、隙もない、背筋の凍るような目つきだった。僕は黙り、彼をただ見ていた。「戻れよ」後ろで見たこともない男子が言っていた。多分20代だろう。3人はそういうと、消えた。「ハハハ…」僕は空を見て、苦笑いをすること以外することがなかった。ベルが鳴り、ぎりぎりで教室に飛び込んだ。「遅ーい」先生のようにしたかったのか、古見がそういった。「いや、まだ1分あったから」僕は古見に攻撃すると、古見も仕返しをしてきた。「1分でも遅い!3分より前に来ることが真面な生徒ということ!」僕はそれにイラっとした。「僕が真面な生徒じゃないと言いたいのか!」「そうだ!」僕たちがワーワーと喧嘩をしている横で、市川さんはおろおろと誰かが止めてくれるか、自分が止めようかを決めれずにいた。‟あの…”市川さんは僕たちにノートで声をかけた。しかし、もちろんのことっだが僕たち2人は全くそのことに気が付かなかった。「止めてもらえません…か…」市川さんの力はすごかった。「「はい!」」2人は喧嘩を止めた。しかし、市川さんの力は長く持たなかった。少しすると、また2人は喧嘩を始めた。それを止めるのは「静かに!」勿論先生だった…?僕が前で見たのは担任の先生ではなかった。保健室の先生だ。「今日は担任の忠野先生は休みなので私が担当をすることになりました、杉原高野(すぎはらたかの)と言います」僕の頭は高速で動いていた。え?どうして保健室の先生(杉原先生ねー)がここに?もしかして何かを企んでいるとか?まあそれはないとして、どうしてよりによってこの先生?この先生、…超能力が使える気がする。でもどうして持ってる?まあおかしくはないけどなぜか悪に使ってる気がする。まあ僕もさっき使っちゃったけどそれはいいとして(全くよくない)忠野先生はどこだ?この先生が考えてることが分からないって知ってからおかしいとは思ってたけどもしかして保健室の先生(だから杉原先生)が何かをした?それとも他に何かが起きているか。まあそれは風になってベッドで寝込んでるとして、なぜか嫌な予感がする…「よろしくお願いします」保健室の先生(杉原先生!)が頭を下げると、皆も続いて行った。僕の心には、嫌な予感が出てきた気がした。
2023年7月4日
「1時間目は…英語です。英語の本、ノートなどを持ってこのクラスに行ってください」先皆はチリ、僕はテレパシーで先生の考えていることを読もうとしたが、何も聞こえなかった。やっぱり。 僕はとりあえず僕の英吾の教説を見て、透視でチャチャッと教室を見つけた。「ここか…」僕はだらり、ぼそりといった。なぜかというと教室はここから一番遠いj反対側の校舎だからだ。僕は仕方なく歩いていると、1人の女子が迷っていた。その女子こそ市川さんだ。「どうしましたが?」僕は問いかけることにすると、僕に気づいたらしく、僕の方に歩いてきた。「教室が分からなくて…」そういえば彼女は転校生だったな、と僕は思い、教室の組を聞いた。“4組です”僕はいくら記憶がファイルにセーブできるといっても、自動的にされるわけがない。自分でいちいちやらないといけないし、セーブするときは少し疲れるので、何でもはセーブができない。だから必要ないと思ったものはセーブしたことがなかった。クラスの場所もそうだ。なので、いつもどこにあるか透視で見て、普通の人のように何回かいって覚えなければいけない。措置は面倒だが、フォルダーにすべてのクラスをいれたら大体1時間ほど寝ないと完全には体力が戻らない。そんだけこの学校にはクラスがあるんだ。しかも、家に帰って寝ればいいが、僕はめんどくさくてしていないというのも1つの理由だ。「んーとー、…え?」僕はピタリと動きを止めた。「今、しゃべった?」僕は彼女の方を向くt、彼女も自分を見て驚いていた。「しゃべれ…る」彼女は目を丸くして、動かなかった。そこへ、1人の人間が来た。「お、井辺名か。どうして彼女といるんだ?」それは真面名忍法だった。「そっちこそここに何をしにきてるんだ?」「いや、こっちに教室があるんだけど」僕は思い出して、目を点にした。「ああ、そういやあそうだった。」彼はまた真面な顔になり、僕に聞いてきた。「んで、そっちは何をしてるんだ?」僕は彼に説明した。「彼女は転校生だから教室が分からないらしいんで、教室を教えてあげようとしていたところに君が来たってわけ」彼は僕と彼女を見てから、歩いて行った。「んじゃあ邪魔しちゃ悪いね」嫌な予感しかしなかった。「まあそれでは行きますか」僕たちは廊下を歩き、歩いた。「ここです」中にはもう数十人の生徒がいた。「僕もここなので」僕も中に入り、適当な席に座った。周りではワイワイと話している男女生徒がいた。それから数分後、ベルが鳴り、先生が入っていた。「これから英語の先生になる谷川です」黒板に谷川古都美(たにかわことみ)と書くと、頭を下げた。「よろしくお願いします」先生は可愛いというかどちらかというとイケメンの方だった。体もすらりとしていて、あざ一つない。髪は短めで、太っていない。体育の先生にもなれそうな先生だ。「よろしくお願いしまーす」皆も頭を下げた。
2023年7月11日
「A, B, C, D, …」僕たちはAからZまで何回か言っていた。僕は言っていると、ある事が耳に入った。市川さんだ。市川さんは発音がよかった。ここにいるクラス全員よりもなきがする。多分これを聞くと栄はライバル関係になる可能性はある。まあそれも面白そうだけど面倒だ。「次は今は英語がどこまでできるかを見る。この20Minプリントをやるように。無論、これは面談で親に言うことに入っている。せいぜい時間内に頑張るように」皆の額には1汗出ていた。皆は完全に無言だった。「終わりだ」20分立つと、先生は手をたたいた。「先生」1人の男子が身を乗り出した。「なんだ」先生は全く動揺しない。「時間内にやれとは言われてないぞ」皆は確かにと思ったが、先生は冷静なままだった。「何を言っている。言・っ・た・ぞ」先生が言っていることは事実だった。「な!」僕は暴れては困るので、頭の中へ直接事実を説明した。{先生は「次は今は英語がどこまでできるかを見る。この20Minプリントをやるように。無論、これは面談で親に言うことに入っている。せいぜい時間内に頑張るように」と言った。しかし、最後には「せいぜい時・間・内に頑張るように」と、言った。先生はこの時、時間があるといった。そしてどのぐらい時間があるかは「この20Minプリント」で言った。20Minというのは20M、あるいは20Minutesだ。できるかは、この学年ならできるわけがないほどの数だった。ざっと300問ほどだ。(どうやってそこまで数枚の神に入れたかは面倒なので言わない。)見た中では1人も最後まで終わっていない。栄まで。この問題は面談の話に入るといったが、どのように言われるかは言っていない。僕が予想したことだが、いうことはその時の点ではなく、どのぐらい成長したか、だ。だから、面談より少し前にはまたプリントをやらされる。先生はできるだけ生徒のいいところを言う。悪いことよりもいいことの方がいうのは多いはずだ。}そう説明すると、彼は腕には力が入り、歯は強くかんでいるが、何も話さなかった。「くそが!」彼は机をたたくと座った。「オ~マ~エ~」彼の後ろに1人の女子が出てきた。「何だ…よ」荒々しく後ろを見た彼の顔は一瞬で上半分真っ青になった。彼女は去年の年委員長。とても厳しいが、とてつもなく人気者。どんな相手でも迫力で倒す、この学校のエースなのだ。地獄耳なので、小さな事も見逃さない人だ。地獄耳でどうにかわかっているらしい。はっきり言うと、4回ほど年委員長を務めている。向こうで怒られている間に僕は市川さんのプリントを見た。見てはいけないと思うが。「ぜ、全部解けてる…」僕はめちゃくちゃ驚いた。僕でも(自分と比較するのはおかしいと思うが…)200問しかできなかったのに。彼女は300百問すべて説いていた。それからは色々あった。後ろでまだ2人がワイワイとしていたり…先生のオーラも怖かったり。授業が終り、誰もいない廊下を歩いているとき、僕は彼女に聞いた。「どうしてそこまで英語が得意?」彼女は戸惑ってから答えた。「私のプリント…見たの…私…英検1級で、万点取ったの」僕は驚いた。めちゃくちゃ。「ま、万点…」僕は慌てて口をふさいだ。彼女が慌てて手をぶんぶんと振っていたからだ。「ま、マジで…」
2023年7月18日
「お――い」古見が呼びかけて着た。「どうだった?」古見は笑っていたが、少し暗かった。「よかったよ。先生にずっとプリントをやらされただけだけど。そっちは?」すると、古見はしょんぼりとした。「こっちもずっとプリントやらされてたよ…英語きらーいー!」「いや、お前、それじゃあいったい何が好きなんだ」そう聞くと、古見は自信満々の顔で答えた。「家で昼寝!」「お前マジでドラえもんののび太に似てるな。」「ひどい!」まあそれが事実なのだが。「とりあえず教室戻るか。次の授業は…」‟国語です”僕は誰だと横を見ると、市川さんだった。「もしかしてこれ全部覚えた!?」すると、彼女はコクリとうなずいた。それを聞いて古見はがくりと崩れた。‟た、立ってください…”市川さんは慌てていた。「しかしそこまでできるとはね」僕は感心した。「毎日の授業をすべて覚えることができるし…」そこまで言うと、市川さんが僕の手を引き出した。「え?ちょっとー」古見はにこやかに見送ってくれたが、そういうのじゃダメ―!助けてー!古見さんは誰もいないところまで聞いてきた。「どうしました?」僕は彼女の目つきでびくびくしていた。「井辺名くん…何者ですか…」僕はびくりとした。「な、何のこと?」僕はごまかそうとした。「昨日からおかしいとは思っていました」僕は額に汗を流した。「な、何のことかわからないな…」僕は焦っていた。しかし、なぜか何も思いつかなかった。自分の超能力のことも。僕は焦り焦った。「井辺名君、普通の人じゃない」僕はびくびくともっと焦った。「何言ってんの…僕は普通の人間だよ」しかし、彼女は静かに首を振った。「井辺名君は確かに普通の人です…」僕はほっとした。だが…「というように考えてほしいのでしょう」僕は彼女の考えていることが何一つ分からなかった。 どういうことだ 一番最初に自力で覚えた超能力がまるで…折れ曲がっているようだ…説明しよう。僕の超能力、テレパシー、透視、テレキネシスなど壁を通してでもできるのはどうやら線を飛ばしてそれが触れることができれば超能力が発動する。しかし、すべて目当ての場所より前に鏡や窓があれば光りが曲がってしまい、鏡なら完全に曲がり、ガラスなどの透明な少しでも反射して見えるものはその分反射して超能力が弱まる。なので、一応曲がった光を名前のつけていない気が付いたら身に着けていた超能力で違う場所から飛ばしている。しかし、今前でもている光景は信じることのできないものだった。線が…彼女を避けている。彼女の5センチほど近くに行くと、曲がっていた。今まではこんなことがなかった。いったいどうやったら鏡もなしにこんなことが…「私ね…」彼女はまた口を開けた。「これのおかげなの」彼女は首につるしていたあるものを見せてくれた。「え?」
2023年7月24日
それは真っ黒だった。まるで宇宙んっじょようだ。それからはなぜか嫌な気配がした。「ッ…」僕は見ていられなくて、避けた。「?」市川さんは僕を見た。「どうした…の?」彼女は僕を覗き込んできた。覗き込まれると黒いネックレスが見えた。「それを…見せないで」僕は目を隠した。彼女は仕方なくしまった。「これは誰からもらった?」しまってくれたので僕は聞いた。「お父さんから…」また声が小さくなった。しかし、僕は質問攻めをしようとした。「いつ?」「5年前、私が小学校に入る日に貰ったの…」「お父さんは今どこ?」そう聞いた途端に彼女は黙ってしまった。「…」僕はどうした?と聞くと、ゆっくりまた話し始めた。「5年前…私がこれをもらった日に…し、死んだの…」彼女の目から1粒、2粒と涙が出てきていた。「そうなんだ…ごめん…その気持ち、分かるよ…」すると、彼女は起こった。「何で井辺名君に私の気持ちが分かるって言いきれるのよ!」その声は悲しみ紛れに吐き出したような、悲しい声だった。「実は僕のお父さんが…去年死んだんだ。僕は何一つ…できることがなかった。僕は…お父さんがいなくなってほしくなかった。だけど何もできなかったんだよ。僕はお父さんを殺したんだよ…僕はみっともない犯罪者だよ。僕なんて役立たずだよ。自分の愛する人一人も助けることができなかった。僕は…一回死のうかと思った。だから試したよ。首をナイフでさした。…」かのっよの顔は少し青くなった。「…でも死ぬことはできなかった。僕は不死身なんだよ。ただただ血が出るだけで痛みも感じなかった。ただただ地面に赤い血が…真っ赤な血がどろどろと落ちているだけだった…」僕の目からは無意識の涙が出ていた。「おかしいよね。ただ誰かが死んだから僕も死のうなんて思ったのは」「…」涙を流しながらも市川さんはうつむいていた。無口で。すると、そこへ聞いたことのある声が聞こえてきた。「そんなのおかしくないよ」僕は振り向いた。そこには古見がいた。「え…」僕はすべて聞かれたのかと思って焦った。「井辺名が井辺名のお父さんを殺しいた?そんなわけないっしょ。死のうとした心は分かるよ。僕も自分の兄ちゃんが殺人に巻き込まれた。その原因は僕なんだよ。」僕はハッと顔を上げた。「僕があの時…お使いを頼んでいなかったら…僕が行っていたら…兄ちゃんは大丈夫だったかもしれない。僕は神に頼んだよ。兄ちゃんを助けてくれ、と。兄ちゃんを殺さないでくれ。僕から家族をとらないでくれ、ってね。でも神様はそんなこと耳1つ貸さなかった。それから1時間ほどで兄ちゃんは息を引き取ったよ。病院の人たちは1時間生きれたのがすごいといっていたから叫んでやったよ。『黙れクソババァ、クソジジィが、僕の心何かわかるか!』って。皆嫌な嫌な顔をしていたけど僕はそんなこと知ったことなかったよ。僕は死のうとした。井辺名と同じで首切ろうとしたし、首吊りやお風呂でおぼれるのも試そうとした。でもすべて神やろうに止められたよ。首切りはお母さんに見つかって首吊りはひもが切れて…おぼれるのもお父さんに止められた。僕は神様に嫌われてるんだよ。運が全くよくない。兄ちゃんを殺しといて僕が死のうとしたら止める、それってばかばかしくない?」僕は何も言うことができなかった。すると、市川さんが言った。「それは多分、お兄さんが命を懸けて守りたいんじゃないの?」僕たちは同時に言った。「え?」市川さんは優しい目で古見を見た。「それは、お兄さんが神様に自分の命を使って古見さんの死をできるだけ長くしてと頼んだのだと私は思います」すると、古見が急に驚き始めた。「え?市川さんって話せたの?え?え?」どうやら古見さんが話しているところは聞いていないらしい。でも市川さんからしてはラッキーなことだろう。しかし、今はなしたのだからもう意味がない。「…」市川さんは目を伏せた。「はい…」古見は僕が超能力で落ち着かせた。「どうして言わなかった」突然に古見が真剣な顔でこっちを見てきた。「何を?」僕は彼女が考えていることは知っていたが、とぼけた。「とぼけんな、あんたが超能力者というのは昔から知っていた。でもどうして教えてくれなかったといってんの」僕は少し焦った。「いつ知ったの?」1年前に知った。井辺名のお父さんが死んだ、あの現場で。
2023年8月1日
「え?」僕はあの事を思い出し、首を振った。「んなわけない。あそこでは見ていないもの」僕は信じられなかった。記憶の中では一切古見を見ていなかった。そんなわけがない。僕はそう思った。「いたよ。いた。僕はちょうどその時、とおりかかったんだ。そしたら救急車の音がして、気になったから寄ってみることにしたよ。そしたら君、井辺名を見たんだ。駆け込むのを。だからもっと気になってできるだけ近くいに行ったら救急車の中で声が聞こえた。「その力は重要だ。大切な人に使え」って。僕はいったい何のことを言っているのかわかっていなかった。だからちょっと長っさをさせてもらったよ。そしたら井辺名が不思議なことをしているのが目に入った。物が浮いてたんだ。井辺名の前で。最初は幻覚かと思ったけどもっと見たから幻覚だとは思えなくなった」僕は黙ってしまった。古見が言っていることは本当だ。テレパシーでチェックした。「だっから知っているよ。君が普通の人とは違うことも。」僕は何も考えることができなかった。終わった。三つかった。人生は終わった。見つからずにひっそりといることはできなくなった。すると、どこからか聞いたことのある声が聞こえてきた。「でも…それはおかしいことじゃないと思うよ」僕たちははっとその方向を見た。「新説!?」僕たちはびくりとして新説を見た。「どういうこと?」真剣な顔で僕は聞いた。知りたかったからだ。彼の言っている意味が。「この世界は…大事なことを知らない」新説はなぜか少し違った。まるで今までが本心ではないように。「この世界は知らない、いつも身に持っているものを。皆は君のように空も飛べ、テレパシー使える。使用と思えば誰かを不死身にもできる。それは1度しかできないが。この世界は…超能力を知らない。誰でも使えるのに誰も使おうとしない。この世界は平和だ。その平和な世界が…」僕は大っ嫌いだ
2023年8月8日
「新説には…いや、言い直そう。お前には、計画を止めさせる」僕は僕は下を指さした。「フンッ」だが、彼は全く動揺しなかった。「そんなことできるわけないだろ」彼は手を鳴らすと、スケルトンが僕に向かって突進してきた。ドラゴンを使うことができるが、そうしいたらここら辺がボロボロになってしまう。ドラゴンは脅すために召喚したのだ。スケルトンはもう1mほどっさきいにいた。ダメだ… 僕は目をつぶった。しかし、痛みがこなかった。前を見てみると、市川さんがいた。「ぁ…」僕は彼女が刺されたのかと思い、言葉を失った。しかし、新説の顔を見ると何かがおかしかった。「お、お前はいったい何者なんだ」一っ川さんを見ると、胸につけている真っ黒の寝クレスを手にしていた。しかし、今は真っ黒ではなく、光っていた。明るい白に。「お父さん…助けて…」彼女がそうつぶやくと、さらに白く光りだした。目がくらみ始めったほどだ。光りが収まり目を開けれるようになると、周りは完全に変わっていた。真っ黒になていいたのだ。空中にい浮いているらしく、自由に移動できなかった。「こんにちは、あなたたちにはようがあって呼びました」一人の若い女の人が浮いてきた。見た途端に僕たちは体全体が固まった。その人はただものじゃなっかった。勝つことなんてできっこない。死に物狂いでやりあって自分の身の安全だけでも精いっぱいだろう。「お前は誰だ!」新説も感じていたらしく、心の奥から絞りだしたような声を出した。「圧死の名前は心海三次郎でございます。市川小次郎に頼まれて呼んだだけです」2人の超能力者が前にいるのに彼女は一切警戒していなかった。いや、警戒していないように見えた。隙がありすぎだ。多分普通に倒せるだろう。しかし、何かが引っかかっていた。何以下嫌な予感が。なぜだろうか、どうしいてそこまで警戒していないのか、いや、警戒はしているが僕たちには全く分からないだけかもしれない。僕は警戒した。って気なのかもしれないし仲間かもしれない。もしかしたらどっちでもあるかもしれない。「お前は敵か?仲間か?」新説はとても警戒していた。「あっしのことですか?あっしは抵抗するなら敵になります。しかし、抵抗しなければ言い、短く言えば…」どっちいらでもありません
2023年8月15日
「あっしのことですか?あっしは抵抗するなら敵になります。しかし、抵抗しなければいい、短く言えばどっちいらでもありません」心海は柔らかな声で言った。「そうか」僕は少し警戒心を緩めた。感じる妖気からして攻撃してきそうには思わなかった。「それで、用事とは何だ」新説も警戒心を緩め、少し軽く話していた。しかし、いつものような話し方に戻っていなかった。「あなたたちにこの世界の昔を知ってもらいたい、府氏端に頼まれました」すると、近くで浮いていた市川さんが反応した。「府氏…端…」僕は彼女の脳を見ようとしたが、まだ見ることができなかった。しかし、5年が始まった日はなぜ見えたのかがまだ謎だ。「知り合い?」古見が覗き込んだが、動けなかったので顔を覗き込むよいうかしゃがんだだけだった。市川さんの額には汗がにじみ出ていて、目には水が溜まっていた。「…」市川さんは何以下を言いたそうにしていたが、声に出ていないようだった。しかし、話そうと市川さんに超能力を使ったが、やはり折れ曲がってどこかに飛んで行ってしまった。「大丈夫?」古見はいつものように生き生きとしていた。「…」市川さんはまだ口をパクパクしただけで声が出なかった。何かにとても驚いて、悲しくて、嬉しくて声も出ない。そういう感じの状態だった。多分心海は僕たちの方向を見ていた。何でも知っているような、何でもお見通しのような目で。僕たちは気づかなかったが、彼女は何かを口に出していた。呪文か、もしかしたら何か僕たちに教えてくれているのかもしれない。しかし、僕たちは市川さんの方に気が行って全く気づかなかった。「ゎ…」市川さんが何か言おうとしたが、続きが詰まってしまった。「わ…お…す」小さな声で何かを言っていた。そういえば市川さんって話すの、苦手だったっけ 僕は思い出した。どうしてか僕の前では話せていた。「?」古見は状況整理の脳が動いていなかった。全く分からずに、頭の中では「何だ?」「いまあどういう条項だ?」というのだけだった。全く意味が分かっていない。僕はあきれていた。古見が今の条項を全くっ整理していないことが。新説は勿論だが状況整理音痴の僕でも今の状況で明るくしているのはダメだとわかる。しかし、古見はニコニコしているのだ。一瞬馬鹿だと思った。「それで、どうしますか?拒否したいのならどうぞ。拒否したいといってください。しかし、拒否しないのであれば歴史のことを教えます」すると、新説が答えた。「ここは拒否する…所だができそうにないな。とりあえず一見が言いたいことを言ったら見せてくれ」僕、古見と市川さんがびくりと驚いた。1つの言葉だ。「一見」という一言だった。今まで誰も一見とは呼ばなくて、市川さんと呼んでいたからだ。まあ機能の話だけど。新説も昨日はそう呼んでいた。これが本心なのか?すると、市川さんがついに声を出した。とても小さな声だったが、聞こえるのは聞こえた。聞いた途端に僕たち3人(僕、古見と新説)は驚いた。どうやら僕だけじゃなくて新説の超能力も市川さんに効かないらしい。私の…お父さんです。 「え?」
2023年8月22日
「私の…お父さんです」彼女はぼそりと言った。「え?」僕は目を丸くした。「でも苗字が違うよ」彼女は少し、しっぽを向いた。「それは…私のお父さんが死んでっからまた違う人と結婚したからです…」僕は失礼だったかと思い、頭った。「大丈夫です…」彼女は私の方を見た。「府氏一見です…」市川さんは少し声が大きくなっていた。「その節さんはどんな人だった?」僕は興味を抱いて聞いた。「優しい…人でした…私のことを気にかけてくれて…頭もいいし…運動神経もよかったから色々なことを教えてもらいました…でも突然消えたのです…そして最後に見た時は私に…これをくれたのです…」彼女は首にかけている真っ黒のネックレスを手に持った。「でもそれから数週間はまた帰ってくるって家族で信じてた。でも1年待っても2年待っても一切戻ってこなかったの…だから死んだって思い始めた。もう戻ってこないって…」その場は暗くなった。周りは暗いが、感じ取れる感情が暗かった。「そうなんだ…」驚くことに新説が言った。「っていうか兄弟、いたんだ」彼女はコクリとうなずいた。「うん…三つ子が…」僕たちは驚いた。「み、三つ子…」今までで三つ子を見たことがない。ぜひ見たい。そう思ったが、口には一切出さなかった。「とりあえず連れて行ってくれるか?昔へ」新説がいったが、心海さんは何もしなかった。「どうした、連れて行くんではないのか?」新説はキっと目を釣り上げた。「もうついていますよ」僕たちはハッとして周りを見たが、何一つなかった。光り1つも。完璧な真っ暗だった。まるで宇宙のような…「何もないだろ」新説は何もできないが、攻撃しようとした。心海さんは急に話し方が変わった。(今から話すことはあくまで僕の説です)「この世界ができる前、この世界はどこもかしこも完全な黒だった。」急に周りが白く光り、見た限り大爆発だった。しかし、何も聞こえてくることはなかった。「ある大爆発で作られたのが宇宙。最初はとても大きな星が1つしかなかった。しかし、それから数百万年後、時間が経ちすぎてひびが入りだした。何万年もかけて地中の中心まで届いた。大きな破壊爆発が起きて、たくさんのとても各核とした隕石ができた。それは無重力の宇宙を飛び回り、他の隕石とぶつかり合った。そしてだんだん魔悪くなっていく。その中にはいろいろな形があった。凸凹の地表、完璧な球体、完全におかしな形。しかし、円形が一番多かった。とがり出ているところが他の隕石に当たり、削られる。それを何千年、何万年かけて削られ、小さな円形がたくさん作られる。小さいといっても直径数百万キロほど。それが何個も作られる。その中に1つだけ隕石があった。それが地球。そのころはまだ灰色で、緑の森や青い海は全くなかった。しかし、ある人物が地球に光を与えた。その人物はヴァンダリス、この世を作り上げた人物。最初に起きた大爆発もヴァンダリスが起こしたという説もある。ヴァンダリスは…」心海さんは一度止まり、続けた。神、そのもの。
2023年8月29日
「神、そのもの。」心海さんは僕たちを見た。優しそうな怖そうな気を感じ取ることができる。とても不気味に感じる。「か、神だと」新説は信じれないという顔で言った。「妖王は知っている?」僕たちはコクリとうなずいた。最近話題になっている。大昔、突然消えた妖界の王、妖王がまたよみがえったのではないかと。しかし、誰一人原因をつかめていない。今までに誰一人。と行ってもまだよみがえったと予想されてから1カ月しかたっていない。知らない日本人にいるはずがない。日本中に流れている情報だ。「妖王はヴァンダリスよりも下の位、まずは妖界の妖怪たちがいる、そして妖官(警官に似ているが、パトロールだけをする妖怪たち。だが、1人18時間働く)、妖官長、私立探偵の府氏端、妖怪庁長官、その位には5人いる。ヴァンディス、王甲斐長助、雫儀介、與那城連、そしてそのトップにいる余里永禮感漸輔、校高妖長、最妖怪、妖王、世界管理妖者、そしてその一番トップはヴァンダリス。ヴァンダリスが言ったことは絶対、だった。しかし数百年前、突然姿を消した。それは妖界の中では大問題だった。ヴァンダリスがいないとこの世界は成り立たないからだ。ヴァンダリスがいないとこの世界はいつか滅びる。なので妖界上、その中から8人選ばれ、この世界を成り立たせることにした。年を取り死ねばまた新しい生き物がその場所をとる、だが、それはた変なことだった。ただ単に命令しているだけでこの世界は成り立たない、この世界はとても広い、広すぎて生き物は無限にいた。だからそんな簡単に納得してもらうことはできない、納得してもらうのには200年かかった。その間にはたくさんの生き物が死んだ。今まで何一つ起きなかったのは世界管理妖者がいるから成り立っている」彼女が言い終わると、感じていた圧が消えた。「そして何を言いたい」僕は記憶しながら聞いた。「それだけですよ」彼女はそういうと、だんだん薄れてきた。周りの黒も。気が付くと周りは廊下に戻っていた。「いったい今のは何だったのだろうか…」新説も意味を分かっていなかった。しかし、1つだけは聞いて分かったことがあった。ヴァンダリスが…よみがえったのだということが。気づかなかったかもしれないが、心海さんはそんなことを言っていなかった。だが、言い方で分かったのだ。そしてそのヴァンダリスは何かがおかしい、ということが。僕たちはお互いを見てコクリとうなずいた。
2023年9月5日
僕たちはお互いを見てコクリとうなずき、とりあえず走り出した。それから僕たちは無言で分かれ、全く反対の方向に走り出した。僕は自分の気配を完全に消し、空を飛んでいたが、何一つ見当たらなかった。僕の能力を使ったが、結果は意味なし、めんどくさい。どうやら思ったよりもヴァンダリスは見つけるのが手ごわいらしい。僕は空を飛び続けた。素sコマでお得にはいかないが、ある橋の下まで来た。「?…!」僕はある人物を見た、普通の人に見えるが、感じる圧が違う。全く。僕は警戒して空に飛んだ。しかし、もっと驚いたのは彼が僕の方向を見てきたからだ。僕は今、気配を完全に消して誰一人見えないはずなのに、彼は僕の方向を見てきた。まっずぐにだ。「誰ですか、そこにいるのは」彼は僕の方向を見て問いかけてきた。普通の声なのになぜか迫力が強かった。しかも、彼は絶対僕が空に飛んでいることを知っている。なのに、全く驚かないのだ。僕はある人コットを悟った。彼はただものではないということを。「…」少しの間黙っていたが、彼は僕がここにいることを完全に知っているのが分かった。なので、しょぁたなく姿を現した。「どうしてわかった」僕は目を光らせながら聞いた。「来た時からさ、丸見えだったよ」僕はぽつりと一言だけ言った。「え?」彼は説明した。「だって普通に姿は見えなかったけど並みなら丸見えだった。波を消すことは不可能。君の名は知らない。でもくっきりと波はその場所にあったよ。でも何か意味をサポートしているものがなかったから不思議には思った。いったい何をしたんだ」「そ、それは…」僕は言葉に詰まった。超能力のことを話してはいいのか、話さない方がいいのかが分からなかったからだ。どうしようかと焦っていると、その男の方が口を開いた。「超能力、か…」彼はなぜか超能力のことを知っていた。「な…ぜ知っているんですか?」気が付いた時には丁寧な言葉を使っていた。「僕の親戚だった人が超能力者でね、知っているのだよ」彼は地面を軽く蹴っただけで地響きが起きた。近くで誰かの話し声も聞こえる。多分今の地響きはいったい何だったのかを話しているのだろう。僕は聞こえなかったが、関係なかった。「超能力とは誰一人持っているもの、それをこの世界は知らない」男は空を見上げた。全く警戒していないが、一切隙が見えない。テレパシーで彼の考えていることを知ろうとしたが、彼の脳を守る力が強すぎて跳ね返された。線は僕の真横を通り、草むらに向かって飛んで行った。「…」僕は驚いて言葉が出てこなかった。彼は僕が飛ばしたテレパシーを何もなしで跳ね返したのだ。市川さんはあのネックレスについている石が彼女を守ってくれていて、線を曲げることをしていた。だが、彼は直接当たっていた。…当たっていたのに封印力で完全に跳ね返された。僕は茫然とした。そんな人間などいるのか?超能力を自力で跳ね返す人間など。しかし、前にはいた。自力で跳ね返し、一切超能力を通さない心を持った人が。しかし、もしかしたら彼は人間でない可能性もある。もしかしたら… 僕はごくりとつばを飲み込んだ。彼は本当に人間なのか?
2023年9月12日
彼は本当に人間なのか? 僕は目を疑った。「お前はいったい誰だ…」僕は構えをとった。「通りすがりのっサラリーマンだ」彼は全く不審なく言ったが、僕は信じることができなかった。「本当のことを言ってください、それは本当でないことが分かります」僕は少し周辺を確認した。おかしなものは置かれていない。少し試してみるか… 僕はこっそりと上にスライムを飛ばした。見えるはずのないあまりにも早く飛ばしたからだ。これが当たれば本当にう通のサラリーマンだとわかり、よければ普通ではない。
2023年9月18日
「おーいー、何をしてたのー」学校に帰ると岡名と市川さん、新説が僕を待っていた。「ごめん、少し目的 人物とあってね」僕は彼女を見た。「もー、いったい何をしてたの?」岡名は僕に押し寄せてきた。「えーっとー…ちょっとね…」僕は少し焦った。「まあ、何か言いたくないことをしてたんじゃないか?」新説は僕を見た。新説…助けになってないぞ… 「まあそれより学校、もう終わるよ」僕は驚いた。「もうそんだけ時間が経ってたのか…」僕は時間を見た。「4時…か」僕はとりあえず変えることにした。まるで自分のランドセルをトイレの中に隠していたかのように取り出し、家に帰り始めた。「ってか何で皆までいるの」僕は後ろからついてきている3人を見ずに察した。「だって何かこっちがついて行くし」岡名は新説を指さした。「いや、こっちがついて行くからついてきただけだ」新説は岡名を指刺した。「いいや、そっちが最初について行き始めたんでしょうが!」「違うね、そっちが始めたことだ」2人はがやがやと話を進めていった。「私はただ皆が井辺名君をついて行ったから…」市川さんは今の状況を察すことができずにおどおどとしていた。「ま、まあ僕はこれで…」その場から逃げ出そうとすると、僕の腕が誰かにつかまった。「逃がさないよー」岡名だけなら案がんに逃げることができるが、新説がいたため逃げることが不可能になってしまった。彼に戻されるだけだ。「忍法、」僕は手の中にあるものを出した。「真面名がどうかした?」そういえば忍法っていう人がいたな…「煙の術―」僕は下にそのものをたたきつけると、煙が舞い上がった。「忍法、テレポートーってなんでこれだけ英語何だろうか…やっぱり忍法、瞬間移動の術―!」僕はテレポートで実家まで帰った。と思ったが…実家の目の前で実家の目の前に瞬間移動したので場所は数センチ変わっただけだった。「全員実家へ手レポート!」僕は無理やり3人を送り返したが、市川さんだけが残った。「そういえば市川さんだけには僕の力が聞かないんだっけ…」彼女は前に歩み出てきた。「頼みがあるんです」彼女は説明してくれた。彼女はどうやら自分の父に会いたいらしい。少し前に父が生きていると聞き、恋しくなったのだ。だから愛に行くのに付き合てほしい、と言われた。「お父さんがいて…よかったね」僕は自分の感情を抑えることができなく、顔が曇っていた。それを見て、彼女は思い出した。僕にも父親がいないことが。「そう…でしたね…」彼女も悪く思い、黙ってしまった。「まあ人生だから仕方がないんだけどね、とりあえず背中に乗って」僕は彼女に背を向け、しゃがみこんだ。「え、え?」彼女は顔を赤くしていた。「こうしないと落ちるよ、まあ他の人を浮かばせる方法はあるけどリスクがあるから。だって浮かばせている間は市川さんの体内すべてコントロールしているから血が止まったり脳が動かなくなったり…」説明していると、彼女の顔は青ざめた。「…まあとりあえずリスキーということだから僕が飛んでその上に市川さんがいるというのは一番リスクが低いということ」しかも彼女には超能力が聞かないから、浮かばすことも不可能なのだ。彼女があの宝石を外さない限り。彼女が何かを言おうとしたとき、言うことを想像できた。「でも僕は死ねないから大丈夫。脳が止まっても何が起きても体は平気だから。動かないのなら動かせばいい、それだけさ」彼女はおろおろと僕の背中に乗った。そして僕は未来を感じ取った気がした。おかしな未来、を。
2023年10月10日
「でも…歩いたほうがいいと思います、目立たないために」彼女はいい提案をしたが、僕は心の中で思った。気配を消すことのできる超能力が存在することを。しかし、それは言わずに走った。角を曲がり角を曲がり、ある家の前へ来た。「着いた…ここなはずだよ」目の前にはどこにでもあ…るのかはわからない木造の家があった。誰が見ても普通の人がいると思える家だ。しかし、他のと異なったのはそこには(府氏橋探偵)と書いているだけだった。「とりあえず入るか…」僕は中へ入った。「いらっしゃい、そこまで強く開かなくても…って井辺名君か、どうかしたかい?それよりも翌場所が分かったね」彼は椅子にのんびりと座っていた。「あってほしい人がいる」僕の後ろから市川さんが入って来た。走って来たので疲れていた。ちょうどその時、勝手に府氏橋の考えが入って来た。なぜあの少女は疲れているのに彼は全く疲れていないのだ…しかしあの少女、どこかで見覚えが…気のせいか 僕は心の中で焦ったが、表に出すことはなかった。「おと…」市川さんが何か言おうとしたことに気が付かず、彼は僕に話しかけた。「それで、彼女はいったいどうしたんだい?」彼は気が付かなかった。彼は彼女の父親“だった”ということを。「え…」僕は信じることができないという顔で彼を見てきた。「いや、ただ質問しているだけなんだけどね…何か変なこと言ったかな」彼女は少し色をなくしていた。「それで、彼女の名前はいったい何ていうんだ?」僕の方を見て彼は聞いてきた。彼を見つめたまま彼女の名を名乗った。「市川一見だけど…まだ気が付かないの」彼はいったい何だろうと考えていた。本当に分からないのか!?彼女は自分の子ともなのに… だが、彼が本当のことを言っていることは超能力が証明した。「そういえばどこかで会ったことがあるような…でも数年前から後ろの記憶が薄れているんだよね、事故にあって」彼は苦笑いをして僕を見た。「彼女は…」ついに明かそうとしたとき、市川さんが止めた。「いいから、本当にいいから…失礼しました…」彼女は頭を下げると出ていった。その後に僕もついて行った。僕は彼女を後ろに担いだまま空に飛び立った。「ごめんね、気体がいになっちゃって」僕は申訳なく思い、誤った。「いいです…別に気にしていたわけでもないですし…」彼女はそう言っていたが、彼女からはぷんぷんと悲しみが漂ってきた。「で、でも…」僕はとても申し訳なく思ってしまった。こんな危険な超能力を持っていてでも未来をいいように動かすことができないなんて…そんなことを思ってはいけないことなんか分かっている。しかし、思ってしまうのだった。『それは違うな』どこからか声が聞こえてきた。「!?」一瞬体全体が寒気を感じたが、『だれだ』僕は透視で回りを見たが、誰も超能力者はいなかった。『ヴァンダリスだ。今考えていることは違うといっている。超能力は呪いでもない。しかも未来を動かすのは超能力ではない。心だ』僕が考えていると、彼は言った。『一応いうが、下で追ってきている人物がいるぞ』僕は驚いて下を見ると、そこには府氏橋がいた。なので、僕は下りることにした。しかし、僕は今はなしている人物が本当のバンダイルスじゃないということは分かった。なぜかというと本当にそうなら自己紹介をするときバンダイルスというはずだ。皆が読んでいるヴァンダリスではなく。「終わった」先ほど話していた少女が座り込んだ。「超能力なんて…本当に嫌い」その少女は超能力を知っていた。しかし、あまりにも使えすぎて皆に神のように使われていた。だが、それは彼女が嫌いなことなのだ。彼女は普通の人間のように行きたかった。しかし、この力がよみがえったおかげでその考えは台無し、だから彼女は超能力を何よりも嫌うのだった。
2023年10月17日
「はー、うまくいってよかった」僕は市川さんを残して学校へと戻った。色々あったが、どうにか2人が話すことになった。「ヨロー♪」戻ると、古見が突っ込んでき、僕はよけた。「グへ!」彼女は地面に転げ落ちた。「ううう…」彼女は膝を支えながら呻いていた。「擦りむいたのか?それなら保健室に連れてってやるよ」僕はしゃがんだ。「井辺名―」彼女は僕に飛び込んできた。「大丈夫じゃないか、やっぱり自分で行け!」「そんな―」彼女があまりにもねだって来たので僕は仕方なく担いで保健室に行った。彼女は意外と軽かった。ドアをノックウすると中から保健室の先生が声をかけてきた。「ちょっと今は待っててね、でもソファに座ってていいわよ」中からは先生以外に苦しみの声も聞こえてきた。それに先生の声は震えていた。「どうしたんですか!?」僕は慌てて戸を開け、古見をソファーに置くと先生の方へかけていった。「ちょっと彼女が苦しみだして…呼吸が荒くなったの。多分肺を何かに打ち付けたんだと思う…」先生は彼女の胸に手を置いた。「ダメだ!」僕は直す方法を知っている。自分にも同じことが起きたからだ。僕が超能力を習得して不死身になるまでは不死身でなかったからだ。とても昔に鬼ごっこをしていると草むらでこけ、胸に自分の手を打ち付けてしまった。すると、息苦しくなった。他の人は僕に時間が経てばましになった。その時僕は覚えた。もしも肺を痛めたのなら心肺蘇生をしても逆に悪くなるだけだ。待つしかない。待てばまた普通に戻るのだ。できるとしたらそう起きないことだが、体が肺を直すために食べ物が必要なだけだ。「何で?肺が止まっているのなら動かさないと…」保健室の先生でも分からないことがあるのは知っていた。しかし、これだけはしてはいけなかった。「待ってください。彼女の肺は本当にただ、動かなくなっただけなのですか?それとも動けなくなったのですか?もしも動けなくなったのならどうしてですか?血液が切れた?それとも…」僕は彼女を指さした。「彼女は肺を痛めているのです。もしも心肺蘇生をしたのならば悪化するだけです。これは休ませるしかないでしょう」それ以外できる方法がなかった。別に自分の超能力で直すのも可能だ。しかし、超能力は人を軽々と助けるためにはない。これは隠さないと呪いだと思われるかもしれないからだ。だから今は人前で使えない。今は。
2023年10月24日
「失礼しました!」僕は3人を残して外に飛び出した。「まだここら辺にいるはず、すべての人間を調査、女子をピン、位置を記録!」僕は瞬間移動で学校から出た。「彼女は違う…彼女も違うか」僕は周りに回って回った。それからある家の上に乗った。「しかしな…見つかるのか?顔も知らない人物を見つけるなんて不可能だと思うけど…しかし超能力の中に彼女だけを見つけるとかないからなー、まあフルネームを知ったらできるけど彼女の情報は何も知らないからなー」ちょうどその時後ろで鈴の音がした。「誰!?」後ろを見たが、誰もいなかった。「あなたが超能力者ね」今度は下から聞こえた。「…そうだが…」間違いなく女子だ。静かな方だと思うが、超能力者なのだろう。また鈴の音がした。「お前は誰だ」僕は下に降りると彼女を見た。彼女は白狐の仮面をかぶっていて、白い長袖長ズボンを着ていた。「私は匿名Aです」彼女は名前を知られたくないのだろう。だが、彼女をテレパシーで名を知ろうとしたとき、驚いた。線が…進まない… こんなことは今までで起きたことがなかった。今まででは石で超能力の線を曲げたり自分の情報をロックしたりしたのはいたことがあるが、線が止められたことはなかった。しかし彼女は何一つしていなかった。「まさか…」今何が起きているかはすぐに分かった。彼女の超能力が僕の超能力をはるかに超えているのだ。もしもこえすぎると線を無意識で押し戻すことができるのだ。「何をしに来た」彼女の力は僕の力をはるかに超えている。ということは最高の力を使ったとしても簡単に取り消されてしまうということだ。できるだけ平和に会話を進めることにした。「あなたが呼んた、私を」彼女の手には鞠を持っていた。さっき聞こえた鈴の音はこの鞠から聞こえたのだ。僕は首をかしげた。「呼んだって、読んだ覚えはないけど」彼女は全く表情を変えずに説明した。「あなたは私を探していたのでしょう、何かしらの理由があって」ハッとした。「まさか…心を読まれた?」彼女は首を小さく振った。「あなたが私に届けたのです、その気持ちを、無意識に。しかしそれは超能力者にしかできないことです」「でも僕が呼んだ理由は超能力で分かるんじゃないの?」僕は別に聞かず、考えていることをテレパシーなどで読めばいいことじゃないかと思った。「あなたは私に超能力を使えと言っているのですか?」彼女は突然怖くなった。「い、イヤー、そういうわけではなくて…」僕は3秒間に100回首を振った。「い、いや…ただ誰があんなに早く動けたのかを知りたくて」僕は本心を語った。「そうですか、それなら毛様はないですね。さようなら」彼女は鞠を1度跳ねると歩いて行った。普通に。「彼女はまるで神のようだった…」彼女の超能力を運よく1秒間だけ見ることができた。しかし、その一瞬ですべてが分かった。彼女はすべての超能力を持っていた。そしてその数にも驚いた。テレパシーは勿論、マインドコントロール、物体変更、タイムエディターなどとあるなどと想像もしなかった力が沢山あった。「彼女は絶対ともになりたい」僕はとても変なことを考えた。ってかどうしてそんなことを考えたんだっけ?
2023年10月30日
「そこにいるのは分かっているわよ、出てきなさい…」彼女は後ろも見ずに片手をあげた。「わ!」誰一人いないはずだった場所から声が聞こえてきた。少しするとその人物は姿を現した。「あなた、私をずっと追っていたわよね」彼女は目を光らせた。「そ、そんなわけないだろ」その人物は12歳ほどの少年だった。「金成(かなり)、どうして私を追っていたの…?」彼女は彼の名を知っていた。「そ、それは…」彼は目をそらした。「私の力が欲しいというのなら私は引き受けない、こんな悪魔のような力は初めから持たなかった方がよかったわ」彼女は自分の手を眺めた。「悪魔のような力って…そんなわけないだろ!」僕は思わず声を吐き出してしまった。「これでもそういえるの?」彼女は手の上に映像を映し出した。それは多分彼女の過去だ。お前なんか出ていけ! 男性が女性をかばってこっちを見ていた。お前は悪魔だ!呪われている!今すぐ消えろ! 男性は思いっきりドアを閉めて鍵をかけた。いくらドアをたたいても応答は一切帰ってこなかった。
2023年11月7日
「神が呪われることなんて…ある?」か僕は固まったままだった。「まあもちろんあるよ。みんなは知らないと思うけど神よりも上に位は存在するんだ。それこそが本物の上位にいる人だ。もちろんその人物こそこの世を作った人物。名は知らないし、この数万年姿を現していなかった。この情報は噂だけど本当の可能性は高い。証拠も少しは得ることができているから」僕は目を丸くした。「ということは真の神が呪ったってこと?」彼はうなずいた。「多分帰ってきたのかもしれないね。そして彼にイラついたのだろう。だから呪ったのか漏れない」バンダイルスを見て彼は言った。「お前の…が返ってきたぞ」僕にはその一言が聞こえなかった。しかし、その時は超能力を使うことは完全に忘れていた。彼がそこから動くと、バンダイルスは正気を戻していた。「あいつが…」彼の顔は真っ青だった。「あいつって…」やっと動けるようになった僕は手を動かしてみながら聞いた。「彼の師匠だよ」僕は驚いた。「師、師匠⁉」突然バンダイルスが消えた。どこかに瞬間移動をしていったのだろう。さっき言っていたことも忘れて。「…消えたか…」僕はバンダイルスがいたところを確認した。彼はもうここら辺にいなかった。「まあこのことは予測済みなんだけどね」僕はにやりと笑った。「よし、それじゃあここから逃げるよ!」僕はさっさとそこから瞬間移動で消えた。残った2人は僕のほうを見ていた。「行きましたね…」2人もそこから歩いてどこかへと行った。「フハ―」僕は自分の家に戻り、ソファに座った。「何かを忘れている気がするけど…まあたぶん気のせいか」僕は立ち上がったが、またソファに倒れ込んだ。「やっぱり疲れたな…あんな力を食らったらふつう立っていられないだろうね」僕は苦笑いをした。「あれはまあもちろんのことだけど超能力者にしか効かないものだろうな」僕はあの感触を思い出した。まるで体内におもりがついているかのような、体の時間が止まっているかのようなとても言葉では表すことのできない感触だった。「あれはまるで悪魔のようだったな、まあ呪われているという説が本当なら悪魔だってことも説明がつくけど」僕はため息をついた。「まあ、とりあえず寝るか」気が付くと、少し暗くなっていた。しかし、その夜、ある夢を見た。数日間見ていなかった夢を。
2023年11月14日
「ヨロー」家を出ると、古見が立っていた。「こんな朝からどうしたんだ?」僕はあくびをしながら古味を見た。まだ朝といっても7時半だ。僕はなぜか疲れていた。「眠そうだねー、担いでいこうか?」そういわれ、僕はブッと噴出した。「古見に運べるわけないでしょ。運動音痴だし背は僕より小さい、体重も僕のほうが上だよ。体力は全くないし」古見は精神的なダメージを受け、地面に崩れ落ちた。。「さっきであったから彼女に運んでもらおうと思っただけなんだけど」古見の後ろには市川さんがいた。「いや、市川さんにも無理でしょ、僕よりも背は高そうだけど」彼女はしょんぼりとした。「でも僕を運びたい?」僕は念のために聞いた。彼女はうなずいたので、僕は試しに、と彼女の背中に乗った。彼女は意外と高く、塀の反対側が見えたほどだ。「なんでこっちはダメなんだい!」古見はプンプンと怒っていた。僕はお人好しなのかわからないが、人に頼まれたことはたいていやる。もしも怪しまれないと心の中で感じ取れるのなら。もちろん超能力の話だ。しかし、なぜか幼馴染の古見だけには何を言われても僕がやるかを決めることができるのだ。なぜか。幼馴染だからなのかはわからない。「まあ学校に行こうか」僕は目を閉じ、眠りに落ちた。もしかするとバンダイルスの気を受けて体が弱っているのかもしれない。「…」僕が寝ている間に古見と市川さんは学校へ歩き始めた。「んんッ…」僕は背伸びして目を開けた。「盲学校の前だぞー」横で古見はワイワイとはしゃいでいた。僕はまだ市川さんの背中に乗っていて、彼女は僕が起きるのをずっと待っていたらしい。「ありがとう」僕は目をこすりながら医師hカワサンの背中から降りた。「大丈夫です…」彼女はぼそりといった。そういえばずっと話してたから忘れてたけどほかの人には話せないタイプだったんだよね。 その時気が付いた。彼女は僕を起こさなかったわけではない。起こせなかったのだ。彼女は優しいからたたき起こすとか僕を落とすとかはしない。でも声をかけるのは苦手だからそこまで大きな声が出ない。だから僕に声をかけることができなかったのだ。僕はそのまま2人と一緒に学校へ向かった。教室に入ると、ある話題が漂っていた。「昨日急に動けなくなったんだよね、どうしてだろうか」「そんなもの感じ取れなかったよ?」「嘘―、私はまるで重力が倍増したかのように感じたわ」昨日のことで大騒ぎだった。そこを止めてくれたのは先生…ではなくベルだった。ベルが鳴り、皆は自分の席に戻ったのだ。先生が入ってくると、教室の静かさに感心していた。「それでは出席を取る。真面名」「御意」「栄」「Here♪」「琴美」「はい」先生は真顔で出席を取り出した。たいていは「はい」で終わらせているが、数人はおかしな答え方をしていた。「1時間目は算数、嫌だなー」古見はため息をついた。「いや、お前はどの強化も嫌いだろ」彼女は自慢するかのようにいった。「よくわかっているじゃん」「いや、全くほめているわけじゃないよ、逆に…」そこまで言うと、僕はなぜか気を失った。バタリッ
2023年11月21日
「!?」僕が突然倒れたのを見て小見と市川さんは慌てて近づいてきた。「息は…しているね」混みは僕の首に指をあてていった。多分アニメかドラマで見たのだろう。「それじゃあ運ばないと…」すると、古見は市川さんを見た。「それじゃあ運んでくれる?」彼女は目を丸くした。「古見さんが運んだほうがいいと思う…」古見は薄く首を振った。「いや、市川さんが運んだほうがいいよ走ったほうがいいし僕じゃダメだろうから。体力がないし市川さんが運んだほうが彼も喜ぶと思うよ」古見さんは初め、意味を分かっていなかったがわかると顔を赤くしていた。「いやいやいや、そういう感じゃないと思う…」古見はにやりとしたが、何も言わなかった。彼女は僕を背中に乗せると歩き出した。「まあ保健室に連れて行こうか」市川さんがうなずくと、2人はそのまま保健室へ歩き出した。「失礼しましたー」2人は保健室に僕を置いたままその場を離れた。
2023年11月28日
「はー、仕方ありませんね、手伝いましょう。今回だけは」僕はそこにいる人を見て驚いた。「ってことはここにいる人たちって…」新説はうなずいた。「ああ、ここにいる人はすべて超能力者だ。超能力を来っている人もいるがな」彼はある方向を見た。「はいはい、そんなことどうでもいいから子をどうするのか話しますよ」そのまま分かれていった。「って話すんじゃなかった?」新説は僕を見てきた。「そんなもの、テレパシーで話せるでしょ、どうにか解除方法を探さないとどうにもならないでしょ?あなたには一番責任があるんだからちゃんと働いてもらわないとね」彼女はそういうとそのまま窓へといき、瞬間移動でどこかへ消えた。「ま、僕たちも探しに行きますか」新説もその場から消え、窓の外に移動したのが見えた。「それじゃ僕は学校の中を探すか」僕はそのまま廊下を歩き始めた。「そういえば…」僕はくるりと回り、教室へと戻った。「まあそんなわけないか」僕は周りを見た。「この世って止まったらこういう風に見えるんだ」僕は窓から外を見た。僕がベッドから出てきた時と同じくも、同じ場所に太陽があって同じ場所に人が立っていた。歩こうとしている人もいるし、自転車に乗っている人もいる。空には前と同じ、飛行機が飛んでいるが、プロペラも止まっているし、動きも止まっているのに落ちる様子はない。ツン 後ろから誰かがつついてきた。「!?」僕は一瞬の反応速度で後ろを見たが、誰一人いなかった。しかも誰一人変わっていなかった。誰一人1ミリも動いていなかった。「気のせいかな?」僕はそのまま教室を出て外を歩いていると、また後ろからつつかれた。「誰!?」後ろを一瞬で見たが、誰一人いなかった。気配もしない。「…」僕は考え込んだ。「いったい誰だろうか…」その様子を誰かがこっそりと見学していた。「まあやっぱり気のせいかな」僕は変な気分だったが、とりあえず歩き出した。音のない世界はとてもおかしかった。自分の声は出るが、廊下にいてもほんのちっともエコーが聞こえない。普通ならもう少し透き通った声になるが、なぜかまるで暗闇にいるような響かない声だった。声がどこかに吸い込まれているような、ものに音が跳ね変わらないかのような。廊下を歩いてもコトンコトンと音がしないし、壁をけってもドン!という音がしない。「音がないと変な気分だな」僕はそうつぶやきながらも進み続けた。「ヴッ…」僕は地面に倒れこんだ。突然だ。だが、今回は気を失わなかった。だが、そのほうがよかったかもしれない。気持ち悪いのだ、はきそうだ。体はとてもストレスを抱えていて、頭はくらくらとする。手足はうまく動かせなく、震えるばかりだ。頭の中にはこう書いてあった。「この世界は無限にある、誰一人いない、おかしくなりそうだ」僕は焦った。どうしようか、いったいどうすればこの気持ち、この気持ち悪さをなくすことができるのだろうかと。僕はとりあえず外に出た。息を思いっきり吸い、ゆっくり吐くと少しは楽になれた気がした。「僕の体ってこんな副作用があったんだ。それともこれは普通に起こることなのかな」僕は空を見た。「今日も青い、でも実際ではこの世は暗闇に包まれているんだろうな」その様子を見てある者は薄くやりと笑った。
2023年12月5日
「とりあえず…と思ったけど僕は何をしたらいいんだ?」僕は首をかしげた。「…」僕は少し考え込んでからまた窓から外を見た。すると、後ろから誰かが肩を軽くたたいてきた。「!?」僕は驚き、頭を打った。「いたたた…誰?」僕は後ろを見た。「市川さん!?どうして動けてるの?」僕は目を丸くした。今は時間が止まっていて超能力者以外は動けないはずだ。ということは… 「まさか市川さんも超能力者?」だが、彼女は首を振った。「それならいったいどうやって…」彼女は胸を見た。「これか」そこには黒く光る石があった。「多分これだと思う」彼女はその石を持ち上げた。「あれは危ないと思ったものが触れば消すか曲げるというようなことができる。そして僕たちの力はその中に入っている可能性はあるということだ。そして超能力自体を危険だと思っているのかもしれない。もしもそれが本当なら…」新説が突然横に出てきた。「本当なら?」僕は驚きもせずに彼を見た。「彼女はあの石を外さないと彼女は超能力を使うことはできない」彼は見ればまともなことを言っていると分かった。「でも」彼は指を1本上げた。「あれは超能力よりも役に立つ。どんな危険からでも守ってくれて超能力よりも役に立つ。僕たちのはどんな危険があったとしても無傷で済む。しかし自分が持っているものは守れない。しかしあれは自分が持っているものも守れるはずだ。大切なもの、ペットをどんな危険からも守れる。しかもあれは僕の予想での話だけどほかの人も使える。でも僕たちの力はそういう風に使えない。ほかの人が自由に使うことはできない。ほかの人に力を渡すことができないからだ。だから向こうのほうがいいと思う。まあ実際では2つとも持っとけたらいいんだけど。でももしもあの石を少しでも触れば僕たちは超能力とさようならをすると思え」新説は黒いもやもやに包まれた石を見た。「…」僕はあの意思を見た黙った。市川さんはおろおろと僕たちを見ていた。「そういえばいたね、でも暴走した紙の力を跳ね返せる石とまでは知らなかった」彼は石を見て感心していた。「これは…」彼は外を見て目を丸くした。「?」僕も外を見ると目を丸くした。「こ、これはいったい…」僕が見たのは空だ。「まさかな…」そこには黒いものがあった。まるで空が壊れたかのようなものだ。「これはまさか!?」彼は大急ぎで外に出た。「何!?」僕は大急ぎでついて行った。「これはたぶん…」彼の顔を見れば真っ青だと分かった。「この世界が止まったってところはおかしくなかった。でもその止まった世界で動くものがありすぎたのかもしれない」彼はそのままどこかに消えた。探そうとしても見つからなかった。「ってことは…」僕の顔も真っ青になった。「まさか…この世界が崩れるんじゃ…」
2023年12月12日
「そ、そんな…」僕は信じることができなかった。「あのヒビから広がるのだと思う」僕は焦った。「とりあえず探すよ!」僕たちは瞬間移動でその場から消えた…と思った。「あ゙」僕はある最低なことをしてしまった。瞬間移動の場が一瞬だけズレ、市川さんの真横になってしまった。そして…黒い石に触ってしまったのだ。「ヤバ!」僕は手を外したがもう遅かった。僕は感じ取った。自分の超能力が吸い取られていることを。「あ」周りを見ると時間がまた始まり、空にあった黒い割れ目は消えていた。僕は一体どういう感情を持てばいいのかわからなかった。呪いのような超能力が消えて嬉しいのか、自分の力が消えて悲しいのか。僕は地面に膝をついた。声は出なかった。今まで何年も一緒にいた超能力が今、ここで消えたのだ。戻ってくることはない。もう一生超能力は使えないのだ。「…」僕は口を動かしても声は出なかった。「ついに消えてしまったか」新説が戻ってきた。「もしかするとこれは一番いい方法だったのかもな」彼は僕を静かに見てきた。「ま、もう起こったことは仕方ないか」僕は試しに透視をしてみたが、壁を透き通ってみることはなかった。「やっぱりか」僕は気が付かぬ間に目から涙が流れていた。「あれ?」僕は自分が嬉しいのか悲しいのかわからない状態に落ちいていた。「これが世の中ってものだ。うまく行かないこともあり、うまくいくこともある。そういうふうに世の中は進むのだ」僕は空を眺めた。「仕方ないか」僕はもう一度自分に言い聞かせた。「まあもとに戻ったのはいいことか」彼はそう言うと、指を鳴らした。パチン! 響く音がしてからベルが鳴った。どうやら授業時間に変えたのだろう。休み時間を飛ばして。僕たちは席に座り、僕はさっと涙を拭いた。涙は瞬間のことだったのか、1度吹けばもう出てくることはなかった。もう戻ってくることはないのか 僕は空を眺めながらつぶやいた。「お父さん、ごめん。誰も助けることができなかったよ…」「そんなことはない」急に後ろから声がしてきた。なめらかな透き通り、優しそうな声。聞いたことのある、懐かしい声だった。「お父さん!」僕はさっと後ろを見ようとした。だが、体は言うことを聞かずに前を向いたままだった。「確かに超能力は消えたね。でも今まででもう様々な人の命、人生を助けたよ。それでもう十分だ」僕は目から涙を流していた。これは止めることのできない涙だ。「僕は行ったね、この力は人を助けるために支え、と。そしてその願いを君は叶えてくれた。僕は嬉しいよ。もしもまたこの力を受け取る時が来たとすれば誤った使い方はしないように。僕からの願いはこれだけだ」僕はやっと動けるようになり、後ろを見た。と思ったらそこは教室でなく、白い地面が永遠に続く場所だった。「お父さん!」遠くにはお父さんが走った。僕は幼くなった気分だった。僕は高速移動もできない普通の子供だった。お父さんにしがみつこうとしたとき、煙になって消えた。そうだ、お父さんはもうこの世界に存在しないんだた… 僕は膝を地面についてしまった。「お父さん…」僕の目にはやさしかったお父さんがきえたきがした。
2023年12月18日
「本当にこれでよかったのか…それとも悪かったのか…」僕は教室に戻った後、自分の椅子に座って考えた。もしかするこれは最高の方法だったのかもしれない。『どうしましたか』頭の中に声が聞こえてきた。誰!? 僕は周りを見た。『私は匿名Aと呼んでください』その言葉を聞いたとたんにその人物が誰なのか分かった。匿名A! 僕は透視を遣おうと指摘が付いた。超能力を使えないということを。 ということは1体どうやって話せてるんだ…テレパシーのように…『私がテレパシーを使っているのです。本当には使いたくないのですがね』私は一瞬笑えた。 まあ、何もないよ。でもつらいのかつらくないのかわからないね。『そうですか…これからは普通の人生を送れるのでは?』私はハッと目を見開いた。どういうことだ 僕は目を吊り上げた。『この学校に入った初めでは平凡に行きたかったのですよね、いろいろ起きましたけど』僕は昔のことを思い出した。まあそうだね、だけどなんか消えたものは少し悲しく思っちゃったんだよね 『…』そこについては何も言わなかった。 まあそんなことを今言っても意味がないんだよってわかってるんだけど『…そうですか…』彼女はぼそりとつぶやいた。 まあ仕方ないことだ。もうあきらめることにしたよ 僕はそのまま前を見た。『わかりました…』そういうと、彼女は黙り込んだ。「フウ、」僕は息を整えた。ちょうどその時、ベルが鳴った。「ありがとうございました」僕は廊下に出た。とても変な気持ちだ。透視もテレパシーもできないからだ。「…」僕は自分の手を眺めた。と、そこへ誰かが肩を触ってきた。「ヒッ!」僕はさっと飛びのいた。テレパシーも使えないから気配も感じ取ることができなかった。 人間はこんな不便な生活をしていたんだ… 僕はぼそりと心の中でつぶやいた。「?」僕は後ろを見ると、市川さんがいた。“大丈夫ですか?元気なさそうで…”僕は久しぶりに彼女がノートを使って話すのを見た。といってもまだ数日しか会ってないけど。僕は首を薄く振った。「大丈夫だよ、市川さんに行ってもわからないだろうし、気にしないで」僕は自分のことで市川さんを巻き込みたくはなかった。“そうですか”彼女はどこか悲しい目をしていた。だが、それに僕は気づくことができなかった。今は脳の中がご茶々になっていたからだ。頭の中が勝手に整理しているのだ。それは超能力ではなく、本能というものだろうか、僕が持っている特殊な本能。もしも体に負担なことが合ったら脳が整理整頓し、できるだけ不具合の内容にする。僕はその操り方がわからない。超能力を持っているときには試そうとしたが、ほぼそこまで負担なことがなかったので使うことができなかった。ただ、僕のカンがそう言っているだけだ。しかも超能力を持っていたときは負担になることさえ無理だったからだ。体があまりに強すぎて。“それなら…”彼女は僕の手を取った。その時、僕はあることに気が付いた。あれ?彼女のノートはどこに行った? 彼女が持っていたはずのノートが消えていたのだ。すぐに分かったことだが、彼女はただ肩にかけていたバッグの中へ入れていただけだった。本当に超能力を頼りすぎたのかもしれない。僕は少し情けなく思った。「しかし…いくら僕が超能力をなくしたからと言っていったいどうやってこんな素早くノートをリュックの中に入れたんだ…?」僕には新たな疑問が生み出された。
2023年12月25日
「へ?」僕は市川さんにひかれて階段を下りた。1歩間違えれば大けがをするかもしれない。「ど、どうしたの???」僕は早口で聞いた。だが、彼女は無言のまま走り続けた。「???」僕は彼女の背後で走りながら首を傾げた。どうしたんだ? 傾げつつも足を止めることは許されなかった。彼女についていきたいというわけではない。もしも今止まれば彼女に引かれ、足場をなくし地面に顔から墜落すると思ったからだ。「あのー…」僕は彼女を見た。「どこに連れて行くんですか?」敬語を使ってみたが、その時また思い出した。彼女は話すことが苦手だった。「だからかー」ちょうどその時、僕は一瞬だけバランスを崩した。「おワ!」僕はバランスを崩し、思った通り、地面に顔から突っ込んだ。「イダダダダ…」僕は鼻をなでながらつぶやいた。目の前ではウルウルとしながら謝り続けている市川さんがいた。「だ、大丈夫だよ」僕は彼女をなだめ、もう一度聞いた。花をなでながら。
2024年1月1日
「は!?」その人物を見ると驚いた。「バ、バンダイルス!?」市川さんはいったい誰なのかを知らなかったが、バンダイルスというのは神のことだ。どうやらその上がいるようだが。僕はバンダイルスを見て固まっていた。「この人は誰なのですか?」僕は市川さんが口を開いたことに驚いた。「私の名前はバンダイルス、一応神としてやっています。お見知りおきください」バンダイルスは頭を下げた。「こちらこそ」市川さんはゆっくりと頭を下げた。
2024年1月8日
『それ以外にも方法はあるじゃないか、バル。もっと簡単な方法が、ね』ちょうどそこへ誰かの声がした。「だ…れ!?」僕は声の下方向を見るとまたもや固まった。「お、お父さん!?」僕は信じることができなかった。目の前にはとっくに死んだはずのお父さんが立っていたのだ。いつもより少し光っている気がしたが。「なんで戻ってきたんだ」僕は彼をにらんだ。「なんで今まで来なかったんだ!」彼は温かい目で睨み返してきた。「そんなことしたらいけないからだ」彼は僕に近づいてきた。「君は確かに僕の息子だ」その言葉を聞き、市川さんは目を大きく見開いた。「だが、会うことはそう簡単にできない。何か月、何年と係るものだ。今会うことができたのはある要件があったからだ」彼は市川さんを見た。「君のその石を壊さずに願い事をかなえるという、要件ね」僕は市川さんの首にかけている石のネックレスを見た。「…」バンダイルスは黙ったまま立っていた。まるで話すことができないかのようだ。「それで、どうやってやるんだ?」彼は3本手を挙げた。「やり方は3つある。一つ、もちろんその意思を壊せばいい。2つ目、1からすべてを覚えなおす。そして3つ目、」彼はニヤリと笑った。「新たな超能力を生み出す」「「!?」」僕とバンダイルスは驚いた。これだけにはバンダイルスも反応した。「いやいやいや、新たな超能力とはどういうことですか???」お父さんは簡単というように答えた。「新しく作るのだよ、バル。新たな超能力を」バンダイルスはまだわかっていなかった。「新たな超能力を作る…いったいどうやって、前も5、いや、10年はかかったのですよ」お父さんはため息をついた。「この願いをかなえるのに5、10年かかるということになりますよ」だがお父さんは首を振った。「そんなことはない。もっと速く終わらすことができるよ。ある人物に頼もう」彼はそのまま塀を超え、まっすぐどこかへ歩いて行った。「少しお邪魔するよ」お父さんは市川さんの黒い石を怖がらなかった。僕の予想だが、お父さんはあの石が消せないほどの力を持っているのかもしれない。お父さんが真の神ということか… 僕は前で堂々とある店に入って行っているお父さんを眺めた。「お父さんって本当に人間なんだろうか」「あ」市川さんはその店の名を見ると目を丸くした。「いらっしゃい、それで、来ることは知らされていたけど本当に来るとはね。知っていても驚くよ。何をしに来たのかな?」中にはある人物がいた。「彼のために新たな超能力を作ることに手を貸してほしくてね」お父さんは少し時、僕を紹介した。「おお、お前だったか」その人物は僕を知っていた。「なんだ、知り合いか?」お父さんはしょんぼりとしていた。「いや、彼は…」僕は説明しようとしたが、お父さんに止められた。「そして、新たな超能力を作ることに手伝ってくれるか?」彼は少し考えていた。「結構面倒なことだな…」すると、市川さんが前に歩み出た。「私からもお願いするわ、お願い、お父さん」市川さんは深く頭を下げた。「へ?」お父さんは市川さんと前にいる人物を交互に見て驚いていた。「は?」
2024年1月15日
「へ?は?」お父さんは市川さんと前にいる人物を交互に見て驚いていた。「おい府氏橋、どういうことだ?」お父さんはいったい何が起きているのかわかっていなかった。「さっきから言おうとしていたけど彼女はかつての娘だ」お父さんはさっきより驚いた。「そんなわけが…」「「「これは本当」」」僕、市川さんと府氏橋は同時に同じ言葉を言った。「まじか…それは失礼、まだ知らないことは多いもので、それで、これに鉄だっけくれるか?」お父さんは真剣な顔で聞いた。「その案、もう少し聞かせてもらおうか」府氏橋はため息をついた。これがどこまで面倒なことなのかわかっているようだ。「彼はこの子を助けてくれてね、お礼として3つ願いをかなえることにしたんだ。そしたら彼女が彼の超能力を戻してほしいって言ったんだけどあの石は死神に作られたものなんだ」市川さんは少ししゅんとした。「大丈夫だ。知らなかったことはずいぶん承知だ。今までの行動を見ればわかる。でもこれは壊すしか方法はない。でもこれは彼女を守っているからね、壊すわけにも行けないんだ。しかもこれは府氏橋、君からもらったらしいしね」お父さんは府氏橋をじろりと見た。「そんなことは覚えていない。しかももしも本当だとしたら何か理由があったんだろう、これを渡すほどの理由が」彼は全く動揺しなかった。「まあ今のところの話では反対だ」お父さんは目を細めた。「その理由は?」「簡単だ。簡単に言うと無駄だ。別にこれをしても意味がない」そこへ市川さんが前に出た。「私からお願いしても…ダメ?」「ダメだ」自分の娘に向かってきっぱりと断った。「これはそう簡単に決めることができるものではない。井辺名、君にもわかるだろう。こんなことをしたらいったいこの世界がどうなるのかを。もしも新たな超能力を作ったとしたらこの世はどうなる、2つの超能力が存在することになる。いや、もう2つはあるから3つだ。その中の一つは一見しか持っていない。だが考えてみろ。もしもこの世界に2つの超能力を持っているものが現れたら。そいつはいいやつだったらいいがもしも悪だったらどうなる?世界征服をたくらむだろう。そんなことをされたらただじゃすまないぞ。この世は抵抗ができなくなる。今の超能力でも運よく悪の手に入っていないが入れば一つの町を吹き飛ばせるぞ。そしてもしも2つ習得すればこの世を、この地球という星は消えることだってあり得るぞ。一見についている超能力は大大大昔、何億年ほど前の神が作り上げた超能力だ。妖王から聞いたことだと何万年、何億年ほどかけて完成させた超能力だ。この1つの石のために。そして今、一見が持っているから一見に素の超能力を渡したのだ。今では少なくても数千年はかかるぞ。彼は今、人間だ。超能力者なら不老不死の力を使って無限に生きることができるが彼にはできない。しかも彼はそんなことを願っていないだろう」僕はうつむいた。言い返すことができない。確かに僕は不老不死になろうなどとは思わない。思いたくもない。不老不死になると死ねなくなる。もしもこの世界が消えたとしても。自分の愛する人が死んだとしても、自分の大切にしていたものが壊れたとしても。自分をいくら憎しんだとしても。僕は下を見たままつぶやいた。「いいよ、僕は超能力なんていらない、あれは…あれは」僕は力強く腹から叫んだ。「呪いのような存在だ」
2024年1月22日
「いいよ、僕は超能力なんていらない、あれは…あれは呪いのような存在だ」僕は力強く腹から叫んだ。僕にとってそれは正真正銘の事実だ。僕はずっと考えていた。これが一番合った方法なのかを。そして分かった。これが一番いい方法だということを。「だから僕は…」パチン! 僕は何かに頬を叩かれた。「そんな考え、捨てろよ!」バンダイルスだった。目は吊り上がっていて、怒りを感じ取れる。「この力は何年かけて作ったと思っているんだ!呪いがどうした、悪魔がどうした!俺はそういうやつが嫌いだ!」手加減をしているのは分かる。本気だったら今頃僕の顔なんか消えている。「…」僕は何も言い返すことができなかった。確かに自分はバカだったかもしれない。この力に色々助けてもらったこともある。しかし、一つはいうことができたことがある。僕は痛みに耐えながらバンダイルスを見て心の底から叫び返した。「それなら俺はどうやってこの力を手に入れた!気が付いたらこんな力が付いていたんだぞ!本当は普通の人間として生きたかったのにこの力のせいで台無しだ!普通に人生を過ごすことができなくなったんだよ!なんか文句があるか!」バンダイルスは僕をじろりと見たが、口を閉ざしたままだった。「そこまでにしてよ、ここで争っても意味がないでしょ!」そこへ市川さんが割り込んできた。命を助けてもらった気がする。このまま続ければ僕は死んでいたかもしれない。僕はお父さんを見た。「それじゃあこの願い事はなしということでいいのかな?それともこの願い事をやる?」僕は少し考えてから答えた。「ちょっと考えさせてほしい。そしてあと2つの願い事、その一つは考えた」お父さんは少し眉毛を挙げた。「聞こうか」「彼女の超能力を消してほしい」お父さんは眉をひそめた。「なるほど、以外と難しい願い事をするね。でもそれは2つしか方法がない。一つは約千年かけて新たな超能力を作る。そしてもう一つは個の意思を壊すこと。この超能力はとても長いことかけて作られた最強の超能力だ。そう簡単に消すことはできない。触れば数分で終わるが、今はその石があるから無理だ。だが、その石を壊せば僕も触れる。まあ嫌だろうけど」「どうしたらいいですか」「え?」お父さんは空耳かと思っていた。「どうしたらいいですか」市川さんは真剣に見ていた。「でもいったいどうしてーー」お父さんは驚いていた。意外な答えが出てきたからだろう。「彼は私枯らしては命の恩人だからです」僕は市川さんをハッと見た。「何もしてないけど…」彼女は首を振った。「私は今まで、静かに住んでいた。誰にも気が付かれずに。でも彼は違った。私は彼女のおかげで人生の楽しみを感じた。だから私は彼のために何かしてあげたい!」彼女は石を空に投げた。「その気持ちは受け取ったわ!」バン!と大きな音が聞こえ、遠くから球が飛んできて、石を砕いた。「!!!」バンダイルス、お父さん、僕に市川さんは驚いたまま固まった。「誰?」
2024年1月29日
「!!!」バンダイルス、お父さん、僕に市川さんは驚いたまま固まった。「誰?」一人の少女が吹っ飛んできた。「ワーッハッハッハッハ。名を駆らる必要はないやろう。君たちの願い事をかなえてやったんやけん」彼女は多いバリで宣言した。「いや、そんなことを願った覚えがないんだけどな…」僕は考えながら伝えた。「え!?そうだったん!?」彼女はかなり驚いていた。「これはやばいやん…このままやと殺される…う~」彼女はとても困っているようだ。「はー、まあ市川さんがいいのなら僕はいいけど…」僕はポカーンと立っている市川さんを見た。“大丈夫です”急にノートを取り出した。そうか…彼女はまだあの呪いがあるから超能力者以外の人とは話せないんだ。 「本当に?本当に大丈夫なん?」彼女はしょんぼりとしていた顔を上げた。まだ子供のようだ。半泣きをしている。“大丈夫です”市川さんはにっこりと笑った。「それはよかった。俺をしたいんや。ちょっと来てくれん?」市川さんを何と背中に担いだ。重さは確実に市川さんのほうが重い。なのにまるで人形を担いでいるかのように彼女を担いだ。彼女は体力が半端ないということに僕は気が付いた。「ついていくぞ」お父さんに言われ、僕は空高く飛んだ。気が付くと超能力が戻っていた。多分あの石が壊れたからだろう。僕は猛スピードで彼女を追った。そこまで早く追わないと追いつかないのだ。彼女はまるで重力を逆らうような速さで走っていた。「彼女はいったい何者なんだ?」「シャドウキラーの一員だ」僕は一瞬だけ気を失った。シャドウキラーというのは世界中でひっそりといる軍隊だ。気が付けばどんどん悪人が彼らにより、殺されている。「彼女は殺されるってこと!?」僕は目を丸くした。「そんなわけはない。シャドウキラーは悪人を殺す。彼女は私が見た限り、何も悪いことをしていない。まあ彼女が意識にある限りを見ての答えだがな」バンダイルスは僕を見ずにいた。「そうか…ということは本当にお礼をしたいということなのか?」バンダイルスはしたで屋根を飛び越えている2人を眺めながらうなずいた。「とりあえずついていくか」僕は少しスピードを上げた。「ここ」彼女はある神社で止まった。そこには何もなくてごく普通の神社だ。「いったい何をしに来たんだろう」僕は首を傾げつつ、空から見つめていた。彼女は100円玉を空中から取り出し、空中に投げた。と、そのお金が消えた。1回手をたたき、1回頭を下げる。もう一度手をたたくとたたいたまま頭を下げる。「あれってあんな風にやるんだっけ?多分違うと赴けど…」僕は過去を思い出し、首をかしげた。彼女は頭を下げたまま何かをぼそぼそとつぶやくと、寺が光りだした。「な!」僕は慌てて目を覆った。そこまで明るかったのだ。僕が目を開けると、そのまま動けなかった。目の前には巨人がいた。透けて見えるが、人間の何倍という大きさを持つ。「仏だ」お父さんは小声で言った。「あれが仏様…」目の前には高さ約10mの透き通る仏像が立っていた。この町にいる誰でも見えるかもしれないのに、騒ぎ事は起きない。「理由は簡単さ、あの仏像は人間でない人間にしか見えないんだ」
2024年2月5日
「理由は簡単さ、あの仏像は人間でない人間にしか見えないんだ」僕は考えてから聞いた。「ということは彼女も人間じゃないような力を持っているということ?」お父さんはうなずいた。「だがおかしい…超能力を持っていない」バンダイルスは目を凝らしていた。「これは…超能力じゃない…人工的に作った、人間の体力を超えた体だ」僕は驚いた。「ということは彼たちもそういうことか…」僕は少し前にあった人たちを思い出した。人間の体力をはるかに超えていて、壁を軽々と飛び越えていた。壁も走っていたし。お父さんは僕を眺めていた。「とりあえずもう少しは2人をほおっておこう。彼女は何をするのかはまだわからない」僕たちはそれから少しの間、様子を見ることにした。すると、仏は口を開いた。『そなたが呼び出したのか』彼女はうなずいた。「願いを一つかなえてほしい」だが、普通はそう簡単にいかない。「なぜ願い事をかなえないといけない」彼女はため息をついた。「まあそう簡単にいくわけないか」彼女は思いっきり地面をけった。仏砂ら1mもいかないが、彼女は数十メートルもいった。「これでどうだい?」彼女は仏像めがけてけりを繰り入れた。仏像の花にまっすぐ行き、普通なら魚籠尾もしないだろうが吹っ飛んだ。「グァ、お前は何者だ」倒れてから仏像は聞いた。かなりけいかいしているようだった。「私はただの人間だよ、まあ少し違うけど」仏像はまた立ち上がった。「わかった、一つだけ願いをかなえてやろう」お父さんを見ると、お父さんは目を光らせた。「あいつを手なずけるとは、いったい何者なんだ、彼女は」どうやらこの仏はいうことをなかなか聞かないようだ。「それで、何を願う?」彼女は市川さんを見た。「…」彼女は考え事をしていた。どうやら慎重に考えようと思ったのだろう。「それじゃあ…」彼女は彼女は仏像に耳を貸すように言った。彼女はこそこそと彼に何か一致得た。「なるほど、その願い事、かなえてやろう」そういうと、消えた。僕は下に降りた。「いったい何を聞いたの?」彼女は一刺し日を口元にもっていった。「秘密です」僕は首をかしげたが、そのままスルーした。超能力を使ってもわからない。「なんでだろうか…」「それはあの仏の仕業だろう。あいつがどうせ願い事だけは見えないように仕組んだに違いない」とても悪い言葉のように言ったが、考えてみるとそのかのうせいはある。「まあとりあえずこのことは済んだし、帰るか」僕はホノカを背中に担いでその場を去ろうとした。だが、何かが僕の足をつかみ、地面に卸した。「どゎ!」ドス! 僕は地面にたたきつけられた。「いててて…なんだよ!」僕はくるりと後ろを向いた。「挑戦せよ!」そこにはさっきの少女が立っていた。僕が飛んでいるのを力任せに落としたというのか? 信じることができなかったが、面倒だった。「なんでだよ、する利益がわからない」彼女は僕を指さした。「利益なんて関係ない、私は対決さしてもらいたい!」どうやら彼女は心が固いようだ。いくら拒否してもあきらめなかった。
2024年2月12日
「それじゃあ新たな星を作るというのはどうだろうか」バンダイルスが提案を挙げた。「なるほど、その方法があるな」お父さんたちが勝手に話を進めていった。「そんなことができるの?」市川さんは首をかしげた。「ああ、できるさ。僕の力でね」僕はため息をついた。「面倒だな…まあ仕方ないか。頼むよ、お父さん」「お父さん?」バンダイルスは目を細めた。どうやら彼が僕のお父さんということにまだ気が付いていなかったようだ。「そのことをばらしたらいけないじゃないか」わざとなのかはわからないが、少し大きな声で言った。「お父さんが…神様!?」市川さんは突然の情報に対応しきれなくて倒れた。僕がかけよると、目を回して耳から煙を出していた。頭が働きすぎたのだろう。そこまで大きな情報じゃないと思うが。しかも、前に話した気がしていた。「あらら、まあ仕方ないか。しかもちょうどいい。それじゃあ始めようか」『新地作名戦場』彼が言い終わると、手が光りだした。『新地作始今』すると、僕には見えたが、小さな星が生まれた。少しずつ大きくなっていた。「この星は時間がたてば自分が決めた大きさまで大きくなる。後は数分待つだけだ」少女は上にある星を細めで眺めたが、首をかしげた。「何も見えないけど?」僕はため息をついた。「そりゃそうでしょ。宇宙に作られてるんだから。授業で習わなかった?宇宙は地球から千キロ以上遠いって」彼女は首を振った。「そうだったんだ」僕は心の中で思った。いったい彼女は教育を受けていたのか、あるいは今までの人生、体力を鍛えていたのかと。「そろそろ終わったよ」お父さんはそのまま空に飛んでいき、バンダイルスもついていった。僕は飛べたが、市川さんと少女が飛べない。市川さんは僕が担いだが、2人担ぐのは大変だ。一度市川さんをあの星においてから戻ろうかと飛んでいくと、人間的にはあり得ないことが起こった。彼女がジャンプしたのだ。普通の人間がするジャンプじゃない。完全的に人間越えをしたジャンプ力だ。僕よりも早く空高く飛んで行った。普通なら重力で引き戻されるが、彼女は違った。彼女のジャンプ力が強すぎて重力が引き戻す前に空高く飛んで行った。その速さは僕が追いつけないほどだ。彼女は空気のない宇宙をおよそ自足1000kmで進み、一瞬で作られた星に突っ込んだ。そこにはほんの小さな重力しかなかったため、空中を軽々と跳ねることができた。そこには空気もあったから市川さんは息ができた。だが、お父さんは忠告した。「この戦いは一度20分で終わる。理由はわかるかな」僕は考えたが戻る理由がわからなかった。彼女も同じだ。「答えは重力だ。別に地球と同じ重力にしてもいいが、このほうが楽しいだろうと思った。だがここにあまりいるとこっちになじみ、地球の重力で押しつぶされるかもしれない。だから念のために20分だ。彼女は問題ないだろう。体力がありすぎる。だが一見さんは大問題だ。ということで彼女のことは僕が責任をもって守ることにしてやっぱりいつまでもやっていいことにする」僕は図コリとこけた。「二人とも準備はいいね?」僕たちはうなずいた。「それじゃあ、よーい」シュッと手を下すと空気抵抗が見えた。「初め!」
2024年2月19日
「初め!」僕はまず塀を作った。これで少しの間は守れるだろう。そう思っていた。だが、全く違った。彼女は壁にこぶしを振り落とすと消えた。周りを見たがどこにもいない。「上か!?」僕はギリギリのところでよけることができた。彼女は少し驚いていた。「よけるとはね…それじゃあこれはどうだ?」彼女は予想外のことをした。分身だ。だが、少しぶれていた。「これは私が高速で動いて作り出したもの。攻撃は当たらないよ」だが、僕も超能力者だ。そう簡単に負けない。地面に手を置くと目を閉じた。彼女の位置はある程度分かる。後は速さをつけるだけだ。僕は2つをチャージするとその一つを使って光の速度で彼女に突っ込んだ。彼女は容赦できないものだった。僕は2つ目のチャージを使い、こぶしを払めがけて飛ばした。2つを合わせれば普通、人間なら腹を突き抜ける。だが、彼女は人間の能力をはるかに超えている。この力は僕の力をぎりぎり越しているかもしれないし、越していないかもしれない。だが、分かるのは一つ。これだけでは負けないということだ。彼女は吹っ飛んだ。口から血を吐き、目は真っ白になっている。「少しやりすぎたか」僕は手を握った。彼女は一度立ち上がった。僕の力は強くしすぎている。彼女はすぐに倒れた。それから数秒後、何かが横から殴ってきた。彼女だ。数ミリ秒前、彼女は地面に倒れていた。はずだった。だが、今は僕を横から殴りかかっていた。意識が戻っている。口元にはまだ血が残っていたが、元気満々だ。僕は痛みをすぐに再生した。まるで化け物だ。彼女は。普通なら痛みを感じない僕の体に痛みを感じさあせたのだから。すぐに再生したが、僕は数年ぶりに痛みを感じた。「地形編集」僕はそこらじゅうに壁を作り、僕にとって駆け回りやすいようにした。僕にだけという感じにしたはずだったが、なぜか彼女も軽々と飛び回っていた。「あいつは本当に何者なんだよ…」とりあえず集中した。集中しないと負けると分かっているからだ。1秒も見逃すことができない。僕はもっと壁を作った。作りすぎかもしれない。そして駆け回ると、彼女を見つけた。だが、彼女は壁の中にいた。本当にだ。彼女は正真正銘、僕が作った壁の中に入ってしまったようだ。「もしも降参するならそこから…」簡単に終わったと思ったが、そう簡単には終わらなかった。彼女は自力で壁を砕き、出てきた。「とりゃー!」彼女は思いっきり殴ろうとしてきた。「瞬間移動!」間一髪でその場から脱出ができた。だが、彼女はすぐに追ってきた。「いやいやいや、早すぎだろ」だが、まともにパンチをくらい、吹っ飛んだ。その威力はさっきよりも荒ましい。いくら飛んでも止まらない。自力で小間ろうとしたが、無駄だった。空に飛んでもそのまま威力に負け、飛び続けた。少しすると星を1周した。彼女は僕が回ってくるのを待っていたかのようにこぶしを構えていた。「瞬間移動!」すると、未来を察知したかのように僕が移動した場所へと表れた。これが続けば僕は負ける。体力をなくすと負ける。再生ができなくなってしまってはこっちの不利だ。食料を自分で作ろうとしたって体力の無駄遣いだ。作ったとしても食べ終わらないか、食べ終わったとしてもそれを作るために使った体力よりも修復する体力は少ない。もちろんだ。食べ物以外にも作らないといけないものがあるからだ。僕は心のどこかれこう思っていた。「負ける」と、「勝てない」と。
2024年2月26日
だが、勝てないと思ってももう遅い。戦場にいるのだから。僕はとりあえず透明になった。だが、ほとんど効果がないことは充分承知だ。そんな予感が心のどこかに渦巻いていた。次には地面に潜っていった。超能力を使えば地面に穴をあけることぐらいお安い御用だ。そして僕の後ろに動かし、彼女が同じ穴から負ってくることができないようにした。星の中央まで行くと小さな部屋を作った。避難場でもあり、少し考える場所だ。出ていくのも入るのも瞬間移動でどうにかなる。だが、僕はまだ知らない超能力はある。そしてその一つが気配を消す超能力だ。まだ覚えていない。覚える意味がなかったからだ。だが、今考えれば覚えておいたほうがよかったと後悔する。自分の知っている超能力で考えた。「これでどうだろうか」僕はいい考えをした。
2024年3月4日
「待ってろー、私が戻ってやる!」彼女は突っ込んで来た。「瞬間移動!」間一髪で僕はよけることができた。「危な…」もう少しで地面の底へと押し込まれるところだった。だが、瞬間移動をする場を間違えた。遠くに行こうと思っていたのだがほんの数メートルしか動いていなかった。彼女はまた体制を整え、僕に向かってきた。反撃ができなかった。「時間停止!」だが、彼女は動たきがした。時間を止めたはずだ。僕以外のものは完全に止めたはずなのに。バンダイルスとお父さんは超能力に作用されていなかった。国府能力を作った神だからだろう。彼女はその場から消えた。時間が停止する寸前に逃げたのだろうか。見つけようとしたが場所がわからなかった。あの一瞬でいったいどこに行ったのだろうか。すると、どこからかこぶしが飛んできた。見えない。僕は宙に吹っ飛んだ。一瞬で回復したがまたこぶしが飛んできた。まだ見えない。数回こぶしを食らったがいったい何が起きているのか把握できなかった。いったい何が起きてるんだ? 僕は目を走らせた。すると、一瞬だけ何かが見えた。だが、また言えなくなった。「視界強化」この超能力はできるだけ使わなかった。少し目に悪いからだ。どんなものでも見えるようになる。これで太陽を見ればすると、目が見えなくなる可能性もある。これはすぐに直すことができるものだが、直すまでは目が痛いのでできるだけ避けていた。だが、今は例外だ。見えないものを見る必要があった。すると、分かった。何か黒い塊がこの凸凹とした地形のうえを駆け回っていた。だが、視界強化をした目でもそれがいったい何なのか見ることができない。あの少女なのかはわからない。「ここだ!」僕は視界強化で見えた限界で気が付き、こぶしを振った。「高速ブースト、腕力増加」この二つを重ねれば膨大な威力を発揮することが可能だ。高速ブーストは実際、走る速さを上げるためにあるものだと思う。だが、僕は少し違う方法で使っている。すると、黒い塊が吹っ飛んでいった。この星を一蹴したかもしれない。やはり黒い塊は少女だった。彼女は一蹴して壁に突っ込んだ。少し威力を上げすぎたかもしれない。だが、彼女はかすり傷で済んだ。「本当に何のなんだよ…」まだやるのかと思い、僕は覚悟を決めた。だが、彼女は少し違う考えを持っていた。「負けたよ、もう力が残っていない。」彼女はパンパンと服をはたくと僕のほうに向いてきた。彼女はさっきと叔父用にルンルンとしていた。さっきの攻撃が無意味だったかのように思えた。「決めた!」彼女は僕を指さした。自信満々の目だ。今までいったいどんな生活をしてきたのかは知らない。だが、今はにやりと笑みを浮かべた。何を言ってもいうことを聞かないような目だった。彼女は僕よりも年下だと思う。なのに僕より自信というものを持っていた。「君の小学校に通う!」殺気の言葉を取り消したいといわれてから思った。
2024年3月11日
「君の小学校に通う!」殺気の言葉を取り消したいといわれてから思った。僕は彼女を改めて見た。「本気?」彼女は迷いもなくうなずいた。嫌な予感しかしない。僕は翌日、彼女を見た。「本当に来たんだ…」僕はため息をつくことしかできなかった。少し遠くの席に座ったが、1日目からたくさんの友達を作っていた。市川さんと僕は席に座ったまま本を読んでいた。市川さんは小説を読んでいたが、僕は不思議百科事典を読んでいた。この本は数千ページあり、初めは難しいと思ったがだんだんと面白くなってきた。今ではずっと読んでいる。不思議なことがザクザクと書いてあり、本当には存在しないとされている宇宙人のことやUFO(Undefined flying object)のこと、ほかにもさまざまなことを知った。宇宙人は実際にいるのだという。僕たちも宇宙人の1人だ。理由はこうだ。『人』というものは人間からして人間だけだ。ということは人、人間は宇宙『人』ということだ。僕は初め、信じることができなかった。だが、宇宙に行ってから分かった。これには可能性がある。僕たち人間は確かに宇宙人かもしれない。だが、僕にもわからないことはこの地球以外に人間はいるのかということだ。だが、この本はそのことも答えている。『人間は地球人以外存在しない』この本を読んでその理由が分かった。
2024年3月18日
「ねえ、どうやって子供を作るの?」僕は固まった。「おい、今なんて言った?」彼女は同じことを繰り返した。「いやいやいや、それを言ったらいけないでしょ」彼女は完全に常識を知らないようだ。彼女は首をかしげた。「そうかな、別に私はおかしく思わないよ?」僕はとてつもなく深いため息をつくしかなかった。「あのね、君が良くてもよくないと思う人はいるの」彼女が納得するのは時間がかかった。授業中も話しかけてくるので毎回僕の超能力で先生の気をそらすしかなかった。彼女は学校の常識を知らない。静かに先生の話を聞くことや話してはならないことなどを。毎回説明するのは手間がかかった。最後には僕が逃げ出した。旬化にどうで屋上まで逃げると一瞬できた。「もう、どこ行ったの、探したのに!」僕は固まった。彼女がこの一瞬で学校中を探し回ったからじゃない。彼女の後ろからメラメラと殺気らしき気配を感じたからだ。透視で後ろを見るとそこには市川さんがいた。僕は1歩後ろに下がった。気が付けば彼女も消えていた。「あいつ…」彼女はどうやら後ろから感じ取れる殺気で逃げていったのだろう。「井辺名くん…」彼女は1歩1歩とこっちに歩いてきた。「これはな…その…」僕は慌てて言い訳をしようとしたが通用しなかった。超能力を使ってもこの怒りを止める方法はなかった。あったとしても僕には到底できないことだった。「ひどい!」彼女はその一言を投げ捨てて去った。僕は地面に倒れていた。一言が心を貫いて気絶しそうになった。自分の超能力を使えばこれをすべてなかったことにできる。だが、そんなことをしたくなかった。そうすれば心が痛む。できることは一つだけだ。僕は立ち上がるとフェンスの前に行った。フェンスをよじ登ると飛び降りた。気を取り直すことだ。地面に落ちても傷一つつかない。地面に穴ができるだけだ。その穴は超能力で直した。頭がすっきりするとまた屋上に戻った。そこには誰もいなかった。静かな場所だった。かつての僕ならそこを好んだかもしれない。だが、今では友達と話したい。僕は階段を駆け下りた。自分の部屋に行くと市川さんは座っていた。「市川さん」僕は話しかけた。もちろん反応はない。彼女は前をただ見たままだった。「その…あれは彼女が…」市川さんは僕のほうを見てきた。全く悲しそうには見えない。「わかってる」僕は薄く驚いた。「え?」「知ってた。でも悲しい。私が言ったことを忘れたなんて」僕は思い出そうとした。だが、全く思い出すことができなかった。「ごめん、覚えてな」うつむくと、彼女はクスリと笑った。「何も言ってないよ」その時分かった。彼女はずっと嘘をッしていた。そして僕は彼女がもうあの意思を持っていないということを忘れていた。だから使えないと思っていた。だけど今では、思い出した今では分かった。彼女は全く悲しんでなんかいない。「正直だね…」彼女はこっそりといった。「一生友達になってくれる?」僕はわけのわからなかった。脳が整理しきれていない。いったい何が起こっているのかわからなかった。彼女がずっと嘘をついていたのにずっと気が付かなかった?一生友達?ついには頭が真っ白になってしまった。そこからは覚えていない。ただ、一言だけ覚えている。「井辺名くん!」
2024年3月25日
目の前は真っ暗だ。何も見えない。首を動かすこともできない。体も動かせない。どこまで見ても真っ暗だった。透視を使ってみた。使えたのかもわからない。だが、その先は真っ暗だった。どこまで遠くも真っ暗のままだった。ちょうどその時、遠くから何かが見えてき始めた。葉っぱだ。散らばりながらどんどんこっちに近づいてくる。超能力も無意味だった。目をつむると周りが真っ暗になった。気が付いた時には風が通り過ぎていった。目を開けると水色と白色が見えた。落ちていることだけはわかった。下を見ると雲が見えた。「ここはいったい…」雲に突っ込むと涼しかった。だが、すぐに雲を通り過ぎた。その下には町が見えた。見覚えのある街だ。僕たちの町だった。どんどん速度が増していく。超能力で浮こうとした。成功しなかった。瞬間移動をしようとした。成功しなかった。今は超能力が使えないようだ。どんどん町が近づいてくる。地面に触れた瞬間に死ぬだろう。パラシュートも持っていない。持っていたとしても使い方がわからない。だからどうやって広げるのかがわからない。どんどん下に落ちていった。地面に落ちそうになった時、地面が落ちていった。言葉通りだ。地面が中心から落ちていった。どんどん広がっていく。しまいには落ちている気がしなかった。また葉っぱが噴き出してきた。目を守るために目を閉じると体の真横を葉っぱたちが通て行くのを感じた。目を開けるとそこは全く違う場所だった。アニメなどで見る世界と全く同じだ。異世界のようにしか見えない。そこには粘土で作られたと思われる家や獣人、普通の人間や魔物が歩いていた。話している言語はわからない。目を光らせて周りを見た。獣人、魔物、人間、本物の世界には想像もできない世界がここでは広がっていた。誰一人僕に気が付かない。駆け寄っても普通に知らんぷりをしてくる。だんだんとイライラしてきて殴ろうとした。手が透き通る。「え?」その一瞬、僕は何が起きたのか理解できなかった。れが透き通った。彼らの体を透き通った。僕の中を一人の人間が通り過ぎた。驚いたが、何も感触はなかった。目を丸くするほかなかった。「いったい何が起こってるんだ…」僕は全く分からなかった。どういうことなのだろうか。どうして誰一人僕のことを気が付かないのだろうか。僕はちゃんとここに立っている。自分の手だって見える。なのになんで気が付かないんだ。しかもどうして誰一人触れない。腰を下ろすとそこには花瓶が置いてあった。その花瓶に腰が当たり、花瓶が倒れた。転がっていくと慌てて商人が駆け出して行った。僕は誰にも触れないのに物には触れるのだと今わかった。いったいどうやってここを出るのかはわからなかった。そのまま歩いていると遠くからスライムが飛び跳ねてきた。そのスライムは僕を見た。「ん?」そのスライムは一言告げた。「日本人に見えるが…こんな日本人、見たことないぞ?」子のスライムには僕が見えているようだ。しかも僕のわかる日本語で話していた。「どうやって日本語が話せるの?」訊こうとしたが声が出てこなかった。すると、スライムは黒板を取り出した。チョークを僕に渡した。「何かを聞きたいってのはわかったよ。ここに書いてくれるかな?」僕は頷いて書いた。『ここは何ですか?』
2024年4月1日
『ここは何ですか?』僕はこれを何より知りたかった。ここがいったいどこなのかを。いったいなぜ僕がここにいるのかを。彼は答えた。「ここは異世界さ。君はどうやら魂だけ異世界に飛ばされたようだね。変える方法は俺にもわからない。だが、手伝ってやることはできる」僕は頭を下げた。ここでは超能力も使えない。いったい何なのかがわからない。なぜここにいるのかもわからない。彼は僕に食べ物を渡してくれた。別に腹は減っていなかったが、食べてみると、とてもおいしかった。「どうやら異世界者にしか君のことが見えないようだね」僕もそう思った。殺気から日本人らしき人しか僕のことを見なかった。日本にしか存在しないはずのアクセサリーをつけている人もいた。その他にも見ている人はいたが、すべての視線はこのスライムに向いていた。いったい何者なのかと僕は思った。かつては日本人だったということだろう。「それで、君は何か知っていることでもあるのか?」僕は首を振った。「そうか…それならこっちに来てほしい」彼は僕をある場所に連れて行った。それを見たとたんに僕は目を見開いた。驚いた。こんなものが存在するのだと。そこは森の中だった。光は届いてくるところが美しい。それは魔法のような模様が描かれた地面だった。その周りには様々なものがある。その一つは穴だ。「これは地球、あるいは日本とつなげる魔法模様だ。でもまだ完成していない。問題だ。でもこれが完成すれば君も戻れるかもしれない」彼は僕を見た。「僕は数年分日本に遅れている。君に今の日本を教えてほしい」僕は協力することにした。その代わり、成功すれば僕が帰れるようにするというのが条件だ。それより前に帰るのでも帰れるなら同じことだ。
2024年4月8日
下を見ると暗闇しか見えなかった。だが、無限に続く場所ではなかったようだ。少し落ちると目の前が真っ白になった。「ばあ」急に目の前が真っ暗になると飛び上がった。周りを見るとそこは見覚えのある場所だった。だが、思い出すことができない。白いベッドに寝転がっていた。窓から差し込んでくる光に目が眩む。少しずつ光に慣れてきた。ちょうどその時、変なことに気が付いた。ついさっき、窓から光が照らしてきた。なのになぜ窓が見えないんだ。おかしかったがそんなことを気にする気はなかった。ザー、カーテンが光ると少女が入ってきた。一人は無邪気で僕に飛びついてきた。もう一人は静かそうで額に涙を流していた。いったいここはどこなのだろう、僕は彼女たちがいったい誰なのかわからなかった。2人は大丈夫だった?とか急に倒れてびっくりしたよとか言っていたがいったい何の話か分からない。覚えていない。「誰?」僕は2人に訊いた。その場は静まり返った。静かそうな女子は口を少し開いたまま固まっている。彼女たちはいったい誰?なんで僕のことを知ってるの?全く分からなかった。覚えているとすれば自分が男子だということだけだ。自分の名前も覚えていない。少しすると女性が入ってきた。「回復したようね、よかったわ」彼女もいったい誰なのかわからない。彼女たちは誰?というか自分は誰?ここはどこ?頭の中には質問が無限に出てきた。ちょこちょこのことはなぜか知っていたドアの開け方、歩き方、言葉。だが、ここがどこなのかもここにいる人も何もほかのことはわからなかった。「記憶喪失のようね」僕はいったいその言葉が何なのかわからなかった。「キオクソウシツ?」不思議な言葉だ。「キオクソウシツとは君が記憶をなくすということよ、過去に起こったことをすべて忘れてしまうの。時には少し忘れないことはあるけどね」急にキーンコーンカーンコーンと何かが鳴った。あまりにもびっくりして、音の聞こえたほうに手を向けた。ちょうどその時、爆音が聞こえてきた。というか目の前で起こった。そこにあった四角いものが爆発して音を出さなくなった。女性はいったい何が起こったのかわかっていなかった。僕もわからない。僕は今、自分の手で爆発させたのか、それとも不運だったのか。僕はドアから外に出ると長い道を歩いて行った。どこに向かっているのかはわからない。だが、勝手に体が動いていた。動かなくなったところは部屋だった。たくさん机があってたくさんの人がいた。全員楽しそうに話していたが、あまりの多さに驚いた。この部屋にだけでも何十人もいた。思い出すことができない。いったいここはどこなのか、どうしてここに来たのか。僕は一つの席に目が入った。ほかの席とは変わらない机といすだ。なのになぜかそこに座ろうと考えた。「いったいここは…」1人の男性が入ってくると静まりかえった。さっきまでの騒ぎが嘘だったかのようだ。「それでは5時間目を始める」全員は一人一人席に座っていた。全員その男性を見ていたので僕も見た。「起立、例」『よろしくお願いします』
2024年4月15日
「訊いてみるよ」彼は頭を下げるとどこかに歩いて行った。教室に戻るとホノカが飛びついて来た。「彼女が無理してでも行こうとしてたのよ、全く力がなかったけど」マリナはどうやらずっと彼女を捕まえていたようだ。僕はホノカを見た。彼女の目には涙がたまっていた。そこまで待たせたっけ?僕は思ったがそのようだった。「頼みたいことがあるんだ」すべてを説明した。「少し無理をしすぎるんじゃない?」マリナの言ったことはあっていた。だが、これは頼まれたことだ。訊いてみることには変わりない。「いいよ」彼女の口から出てきた言葉は空耳かと思った。彼女は人見知りなタイプだと思っていたので拒否するだろうという直感を持ちながらも訊いたことだった。「「本当に?」」僕とマリナは目を大きく見開いてしまった。あり得なかったからだ。彼女は頷いたが、何かが違った。さっき、敬語を使っていなかったような…だが、そんなことは関係なかった。今関係するのは彼女がやるということだ。学校が終わったとき、なぜか全員席を立たなかった。帰ろうとしなかった。まるでこのことを知っていたかのようだった。ホノカは教室の前に行く。なぜか付き添いとして僕も前に出た。彼女は緊張しているのかプルプルと震えていたので僕は彼女の手を握った。彼女は深呼吸すると…無言のままだった。
2024年4月18日
全くなにも思い出すことができない。事業中でもいったいいつこんなことをしたんだ!という疑問があった。だが、いったい誰に訊けばいいのかもわからない。この苦痛時間が終わり、全員が部屋を出ていった。そこに残ったのは2人の少女と1人の男性だけだった。「どうした、帰らないのか?」男性は僕たちを見てきた。帰る?どこに? 帰る所なんてわからない。思いつかない。「遅くなる前に帰れよ」男性は言い残して部屋を出ていった。そこに残ったのは僕を含んで3人。気まずかったのでとりあえずこの部屋を出ようかと思った。立ち上がり、ドアめがけて歩いていると腕をつかまれた。さっきまで椅子に座っていたはずだ。こんな速くここに来ることは…可能かもしれない。わからない。彼女は僕を部屋の中心まで引きずっていった。抵抗しようとしても何もできなかった。彼女は僕を椅子に座らせると上に乗った。彼女は軽かったので簡単にずらすことはできた。だが、体がなぜかそうしなかった。「ねえ」もう一人の少女が話しかけてきた。誰なのかはわからないが、懐かしかった。ずっと前から知っていたかのようだ。「?」僕は首をかしげた。「帰るところ、覚えてる?」僕はゆっくりと首を振った。実際に本当だ。覚えていない。知らない。持っているのかもわからない。自分の親がいったい誰なのかもわからない。この2人が誰なのかも知らない。ここがどこなのかもわからない。「本当にわからないの?」私・市川一見は聞いた。君は頷いた。本当に覚えていないの?何も。私のことも。 私は目から一粒涙が流れ落ちた。悲しい。心が痛む。どうやったら記憶を取り戻すことができるのかもわからない。どうすればいいの、お父さん。 だが、もちろんお父さん・府氏橋が来るわけない。神ではないのだから。ちょうどその時私は考えた。「井辺名くんのお父さん!」空にめがけて叫んだ。人生でこんな大きな声を出したことはなかった。出す機会もなかったからかもしれない。井辺名くんのお父さんは今、死んでいる。だが、どうしてかはわからない。でも彼は神になっている。それも高い位の神らしい。だから私の声も届くはず…何も起こらない。うんともすんとも音もたたない。誰かが現れた気配もしなかった。終わった気がした。もう私ができそうなことはない。あるとすれば…「私の家に来てくれる」これは質問じゃなかった。どちらかというと命令的なほうだ。井辺名くんは頷いた。まるで他にすることがないかのような顔だった。私は君の手を引きながら学校を出ていった。もちろん後ろからはあの少女が付いてきた。名前を聞き忘れていたが、今は聞く気ではない。そのまま歩道を歩いていた。横ではスーツを来た男性や女性、学校帰りの生徒が通り過ぎていた。私たちに目を止める者はいなかった。いるわけない。私たちもみなと同じ道を歩くただの生徒なのだから。私はそのまま私の家まで彼を連れて行った。私は自分の部屋に入ると井辺名くんを見た。「ねえ」今度は違う質問を聞いてみた。「飛んでみて」
2024年4月22日
「おおッ!」僕は今、空中に飛んでいる。いったいどうやっているのかはわからない。だが、飛んでいるのは事実だ。「今、どうやって飛んだ?」僕はわからなかった。感覚的にだろうか、それとも…急に頭痛が頭に来た。地面に落ちる。頭痛は止まらない。痛い。痛みしか感じ取れない。頭を抱えてうなった。急に風がこの部屋を覆いこんだ。止め方がわからない。頭痛もまだ続いている。考えることができない。考えれない。物が飛ぶ、物が壊れる。「止まって!」部屋が静かになった。風は止まり、物が地面に落ちた。「あ」頭痛が収まった。何かが思い出せた。「ごめん」だが、彼女はなぜか気にしていなかった。どうしてだろう。彼女の下手がめちゃくちゃになった。物が壊れた。運よく…と言ったらいいのかわからないが親は家にいなかった。思い出せた。何かはわからない。だが、直せる自信がある。僕は地面に手を置いた。「元通りに戻れ」すると、物が浮き上がった。風がまた起こった。だが、今回は少し違った風だ。リバースされた風だった。何もかもを元の場所に運んでいった。時間が戻っているかのようだ。風の音がおかしい。しかも何もかも音がおかしかった。完全にひっくり返されているかのようだ。壊れた者は元の姿になり、頭が回らないほどのことが起こった。すごかった。いったい何が起こったかはわからない。だが、すごい。僕はこんなことができたのかと思う。彼女も目を光らせていた。「どうやって…」僕にもわからない。どうやってやったのかもわからない。いったい何が起こったのかもわからない。わかることといえばボロボロのなってしまった部屋から元通りになったことだけだ。「すごーい」さっきからずっときょろきょろと周りを見ていた少女がついに口を開いた。「あれ」僕の体が歩き始めた。僕じゃない。僕は止まろうとしている。なのになぜか歩いている。勝手に歩いている。止めようとしても止まらない。歩き続けた。止まる気配はしない。「…」声も出なかった。顔も曲がらなかった。まるで誰かに乗っ取られているかのようだ。何かにつかまろうとしても体が言うことを聞かない。そのまま歩いていると学校まで来た。正門から中に入ると靴箱の場所まで歩いて行った。そこで動かなくなった。というか自由を取り戻した。どうして靴箱なのかもわからない。だが、何かの記憶が送り込まれてくる。「なんだ…?」記憶が頭の中に流れ込んできた。懐かしい記憶だ。記憶の持ち主は…僕だ。こんなことをした覚えがない。何一つ知らない。なのにさっきの少女が記憶にいた。昔から知っていたということなのだろうか。「なんで…」どうしてこの記憶が流れ込んでくるのかもわからないが、一番わからないのはどうしてこの記憶を失ったのかだ。一番最後、途切れたところでは普通に立っていた。急に記憶が途切れた。どうしてかはわからない。「ねえ」僕は後ろにいる誰かに聞いた。というか何かかもしれない。「どうしてここ?どうしてここで記憶が戻ってきたんだ」後ろから声が聞こえてきた。なのにどんな声なのかがわからない。まるで言葉だけが流れ込んで来ているかのようだ。「ここはある人物と出会った大切な場所だ」
2024年4月29日
「ここはある人物と出会った大切な場所だ」僕は思い出した。ここは市川さんと会った場所だった。あの時はただの人見知りかと思ったのだが、違った。僕は後ろを見た。「お前か、僕の記憶を盗んだものは」そこには一人の少女が立っていた。昔にも何度もあった人だ。「どうしてそう思う?私がそんなことをして何のメリットになる」僕は一番初めに入ってきた考えを言った。「僕が記憶喪失になれば僕と付き合えるからか?」彼女はブッと噴出した。「なんで私がそんなことをしないといけない」彼は笑うのをやめた。「私は君に興味など持っていない。だが、ある人に頼まれてな」彼女は廊下のほうを見た。僕も視線を向けるとそこには一人の少年がいた。知らない少年だ。違うクラスの人だろう。「お前がいるからだ!」彼は向こうから叫んできた。彼が考えていることはテレパシーでわかるが、やめておいた。「何がだ」もしも使えば話題になってしまうからだ。もう話題になっているかもしれないが。「お前がいるから一見様は…」僕は頭の中で考えた。「さ、様?」一見というのは市川一見の話だろう。「へー」僕はだんだんとイライラしてきた。「お前が邪魔だったん…」僕は手を鳴らした。「へー、それで?それがどうしたんだ」僕は1歩前に進んだ。「ま、私はこれで」彼女はその場からさっさと消えた。状況のやばさを読み取ったのだろう。怒りの線が切れた。彼も今の状況を把握して逃げようとしたが僕は空気中の粒を固めて壁を作り、逃げ出せないようにした。超細かくテレキネシスを活用した方法だ。「僕がなんだって?」多分僕は今、彼にとって悪魔のような存在だっただろう。僕は彼を消そうとしたが、後ろから声がしてきた。「やめてー!」僕はさっとプランを変えた。「誰かに見つかるまでこうしてろ!」僕は作り上げた紐で彼の手を後ろに、と足を結び、胸には紙を貼っておいた。『僕はやりました』全く意味もないことだが、面白かったのでやった。どうやらその後、数十分で誰かに見つかった。だが、記憶は消しておいたので誰がやったのかはわかっていなかった。僕は彼女に記憶が戻ったというと、飛びついてきた。「よかった…よかった」僕は彼女の背化中を撫でた。「いったい何が起こったのかはほとんど覚えてないけどごめんね、心配かけたみたいだから」僕たちはそのまま自分の家に帰った。「それでさ…」僕は後ろを見た。「なんでお前がいるんだよ」彼女は僕を見てきた。「だって帰るところがないんだもん」彼女は全くの遠慮を持たずに僕の部屋へと乗り込んできた。「お前はもっと遠慮しろ!」慌てて追いかけながら僕は叫んだ。「全くもう、お前はなんでそこまで僕になつくんだ、というかさ」僕は思い出した。「今まではどうやって過ごしてきたんだ?」すると、彼女は窓から外を指さした。その先には山があった。「まさかターザンでもしてたのか?」だが、彼女は首を振った。「ターザンって何?」説明する前に僕はあるものが見えた。小さな穴のようなものだった。どう見ても人工的に作られていて、誰にも見当たらないよう、その周りにはたくさんの高い草や木が建ててあった。ただ、僕は透視があるので簡単に見るkとができた。「あれはなんだ?」彼女はすぐに答えた。「シャドウキラーが住んでた基地」
2024年5月6日
「シャドウキラーが住んでた基地」彼女はすぐに答えた。僕は一瞬顎が落ちたかと思った。「今なんて?」シャドウキラーとは最近活動が消えた団体だ。警察は今でも追っているが、何一つ情を報えていなかった。「シャドウキラーのかつて住んだ基地」やはり聞き間違えではなかったようだ。私は頭を抱えてうなった。「なんでそんな情報を知ってるんだ?」彼女は首をかしげた。「さあ」僕はずっと考えてしまった。彼女の考えていることは一つも読めない。彼女の体が僕の超能力よりも強いのか、彼女が何も考えていないか、どっちかだ。僕はため息をついた。考えることができるのは2つだけ。彼女が探し当てた。だが、これは少し彼女がしそうなことじゃない。見つけたとしてもいったい何なのかもわからないと思う。それか、もう一つがあっているのならば僕はやばい少女と一緒にいることになる。彼女はシャドウキラーの一員だった。考えたくはないが、超えれが事実の可能性は大きく存在する。彼女の体力なら子供でもあの中に入ることが可能だろう。それと、もう一つ気になったことがあった。彼女が言った一言、「かつて住んでいた」という一言。ということはもう済んでいないということになる。消えたではなく、無くなったかもしれない。存在自体が消えたのかもしれない。それ以外考える子なんてできっこない。かんがえることは大変だが、彼女の一言が原因でめちゃくちゃ考えてしまった。いったいどういうことなのかからもうわからなくなってしまった。彼女はシャドウキラーの情報を持っている。警察が持てるはずない情報を持っている。警察はシャドウキラーが消えたといった。それは違う場所に移ったという意味だ。だが、もしも彼女が言ったことを本島とすればシャドウキラーは消えたということになる。存在自体が消えたということになる。情報が少ないが、どう考えてもこうなってしまう。そう考える理由はもう一つある。「かつて住んでいた」というのは確かに移ったという意味にもなる。だが、彼女の一言には悲しみも入っていた気がした。まるで彼女が好きだった誰かが消えたかのように。この世から。
2024年5月13日
サッ 音が聞こえてきた。僕は透視をやめ、音の下方向を見た。そこには、一人の男性がいた。「よ、久しぶりだな。数週間ぶりか?」その男性は知っていた。シャドウキラーにいた人だ。彼は一人で現れた。「何をしに来た」僕は明快したが、どうやら殺意を全く持っていなかったようだ。「暇で来た」彼は単純に答えた。「は?」僕は首をかしげた。彼は空中に円を描いた。「暇だからここに来た。それだけだ」彼は暢気に座り込んだ。「暇だから何かをしたい」僕はため息をついた。急に侵入されて、何かをしたいといわれても困るからだ。追い出そうとしたが、何度追い出してもすぐに帰ってくる。しかも、ドアを開けた痕跡も窓を開けた痕跡もなかった。「いったいどこから入ってこれるんだよ」僕は彼の考えていることがわからなかった。別にどんな真実でもわかる小能力を持っているわけでもないからいったいどうやったのかは一切わからない。「あそこから」彼は普通に壁を指さした。僕はちんぷんかんぷんだった。「いやいやいや、壁を通り抜けれるわけないでしょ」だが、彼は普通に通り抜けた。僕はため息をつき、彼を見た。「まあ仕方ないか、それなら少しだけゲームをしよう」だが、そのゲームは少しじゃ終わらないゲームになるのだった。「ゲームね、面白そうじゃない」後ろから少女の声がしてきた。「ゲームか、面白そう!」真上から違う少女の声がしてきた。「僕も参加希望」今度は少年の声がしてきた。その後どんどん人が集まってきた。全員名前を知らないが、知り合いだった。「仕方ないか…」僕は駒を人数分用意した。一つ一つ同じ形だが、違う色だ。これを見魔の前に置くと、あることが分かった。ここにいる人たちは全員馬鹿だ。誰もが好きな色で争っている。僕はそれを見ていて家が壊れると思ったので勝手に空間を作り、その中に全員を帆織り込んだ。「後は決めるまで勝手にしろ」僕はどれでもよかったので最後に残ったのをとるつもりだった。駒を壊すものもいるだろうと思い、駒は絶対に壊れないようにしたはずだが、あのシャドウキラーから来た男が一つ追ってしまった。僕はいったいどうやったのかわからなかったが、仕方なくもう一つ作った。
2024年5月20日
まずは僕がサイコロを振った。5が出て、僕は難局に飛ばされた。「ㇶー、サムッ」僕は凍えていたので、できるだけ早く次の順番が来るのを祈っていた。どうやら一番初めだけ、ペナルティが存在しないようだ。しかも、毎回どこかに飛ばされるようだった。それも僕は作っていない。そんなルールをつけた覚えはなかったが、初めのハンデということで通した。次の順番が来た時には全員が僕の場所にいた。全員サイコロで5を出したようだ。大体の人は僕はサイコロを振ると、1が出てきた。僕は森の中に飛ばされて、緑の木々に囲まれた。すると、目の前にペナルティが出てきた。『ライオンに追いかけられる』これはすべてランダムではめ込んだので作った僕でも何が出てくるのかわからなかった。「ライオンは草原の王じゃなかったのかー!」僕は空中に逃げた。ここならつかまるはずがない。ライオンは空を飛べるはずがないからだ。だが、その考えはぶち壊された。森の中から、グリフォンが飛んできた。神話に出てくる羽をもつライオンだ。僕は地面の中に潜った。ここなら大丈夫だと思ったが、今度はモグラのように地面を掘って追ってきた。どこに逃げても追いかけてくるようだ。木を透き通りながら猛スピードで逃げていると、後ろからバキバキと音がした。どうやらグリフォンが木に突っ込んで軽々と壊しているらしい。グリフォンが木を吹っ飛ばすことができたのかは覚えていないが、これが現実だった。ぎりぎり切られそうになったりしたが、サイコロが自分の手に現れた。僕の順番ということだ。僕は考えもせずにサイコロを落とした。何が出てきたかはわからないが、今度は普通の町に現れた。日本のようだ。だが、誰一人いなかった。『ゾンビの大群から逃げきる』それから1秒もたたない間に町はゾンビの町になった。僕はまた空に逃げた。今回はゾンビが飛んでこなかったのでよかったが、違う問題が起こった。ゾンビがほかのゾンビにのしかかって、僕めがけてタワーが作られていった。いくらそのタワーを壊してもまた作り直すので、きりがなかった。僕は場所を少しずらし、物をありったけ集めた。その中に入っていればいいだろうと思っていた。物をグニャグニャにして、家のようなものを大道路のど真ん中に作った。その中にいるのは平和だった。外から聞こえてくるドンドン!という音を除けば。僕は次のサイコロが来るのを待っている間は外から適当なものを飛ばしてきて、それを分解してゾンビたちに投げつけていた。結構楽しかったが、そのムードをサイコロが壊した。次は1が出てきて、少し運が悪かった。そこはもう誰かが来ているところだったようだ。巨大な公園だったようだが、もうボロボロだ。そして、その理由はすぐにわかった。『人食いイルカから逃げろ』それが表示してから一瞬で僕がかつていたところにいるから飛び上がってきた。シャチといったほうがいいだろう。だが、水の中を泳ぐのではなく、地面の中を泳いでいた。イルカの跳ねる高さはどこまでも続いた。地面から1㎞ほど空に行ってみたが、届いた。僕は次のが来るまで、休まずに逃げないといけないようだ。その時思った。もし、僕がイルカを倒せばどうなるのだろうかと。
2024年5月27日
僕はイルカを倒してみようと思った。なので、僕は1匹のイルカを空中でキャッチした。もがいたが、僕が空中を固めてつかんだからにはもう逃げることはできない。僕は次のサイコロが来るまで研究してみることにした。試しに切ってみたが、叫びとともに一瞬で回復した。回復速度が半端ない。度の生き物でも急所といわれている脳をさしてみた。だが、まだ生きていた。指した剣を抜いてみるとにいている間に回復して、初めから穴がなかったかのように回復した。興味深かったが、次のサイコロが手に現れたのですぐに振った。次では『地獄を見る』これはこのペナルティの中で一番最低だっただろう。僕は、地獄のような時間を過ごすことになった。周りには何もなく、何も聞こえない。何も見えないし自分の声が跳ね返ってこなかった。完全に地獄の数分だった。すごろくが手に出てきたときには落とすことしかできなかった。すごろくは小さすぎて見えなくなるまで落ちると、1つの音が聞こえてきた。コロンすると、地面が現れた。あまりにも急だったので僕は地面に崩れ落ちた。数十秒は動けなかったと思う。起き上がることができるようになると、ペナルティを見た。だが、そこには『』何もなかった。いったいどういうことかと思ったが、どういう意味はすぐに分かった。ペナルティが存在しないのだ。その時、前のペナルティのことを思い出した。そこには小さく何かが書いてあった。体を鍛えなおすと、僕は超能力で過去を見た。そこには確かに小さく文字が書いてあった。『次のペナルティは削除される』どうやらさっきのペナルティの次は消されたようだ。本来ここでどんなペナルティがあったのかはわからないが、とりあえずよかった。そのまま地面に寝転がって次のサイコロが来るのを待っていると、空で何かを見た。まるで飛んでいる馬のようだったが、人のようにも見えた。起き上がって見てみようとしたが、立ち上がったときにちょうどサイコロが手に現れ、地面に落ち始めた。止めようとしたが、僕がお父さんに頼んで超能力が通用しないようにしてもらったことを完全に忘れていた。サイコロはびくともせずに落ちて、僕は次のところへと飛んでいった。次では『頭を悩ませる』だった。僕は小さな箱に入れられ、壁に穴ができた。その朝気にも部屋がある。どうやら迷路のようだ。ペナルティの下にはまた小さく文字が書かれていた。『迷路のゴールに到達するまでスキップされる』これは問題だった。僕は進むと、試しに天井を壊そうとしてみた。天井は壊れたが、だが、さっきのイルカと同じ、一瞬で修復した。壁も壊そうとしたが、今度は普通に壊すことが不可能だった。進んでいくと、今度は同じ道がループしているかのようだった。今気づいたが、壁はも天井も地面も黄色で、時々変な文字が書かれていた。例えば簑與鵜儺螺という文字や、蓁㿗琥堕簑彙というどういう意味なのか分からない言葉だ。僕は進んでいくと、遠くに何かが見えた。一瞬だったが、確かに何かが見えた。壁を透視で透かして見ることはできなかったし、いったい何科なのかもわからなかった。僕はそろそろと生き物の方向へ歩いていった。そして、見た。そこにいた、未確認生命体が。
2024年6月3日
「…」僕は固まった。体が言うことを聞かない。その生物には顔もなく、背はとても高かった。真っ黒で体は細く、骨だけしかないようにも見えた。人間じゃないのは一目でわかる。その生物はない目でぎろりと僕を見てきた。僕の心は恐怖で包まれていた。体はピクリとも動かない。逃げたくても足が動かなかった。無理やり超能力で体を動かし、駆け出していった。だが、この世界は一生続いているようにしか見えない。いくら言っても同じ道が続いていた。「いったいどうすれば…」そんなことを考えている間に行き止まりが現れた。「どうしよう…」僕は左右を見た。後ろからはあの生物が歩いてきている。そこまで速くないのにいったいどうやって追ってきたのかがわからない。思いっきり壁を突き破ろうとしたが、それは不可能だった。「やっぱりか」戻っていくのは危険すぎる。通り過ぎることができるかもしれないが、できなければ僕はおしまいだ。一番逃げることのできる可能性がある方法を選んだ。「よし、これにしよう」僕は瞬間移動で逃げることにした。一番いい方法かと聞かれれば違うだろうが、あの生物がいったい何なのかもわからない。戦うのは危険すぎる。心もテレパシーで読めないし、テレキネシスで動かすこともできない。まるでめちゃくちゃ重いロボットだ。僕は瞬間移動を準備して、逃げようとした。だが、それは成功しなかった。急に生物の手が伸びてきて、僕をつかんだからだ。僕の超能力は触るものも持って行ってしまう。だから今瞬間移動をしてもついてくるだけだ。あの生物はどんど音近づいてきた。だから、いい方法をすぐに考えないといけなかった。その時考えた考えがあったので、試してみた。普通に瞬間移動を使ったのだ。だが、それは完全に成功した。僕は普通に生きているが、あの生物は遠くで壁の中にめり込んでいた。僕は思いっきり逃げ出そうとつかまれている手らしきものをのけようとしたが、びくともしなかった。なので、一番最後に残っている方法を使った。「自爆」僕は爆発した。これは少し使いたくはなかった。今まで2回しか使ってなくて、ほぼ使う時がなかったからだけだけど、まだ慣れていない。だから僕は自爆をすると再生するのに5分かかるのだ。体が吹き飛ぶのだから。僕は地面に転がったまま再生するのをジーっと待っていた。だが、そこまでか
2024年6月10日
だが、どうやらこの生き物でもこの壁から逃げることはできなかったようだ。僕は5分後に回復して、その場を去っていった。僕はそのまま歩いていると段田の持ってきた。これには終わりがないのではないかと。だが、そのまま歩いていると終わりが見えた。といっても目で見えたわけではない。感じ取ったといえばいいのだろうか。道はどこまで見ても無限だし、壁を壊すことはできない。だから、ほぼここから逃げ出すことはできないだろう。だが、上を見てみるとあることに気づいた。その上に何かあるかもしれない。もしも何一つなければすぐに戻ってくればいい。だが、何かあればそれもそれだ。僕は旬化にどうで天井裏に登ってみた。思った通り、そこには何かがあった。また同じ部屋だ。またその天井裏に行ってみたが、そこにも同じだった。上に行っても下に行っても終わりは見えない。僕の喜びは消え失せてしまった。また探さないといけなくて、だんだんとだるく思えてきた。とりあえずさっきの生き物がいたところへ戻ってみると、そこには誰もいなかった。「?」僕は後ろを見てみると、そこにはあの黒い生き物がいた。それはあまりにも急すぎて、驚いた。「%$#@&!」その生き物は何かを叫び、僕に襲い掛かってきた。僕は少し反応に後れを取ったようだ。僕は襲われた。真っ暗闇だ。何も見えないし、何も触れない。だが、前のような苦痛はなかった。足を動かしてみると地面があるかのように動いている気がした。だが、地面を触れることはない。「ここはどこだ?」声は何かに当たって跳ね返ってきた。「やっほー」声は何度も跳ね返ってきた。だが、誰かがいる気配はしなかった。何もない世界でただただ自分の声を聴くことしかできなかった。その時思いだした。僕の超能力のことを、再び。超能力で光を作ってみると部屋の周りが見えた。ただ、僕は不思議な鎖で天井につながれているだけだった。だが、僕が動こうとした方向にその鎖は動いてくれた。だから地面が触れなくても動けたというわけだ。その通路の先にはドアが見えた。僕がドアに近づこうとしたとき、鎖が動かなくなった。いくら頑張っても動かなかった。仕舞いにはめんどくさくなって鎖を切ってみることにした。普通にプチ理と切れ、いったいどうやって僕を支えていたのかもわからない。まず僕を支えていたのかもわからなかった。僕は切ったと単に重力が現れ、地面に落ちた。もしも地面が見えなかったらめちゃくちゃ怖かっただろう。僕はドアを開けてその先に行った。なんとそこにはマグマの地面があった。反対側にはまたドアがあったが、そこに行く方法はない。だが、らを飛んでそこまで行った。それはとても簡単なことだったので、全く手間はかからなかった。反対側につくと、ドアを開けようとした。だが、開けるのは少しやめた。その先から何かの声が聞こえてくるからだ。できないというのはわかっていたが、試してみる会はあった。透視を使ってみると、本当にできた。その先には大量のハイエナが待ち構えていた。簡単に倒すことはできるだろうが、少し殺すのはよしたかったので違う方法を考えようとした。ちょうどその時に声がしてきた。殺せ。
2024年6月17日
気付けば地面、壁、天井が真っ赤に染まっていた。僕の体にも少しついている。「い、ったい…何が…」僕は自分の手を見た。あのハイエナを僕が殺したのだろうか。僕はなぜか何も覚えていなかった。僕は血をすべて集め、ボールにするとそのまま宙に浮かせて持っていった。何かに役立つ気がしたからだ。次の部屋には鼠がいた。これは倒す以外に方法はなさそうだ。鼠たちの目を見てすぐに凶暴さがわかる。僕はついさっき拾ってきた血の物質を変えてえ槍を作った。小さなガラスの破片といってもいいだろう。それを投げまくると、すべての鼠を退治することができた。これでもっと大きな血玉ができてしまった。僕はそれを連れて次の部屋に移動した。そこには何もなかった。次へのドアもなかったし、何も。そこにはサインが置いてあった。『次へは進めない』僕はため息をついた。「これからはどうするか…」僕は試しにサインを壊してみた。すると、地面から新たなサインが現れた。『やめろ』どうやら僕がこのサインを壊すと予想していたようだ。僕はまたサインを壊した。『やめないと痛い目にあうぞ』『もう一度やれば…』『人の話を聞け』何度壊しても違う反応が現れた。50回ほど壊すと、不思議な反応が現れた。『#####!!!』ここには何かやばいことが書いてあったに違いないと僕は心の中で思った。それを壊すと、目の前が真っ暗になった。『忠告したはずだ』最後のサインが目の前に現れた。と、舌に武茂が見えた。その先には地球が見えた。どうやら宇宙まで飛ばされたようだ。僕でもいったい何が起こっているのかわからなかった。「これって…やばい気がする…」ここは寒かったからだ。僕は死なないが、感じ取ることはできる。だから、ここは地獄のような場所だった。僕は持っていた血液を横に動かした。『爆発』その小さな血液は爆発を起こし、僕が地球に戻れる十分な力をくれた。僕は地球まで戻るのを待っている間に血液でいろいろと試してみた。人型を作ってみたが、色を付ける方法がわからず面倒になった。真っ赤でも戦わせるみたいなことができたが、それも無駄だった。僕が思った通りに動いたからすぐにつまらなくなる。速度を上げようともう少し爆発させたが、地面についたときには海の底にいた。どうやら着地地点をミスったようだ。泳いで上がると、地球が消えた。今度はいったい何かと思いきや、あの無限世界だった。僕はまたため息をついた。だが、今回は考えがある。血液を細かく分けて、そこら中に散らばせた。『爆発』すると、視界の中にあった場所はすべて爆発に巻き込まれた。忘れられては困る。僕は投資を持っているから視界というのは無限に先だ。ほぼ。その爆発で何もかもが壊れたのか、地面が揺れ始めた。「お、何かが起こり始めた」僕はその出来事を眺めながらワクワクしていた。だが、また地震は収まり、がっかりした。と、大爆発が起こった。僕は爆発で多分吹っ飛ばされ、時速千キロほどで空中を飛んでいった。気が付くと、そこは寒い場所だった。「まさか…」僕は地面を見た。そこには思った通り、サイコロが置いてあった。『ペナルティ:コンプリートしなかったため、初めからやり直しです』僕は膝をついた。「なんでだー!!!」
2024年6月24日